11日の日曜日から始まった講演の旅を一旦終え、今日は登別の自宅に帰る予定である。

三重県鈴鹿市〜名古屋市〜大阪市〜東京都池袋を巡った今回の旅では、オンライン講演のほかに会場に人が集まって受講する講演も4会場で行ったが、コロナ禍で途絶えていた集合研修の中で、仲間と一緒に受講できる喜びにあふれた表情にたくさん出会えて本当にうれしかった。

オンライン講演によって、会場に駆けつけることが出来ない人が、自宅や職場で講演を聴くことが出来ることは、とても良いことではあるが、会場で講師と受講者が同じ空気を吸いながら、対面で時間を友の知る良さも忘れてはならないと思ったりした。今後の研修会は、双方を同時に行う形が主流になっていくのだろうと思う。

昨日は池袋のスタジオから、介護事業経営研究会・C-MAS オンライン全国大会2020のシンポジストを務めた模様を全国の介護事業経営者の皆さんに向けて配信されたが、いかがだったろうか。
介護事業経営研究会・C-MAS オンライン全国大会2020
2つのシンポジウムで語らせていただいたが、他のシンポジストの方々もそうそうたるメンバーで、とても勉強になった。

いつの世も、生き残っていくのは、「強いもの」ではなく、「変化できるもの」という言葉が、僕の中では大変印象に残ったシンポジウムであったが、そのためにも情報を、「取りに行く」という姿勢が介護事業経営には欠かせない。僕は最新の正確な情報を伝える側として、ますます責任感を持っていこうと思う。

1部のシンポジウムでは、看取り介護・ターミナルケアについて議論した。そこでも少し触れたが、「コロナ禍の面会制限」によって、今わの際の別れが、「仕方ない」の一言で失われてよいのかということを、介護施設関係者の皆様はどうか真剣に考えてほしいと思う。

この問題については、朝日新聞・全国版の21日(水)の朝刊「読者の声」に、僕のインタビュー記事が掲載される予定になっているので、是非機会があればご覧いただきたい。

ところで新聞報道によると、14日に国民一律5万円の定額給付金支給を盛り込んだ40兆円規模の追加経済対策などを求める自民党議員からの要望書を受け取った首相は、新たな新型コロナウイルス対応の必要性の訴えに対し、「そういう方向で頑張る」と応じたそうである。

これらの新たな対策費は、26日召集予定の臨時国会で2020年度の第3次補正予算案を編成する方向で調整に入っているそうだ。

補正予算案は、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込む消費の喚起や雇用の創出など、追加の経済対策が柱となる見通しだそうであるが、介護関係者の関心の一つには、補正予算の中に再度「慰労金」が含まれてくるかということがある。

5万円と20万円のどちらかが介護関係者に支払われる、「慰労金」については、6/30までの勤務状況によって支払われることになっており、それ以降に新たに介護事業者に勤務した人は対象外であるし、5万円の支給を受けた人が、6/30以降に感染者に対応したからと言って、その金額が20万円に増やされることもない。

そこで6/30以降の対応に対する慰労金も支払われてよいのではないかという議論がある。介護関係者にとっては、その実現を期待したいところだろう。

ところでこの慰労金については、申請期限が都道府県ごとに違っているという問題がある。「都道府県によって異なる慰労金申請期限を調べてみた」という記事に、都道府県別の期限を紹介しているが、すでに申請を締め切っている県もある。

そうした地域で、受給資格があるにもかかわらず、申請されないことで慰労金が支払われない人がいるそうである。どんな事情があるにせよ、申請されずに慰労金が支給されないという事態は、あまりにも気の毒である。次の国会審議では、そうした人の救済策も検討してもらいたいものだ。

さてそろそろ空港に向かう準備をせねば・・・。来週は自宅からオンラインで講演配信とシンポジム参加の予定がある。そこでまたお愛しましょう。
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