本題に入る前にお知らせを一つ。一昨日紹介した、配置基準緩和案についてのアンケート結果について、たくさんの皆さんから、自分のブログ等で紹介しても良いかとか、内部資料にデータを使わせてもらってよいかなどという問い合わせをいただいている。
リンク先のデータ情報や、コメント内容などはどうぞご自由に使って結構である。リンクを貼りつけるのも自由である。皆さんからいただいた貴重な意見なので、どうか自由にお使いいただき、広くその声を様々な場所に届けていただきたい。なおリンク先の紹介などの連絡や礼なども一切必要ないので、気軽に利用してほしい。
簡単に言えば挨拶なしに、どんどん勝手にお使いになって構わないということだ。
なおCBニュースの連載にもアンケート結果へのリンクを掲載したが、その連載記事は現時点で週間アクセストップになっているので、こちらの文字に張り付いたリンク先を参照願いたい。
さて本題。
介護事業者が雇用する人の中には、他業種から転職してくる人も多い。
人手不足が常態化している介護事業者は、「未経験者歓迎」というスローガンを掲げて、職員を募集しているところも少なくない。その謳い文句を信じて資格も経験も全くないまま、未知の、「介護職」に挑戦する人も珍しくない。
そういう人たちに本当に親切に介護の知識や技術を教えたうえで、仕事をしてもらえる環境が整っているだろうか。未経験者を歓迎するとしたら、未経験者もシッカリとした技術を身に着けて、安心して介護サービスの場で働けるように育てる義務があるが、その義務を果たしているのだろうか。
どうもそうでない介護事業者が多そうだ。
未経験者を歓迎するとして、未経験者をいきなり介護現場に放り出して、知識も技術もないままの状態で、先輩職員のやり方を見ながら、わからないことは聴いて覚えるというのでは、あまりに乱暴であるし、それは教育訓練にはなり得ない。育つも八卦、育たぬも八卦という世界だ。
そうしないために僕は、新人教育は座学による基礎学習を経たうえで、その基礎学習を実地の場で確かめるOJTにつなげることが大事だと繰り返し主張してきた。しかしその座学による基礎学習を、単なる事務連絡と勘違いしている事業者も多い。
年金や社会保険の説明は基礎学習ではない。就業規則の説明は基礎学習として大事ではあるが、それが中心ではない。介護職員ならば介護技術を座学でしっかり学ぶ時間を十分とらねばならないのである。
介護マニュアルも、それはOJTに入った段階から使うツールと勘違いされても困る。介護マニュアルは、座学による基礎学習の段階で、しっかり頭に叩き込む必要があるのだ。目と耳で学んだマニュアルの方法を、実際の現場で試してみるのがOJTであることを忘れてはならないのである。
そしてOJTにおける指導職員は、その指導法を学んだうえで教育を担当する必要がある。「わからないことがあれば質問して」は、駄目な教育の典型であることも知っておかねばならないし、相談の仕方を教えることも指導の中には含まれてくる。そのことをしっかり理解しているだろうか。
そうした職員育成・指導教育の在り方について、現在内田洋行主催のオンラインセミナーの講演で具体的に語っているが、その3回目の講演が10/6(火)19:00〜20:00に配信予定だ。
今回は介護リーダー・一般職員向けの人材育成方法がテーマである。文字に張り付いたリンク先から申し込み可能であるが、どなたでも無料で視聴可能なので、前回までの講演を聴いていない方も、この機会に是非申し込みいただきたい。(申し込みはこちらの福祉からどうぞ。)
下記のユーチューブ画像は、前回の講師紹介と、僕の講演の冒頭部分である。参照していただければと思う。
(司会者による講師紹介)
(経営者・管理職向け人材育成セミナーの冒頭部分)
いずれも30秒程度の短い動画なので、試しにぜひ一度ご覧になったうえで、オンライン講演の参加申し込みをいただきたい。
またこうした人材育成講演は、職場内の研修として行うことも重要だ。そうした研修講演もオンラインを通じて行うことができるので、講師希望の方は是非お気軽にメール等で相談いただきたい。連絡は、僕の公式サイトの右上の✉マークをクリックするか、グレーの帯になっている部分に書いてある連絡方法を選んでいただきたい。
講演テーマは、講演予定・履歴を見ていただければ、多彩で広いテーマでお話しできることがわかると思う。僕一人で複数のテーマを一度の講演で話すこともできるので、一度相談いただければありがたい。
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