今日は7月7日で、七夕のイベントを予定していたところも多いだろう。しかし九州は豪雨でそれどころではないだろう。豪雨に見舞われている地域の方は、くれぐれも安全確保に努めていただきたい。これ以上の被害が広がらないように祈ろう。
北海道もあいにくの雨だが、僕が住む地域の七夕は8月7日なので、あとひと月後だ。北海道でも七夕は7/7と7/8の地域に分かれている。彦星と織姫は年に2回出逢えるのだろうか・・・。7/7の7並びなので、この記事の投稿時間も12:12に合わせた。それに気づいた人はいるだろうか・・・。
それはともかく本題に移ろう。僕が主宰する、「あかい花道場」は、もともと5人限定の小さな勉強会なので、コロナ禍においても休むことなく、2月に一度の道場は続けられている。
この道場は、五本のあかい花たちが、日ごろの業務の中で感じた疑問や悩みなどを素直に話し合う場なので、感情のあり様が分かり合える空気が必要である。よってリモート研修という形はなじまない。
だから感染予防対策を十分とりながら、集合研修という形をずっと続けてきている。研修会場は無料で借りられる公民館の一室であるが、それなりの広さがあるため、5人の生徒と僕の6人の距離は十分とることができるし、換気にも気を付けているので、感染の心配をせずに学び合っている。
現在3期生が2年目の学びの最中であり、来年3月にこの五本の花は道場を卒業することになる。それまでに僕の知識をすべて伝えて、彼ら・彼女らなりの介護という職業に対する確固たる思いを形成してもらいたいと思っている。
今月の道場は5日に無事終了した。そして残りは9月.11月.1月.3月とあと4回となってしまった。そろそろ第3期生の集大成に取り掛からねばならない。思い残すことがないように全力で生徒たちに相対しようと思っている。
そんな、「あかい花道場」ではあるが、メンバーの中には悩みを抱えている生徒もいる。その中には人間関係を含めた愚痴に近い悩みもあるが、この道場で学んだことによって、自分たちの職場の問題点が見えてきて、その解決策が見えないことが悩みとなるケースもある。
僕はその悩みに真摯に耳を傾け、考え得る解決法を探す手伝いをする。
現実の職場では、メンバーが学んだ知識をまったく生かすことができない意識の低い職場も多い。
誰かのあかい花になるためには、対人援助の場でメンバーが向かい合った人々の心を壊さないように、最低限のサービスマナーは必要だという観点から、利用者に丁寧な言葉で接することは当然だという意識を徹底する教育をしている。しかし自分が所属している職場のトップにマナー意識が無く、職場全体で言葉や態度の乱れが目立つことに悩みを抱えている生徒もいる。
そういう場所では、トップの意識変化がない限り現場職員の意識は変えられない。いくら僕の生徒が頑張っても、一人の力では変えられないものがある。それだけではなく、頑張って何かを変えようとする人間が、浮き上がっていじめに近い嫌がらせを受けたりすることもある。
そんな環境に置かれた生徒については、ある時期にその職場に見切りをつけることも必要だとアドバイスすることもある。そういう事業者からサービスを受け続けなければならない利用者は不幸だが、そこに居続けても変えられないのであれば、自らの心を壊したり、矜持を失ってしまう前に居場所を変えたほうが将来のためになると思うのである。
そのことは、「今いる場所で咲けないならば、咲く場所を探して居場所を変えて咲きなさい」というブログ記事の中でも考え方を書いているので参照してほしいが、心無い介護事業経営者の存在により、志のある若者たちの介護プロフェッショナル意識がズタズタに切り裂かれ、使命感も誇りも失われていくという実態が少なからずあるのだから、居場所を変えて咲くことも必要な時があるのだ。
その時には新たな職場を選ぶ必要があるが、自分の人脈だけで良い転職先を選ぶことは難しいので、信頼性の高い無料転職支援サイトを紹介している。

今月の道場には、この転職支援サイトを利用して6/1〜新しい職場で働き始めた生徒が明るい顔で参加していた。感想を聞くと、以前の職場とは天と地ほどの違いがあると言って、やりがいを感じながら、毎日仕事が楽しいと言っていた。
その生徒は、「何が楽しいと言っても、介護の質を上げようとする提案は、頭ごなしに否定されずに、みんなが耳を傾けてくれるからやりがいがある。」と云う。利用者に向かって失礼な言葉を掛ける職員が一人もおらず、普通に丁寧に接する職員ばかりなので、ストレスも感じず楽しく働けているとも云っていた。やっと自分に合った良い職場を探すことができたようで、僕も嬉しく思った。
こんなふうに介護という職業に志を高く抱いている人にとっては、給与等の待遇も大事だが、それ以上に自分の目指す介護実践が可能かどうかということが、ストレスなく楽しく働くためには重要なのだと思う。
そういうポジティブな意味の転職は、決して否定されるべきではないのだ。
勿論、安易に職場を変え、それが癖になってその場で咲こうとしなくなるのは問題である。だからこそ、一度転職を決意した際は、次の職場が自分に適したところで、ずっと働ける場所であることが重要なのだから、その際の職場選びは慎重にしたいものだと思う。
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