1日に発出された介護保険最新情報842で示された通所サービスとショートステイの算定特例が極めて評判悪い。

この特例は、「感染拡大を防止する事業所の対応を適切に評価する措置」であり、通所サービスでは実際にサービスを提供した時間の報酬より2区分上位の報酬を毎月一定の回数に限り算定でき、ショートの場合は緊急短期入所 受入加算を一定回数上乗せして算定できるというもの。

おそらく6月請求分からが対象となると思われるが、自動的・機械的に高い報酬を算定できるわけではなく、特例算定の前提如件として、『介護支援専門員と連携の上、利用者からの事前の同意が得られた場合には〜(以下略)』という風に釘をさす文章も明記されている。

そのため特例算定についてはすべて、後の実地指導において確認されることになろうと思え、その時に同意をいただいたという証拠になるのは同意書をおいて他になく、同意書の取り交わしは必須である。(※算定要件に同意の記録で良いという記載がある場合は、この限りではないが、今回の特例算定はそのような記載がない。)

さらに給付管理を行う担当ケアマネジャーにも十分理解を得ていなければならないが、関係者からは、同じサービスを受けていて、日によって額が異なる状況がおこり利用者の理解が得られないとか、同意を得られた人だけ高い報酬を算定するのは、同意を得られない人と比べて不公平が生ずるとか、計画担当ケアマネが必要性を認めず給付管理上の対応をしてくれないという苦情が続出している。

このように自己負担の伴う特例は問題が大きすぎる。いっそのこと特例算定の上乗せ分については、自己負担をなしにするなどのルールが必要ではないだろうか。

さて話は変わるが今日は6月最初の週末である。緊急事態宣言が解除され、街に人手が戻りつつあるが、東京の新規感染者が一時一桁数になったのに、昨日は20超えてきている。北九州でのクラスター感染も収まっていない。

これ以上感染が広がらないように、まだまだ警戒が必要で、この週末が休みの人もまだまだ不要不急の外出は控えたほうが良いのではないかと思う。家でゆっくりと疲れをとる週末も良いのではないだろうか。そんな方には、『実在する「ボロ宿」を巡りながらドラマは展開します』で紹介しているような無料動画を是非愉しんでいただきたい。

ところで6月と言えば、『父の日』がある。再来週の日曜日がその日になるが、僕は息子たちから何かもらえるだろうか・・・。お父さんがお元気な方は、是非ありがとうの言葉を添えて、気持ちを形にして贈ってほしい。

僕が父を失ってから14年、母を失ってから13年経っているので、自分の両親に物を贈る機会はない。物を贈ることさえできなくなる別れは、ある日突然やってくるのだということを身に染みて感じている。

生前父や母に逢うのは、正月とお盆くらいのもので、それが永遠に続くとは思ってはいなかったが、14年前と13年前のその日に、永遠の別れが来るとは思ってもみなかった。

仕事も一番忙しい時期だったので、孫の顔を見せに帰省することもほとんどないまま「孝行のしたい時分に親はなし」という言葉は、まさに僕のような薄情な息子のためにある言葉なのかもしれない。

今、ご両親か、そのどちらかがお元気な方は、それが当たり前ではなく、永遠に続くものではないということを思い出して、もしかしたらお別れのカウントダウンが始まっているかもしれないことを心にとめておいてほしい。

感謝の気持ちは、言葉にしないと伝わらないものではないかもしれないが、自分が思ったほど気持ちは相手に伝わらないことも多い。それが人の性でもあるのだから、せめて記念の日には、大切な人に照れずに言葉を贈りたい。その時には感謝の気持ちを形のあるものに込めても良いのではないだろうか。『言葉は心を超えないから、記念の日には心を形にして贈りたい』という記事も是非参照していただきたい。

今朝のニュースでは、高知県の小学校臨時教員が3.11でたくさんの犠牲者を出した宮城県石巻市立大川小学校の児童の遺族3人に殺害予告の手紙を送って逮捕されたと報道されていた。犯人は児童8人が殺害された大阪教育大付属池田小にも遺族殺害予告の手紙を送ってるらしい。

狂っていると思う。こんな仕打ちは心の傷がいえない遺族にとっては2重の苦しみにしかならない。なぜこんな人間がいるのか、しかも小学校の教員なのか理解に苦しむ。

どうぞ人を愛し、人に優しい世の中でありますようにと祈ることしか僕にはできない。短い人の一生で、傷つけあって生きていくのは無駄な過ごし方でしかないと思う。人に対する関心は、愛情のある方法で向けてほしいと思うのである。

どうぞ優しさが、人の心を癒すために、何より必要であることを忘れないでください。あなたは人を愛するために、この世に生まれ、生かされているのですよ・・・。
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