日本有数の観光名所である登別温泉は、感染拡大予防のため主なホテルや旅館、テーマパークや土産物店などが休業しており、観光客もほとんどいない。
有名な桜並木(桜のトンネル)にはもうじき花が咲くが、今年は地元の人以外見る人もいないだろう。
観光業界にとって今後のダメージもかなり大きなものとなり、職を失う人が増えるのではないかと心配している。そうならずに感染症が広がる以前の平和な暮らしに一日も早く戻ってほしいものだ。
ところで今日はこどもの日の祝日だ。
暦通りに休みを取れている方は、明日が連休最終日となって、明後日から仕事で出なければならないことを考えて今日あたりから憂鬱になっているかもしれない。
しかしこのような状況の中で普通に仕事ができるということはとても幸せなことだ。何事もポジティブに考えて、明日から元気に出勤してほしい。
くれぐれも連休明けで出勤した折に、連休疲れでエンジンがかからないようなそぶりを見せないでほしい。
介護サービスの場は、暦通りに休めない人によって支えられている。何年間も連休などまともにとれないでいるシフト勤務者も多い。そんな人たちにとって、連休明けの人たちが疲れた顔で仕事に乗ってこれないようなそぶりを少しでも見せることは腹立たしいことである。
実際に腹立たしく思うような人がいない場合でも、そうなるかもしれないと思い、他人が不快になるような要素を少しでもなくするという気遣いが、チームワークの基盤になるのではないかと思う。
職種が違うから仕方ないとか、年間休日数は同じなのだから、自分が働いているときに休める人が、暦通りに休んだことに文句を言うなという理屈はもっともだが、感情は理屈ではないのである。
今少しだけ良い思いをした人が、そうでなかった人に対して、少しだけ気づかいするということが大事なのだ。それも大げさで難しいことではなく、休みの疲れや余韻を仕事場に引きずらないという、社会人として・職業人として、ごく当たり前の姿勢を貫くだけで良いのである。
そうしたちょっとした気遣いが、職場環境の良し悪しにつながる大きな要素なのだ。
自分が休んでいる間に働いてくれてありがとうという気持ちを、シフト勤務者に持つことが、様々な場面で良好な人間関係やチームワークにつながるのではないかと考えている。
介護サービスの場は、今大変な状況である。新型コロナウイルスの感染者がいつ現れるかもわからない中で、シフト勤務者は決して多くない勤務者数で、多くの利用者に対してサービスを提供せねばならず、そのことに関して暦は関係ない。施設長や管理職・事務系の職員がすべて休みとなっている職場では、直接介護業務に携わっている人にすべての業務負担がかかってくる。
そのプレッシャーは、いつもの連休の比ではないだろう。だからこそこのGWに限っては、施設長や管理職は休まずに出勤したほうが良いと提言した。(参照:非常時こそ指揮官先頭・指揮棒は最前線で振るべし)
それができなかった職場では、休み明けの職員の一人一人が、是非休まずに利用者対応と感染予防に努めた職員に敬意を払っていただきたい。働き続けてくれた職員の皆さんに、ちょっとした感謝の気持ちを口にするだけで、職場は明るく働きやすくなるのではないだろうか。
お互いが気遣いし合う職場では、妬みは生まれにくくなるのではないだろうか。心は見えなくとも、心づかいは見えるときがあるのだから、そうした気遣い・心づかいを見えるかすることが、トップや管理職には求められているのではないだろうか。
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