僕が上梓している本の中で一番新しい本は、看取りを支える介護実践〜命を支える現場から」(日総研出版)である。

この本は、「看取り介護」という介護の一領域にテーマを絞っているため、読者には限りがあるのかなと考えながら上梓した本であるが、昨年1月に出版以来たくさんの方々に購入いただいて、業界本としては異例の販売部数となりつつある。これもひとえに読者の皆さんのおかげである。

看取り介護という言葉は、介護の場のみならず、一般的にもかなり浸透しており、看取り介護を実践する場も広がっている。しかし看取り介護の実践レベルには、実践主体によってかなり差が生じており、単にそこで死ぬ人がいるだけで、看取り介護を実践していると勘違いしている人が多いのも事実である。

この本を読めば、偽物の看取り介護がいかに人を幸せにせず、人生の最終ステージを生きるための、「暮らしの質」を引き下げているかがわかるだろうし、その真逆にある、『本物の看取り介護』とは何かということがわかるだろう。命に寄り添う真の看取り介護実践を目指す方は、ぜひ一度手に取って読んでほしい本である。

しかしその本の出版からもう1年以上過ぎてしまった。読者の皆さんからは、「次の本はいつ出るんだ」とか、「もう本は出さないのか」という声も聴こえてきている。

執筆作業はかなりエネルギーを使うために、執筆直後はもう本を出版するための原稿は書きたくないと思ったりすることも事実だが、せっかく読者が待っていてくれるのだから、ずっとさぼっているわけにもいかないし、時間が経ったことで僕にもそろそろ執筆エネルギーがたまってきた。それに僕も年だけに、いつまで本を書くことができるかわからないし、書いても出版してくれる会社がいつまでもあるとは限らない。

ということで読者ニーズと、筆者の意欲があるうちに本を出した方が良いと考え、今年も新刊を出版することが決まっている。

今度の新刊は、「人を語らずして介護を語るなシリーズ」と「介護の詩〜明日へつなぐ言葉」の出版元である、ヒューマン・ヘルスケア・システム社(HHCS)から出版されることになっている。

それは単なる予定ではなく決定事項あり、新刊は今春確実に出版されることになる。なぜならすでに僕の執筆作業は終わっており、原稿はすべて出版社に送っているからだ。現在出版社では編集に取り組んでいるところである。

新刊の内容は、愛を込めた激辛介護評論というものになるだろうと思う。
無題
(※画像は送った原稿の一部である。ただしこの原稿が採用されるかどうかは現時点ではわからない。)僕は今、ひたすらゲラが挙がってくるのを待っている最中だ。ゲラが送られてきたらすぐにでも校正作業にかかる予定であるが、今はただ編集者の方に頑張れとエールを送るのみである。

今回の新刊は、僕にとって7冊目(共著本を入れると8冊目)の自著本となるが、今まで出版された本と異なるのは、今回の本には僕の書いたものだけではなく、編集者による僕のインタビュー記事も載せられるという点である。そちらにも是非注目いただきたい。

出版の折には東京都内で、「出版記念シンポジウム」も開催する予定なので、是非全国津々浦々からお集まりいただきたい。

今頭を悩ませているのは、本のタイトルをどうするかということである。いくつか候補を挙げなければならないが、なかなか良いアイディアが思い浮かばない。

誰か知恵を貸してくれないだろうか(笑。

良いタイトル案がある方は、コメント欄に候補を書いていただくと、本当にそのタイトルが採用されるかもしれない。その場合は、当然のことながら本を進呈させていただくつもりである。

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