長崎では今、インフルエンザが流行している。

昨日大村市で行った講演会も満員予定であったが、インフルエンザで急遽参加できなくなったという受講者が複数おられ、ところどころ席が空いていた。

体調を崩された方の一日も早い回復を祈るとともに、全国の皆様も体調管理に十分注意して、感染予防と感染拡大防止に努めていただきたい。

僕は今朝10時に諫早市のホテルを経って、さきほど南島原市に到着した。今日は午後2時から、「南島原市主催・住民向け講演会」の中で、「いつまでも安心して住み慣れたまちで暮らしていくために〜終活の視点から看取り介護まで」というテーマで話をする予定だ。そこでは、「終活(しゅうかつ)」という大きなキーワードがある。

終活」という言葉は、2010年の新語・流行語大賞にノミネートされた比較的新しい言葉である。その言葉はもともと、『週刊朝日』とう冊子から生み出された言葉とされており、同誌元副編集長の佐々木広人氏が生みの親とされている。だから終活という言葉について、明確に概念統一されているわけではない。

一般的な理解としては、終活とは人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括したものであり、自分がまだ元気で意思を伝えられる時期に、自分自身のための葬儀や墓などの準備や、財産処分の方法などを決めておくこととされている。

例えば終末期に意思を伝えられなくなったときに備え、リビングウイルの観点から、どのような医療を受けたいのか、口から物を食べられなくなったときにどうするのかなどの、具体的な希望を第3者に伝えて記録しておくことが、「終活」ということになる。

つまり終活とは、死と向き合い最後まで自分らしい人生を送るための準備のことといえるわけであり、「これまでの人生を振り返る」・「残される家族のことを考える」・「友人、知人、今までお世話になった人たちへの思いをつづる」・「やり残したことや叶わなかった夢などを書き出す」などを行うことで、これから先にできること・できないことの整理をする活動ともいえる。

それを行うことで、自分が人生の最期をどこでどのように過ごしたいのかを、一番信頼できる人に伝え託すこと可能となる。さすれば終活とは、自分らしい最期を生きるための準備であるといえるわけである。

繰り返しになるが、終活は元気だからこそ、自分の意思をしっかり表明できるうちだからこそできる活動である。だからこそ自分の「死」を見つめること、語ることを縁起が悪いと言わず、タブー視せず、間に合わなくなるまえに、死ぬ時にどうするか、死んだ後にどうしてほしいかを真剣に考えてほしい。

終活の具体例としては、.┘鵐妊ングノートを書く、遺言状を書く、お墓を決める、じ亀い覆Δ舛ら遺品整理をするなどが考えられる。

そのためには正しい情報が必要になる。特にリビングウイルに関して言えば、延命治療と自然死をどう考えるのかが重要となり、終末期の点滴や、食物の経口摂取が出来なくなった後の経管栄養のメリットやデメリットなどの情報が不可欠だ。

延命のために経管栄養にするかしないかは、治療にあたる医師が、本人の意思を無視して決めるべき問題でもないし、ましてや施設関係者などのサービス提供者が決める問題ではない

だからこそ一人一人の地域住民が、自分の意思として延命治療を受けるかどうかを判断するために必要な情報を得て、そのことを理解しなければならない。さらに自然死を選択した際に、どこでどのように人生の最期を過ごすことが出来るのかという情報も必要だ。

「看取り介護を行えます」・「たくさんの人を看取った実績があります」とアナウンスされている場所で、本当の意味で看取り介護・ターミナルケアが行われているかどうかは、その実態を見なければわからない。少なくとも「看取り介護加算を算定している」=「適切な看取り介護が行われている」ということにはならあにということにも注意が必要だ。

ありえコレジヨホール (長崎県南島原市)では、地域の皆様に向かって、そのような情報をわかりやすく伝える予定だ。

透き通った南島原の青い空が僕を迎えてくれている。

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