僕は今、羽田空港から新千歳空港に向かうおうとしている。しかし一旦滑走路に向かっていた飛行機のエンジン不良で、整備が必要とのことでターミナルに引き返している・・・。一体どうなっているのか?今日中に家にたどり着けるのだろうか。

本来ならこの時間は、今年最後の東京での仕事を終え、年末年始は自宅で過ごすために北海道に向かっているはずであったのに、年末のこの時期に予想外のハプニングである。

仕方ないのでブログ記事でも更新しながら待つことにしよう。
※今アナウンスがあり、エンジンそのものではなく、エンジンスタートシステムの不具合とのことで、これから整備に1時間ほどかかるとのこと。乗客は全員機内で待機しながら、整備が終わって離陸するのを待つとのことだ。

今回の上京では、世田谷で講演を行ったほか、出版社との打ち合わせも行って、来春出版予定の新刊本の最終アウトラインを設定し、3月にも上梓できる予定を立ててきた。皆様が買いやすいように、できるだけお手頃価格にして出版したいと思うので、春までお待ちください。

今後の僕の予定としては、1/8〜長崎県での4市6講演から仕事始めとなるが、それまで自宅で過ごす予定である。

とはいっても年明け早々に連載原稿の締め切りがあるし、これから仕上げにかからねばならない1月中の講演スライドも複数あって仕事納めはまだ先である。一家の主としてしなければならない家の大掃除等も全く手を付けていないので、明日・明後日はそちらに力を注がないと家族から冷たい視線を浴びそうだ。

そのため完全休養となるのはおそらく大晦日以降だろうと思っている。

元旦は毎年妻の実家にお邪魔することになっているが、そのあとはせめて正月2日と3日の箱根駅伝は、自宅で酒でも吞みながら完全視聴したいと思っている。

ところで今回の年末・年始は暦の並びが良くて、明日から休暇に入って9連休という人も多いそうだ。

僕が以前勤めていた社福や医療法人は、31日から正月3が日までが年末・年始の休暇だったので、とてもそんな長い休みとはならないが、それでも新年1/4が土曜日なので、31日から5日までの6連休となるような暦の並びとなっている。

しかしそれはあくまで事務系職員だけの話で、シフト勤務の介護職員等にとっては関係のない話である。

毎年この時期に思うことではあるが、世間の暦に関係なく働いてくれる従業員の皆さんがいるからこそ、事務系職員等は休みが取れるとも言え、シフト勤務者は休みをとれる職員にいくら感謝されても、され過ぎということはないと言ってよいと思う。

しかもこの時期の介護施設等は、シフト勤務者が幾日かでも休みを取れて、少しだけでも年末・年始の気分に浸ってもらうために、できるだけ少ない人数でシフトを組むことが多い。そうであるがゆえに勤務している職員には平常より多くの負担がかかることになりがちである。そんな勤務を、「自分が休みの時もあるので、お互い様です」と言って、文句ひとつ言わずに働いてくださる方々がたくさんいるのが介護事業の一面でもある。そのような人たちに感謝の気持ちを忘れてはならない。

そういう人たちの存在によって介護事業は支えられているが、そんな人たちの存在は、介護支援を求めている人たちにとっても必要不可欠な存在であることは、今更言うまでもない。様々な事情で介護支援を必要とする人にとって、介護支援そのものが命綱であり、それは1日たりともおざなりにしてよい行為ではなく、介護支援を休みなく届けてくれる人そのものが命綱といってよい。

介護従事者にとって、それは仕事だから当たり前だろうという前に、そのような人の命と暮らしを護る行為を職業としてくれている人たちに感謝したいと思う。

世の中にはもっと楽にお金を稼げる職業はたくさんあるのだ。介護事業者で働く人が稼ぐ程度の収入ならば、別の多くの職業でもそれと同等程度の対価が得られるのも事実だ。そんな中で介護という職業を選んでくれている人たちに感謝してはならないわけがない。

対人援助の仕事以外でも、暦に関係なく働かねばならない職業はたくさんあるが、そのような職業に就いている人の中にも、自分の家族が年末年始に関係なく介護サービスを利用できることで、自分も仕事に出られるという人も多い。そういう人たちにとっても介護支援は必要不可欠な社会資源だ。

いうなればこの時期に暦に関係なく介護の職業に従事している人たちによって、この社会も経済も支えられているという一面があるのだと思う。そういう人たちが特定加算等で給与が上がることは良いことだと思うし、それを他の職種の人が妬むのもどうかしていると思う。

そういう人たちの待遇がもっと優遇される社会となることを望む。

しかし介護サービスの場において表面化する虐待や不適切サービスが、氷山の一角であるというふうに思われるのであれば、介護という職業に多くの対価を手渡すことに国民は反発するだろう。

だからこそ利用者の生活課題を解決して、それらの人々の暮らしが豊かになるという、「結果を出す介護」を創り上げていかねばならない。

介護職をはじめとした関係者の待遇がもっと良くなることを、すべての国民が認めてくれるように、スキルの高い人材を育てていかねばならない。そのためには根拠ある高い介護技術を持つ対人援助の専門家が、マナーと節度を持ったサービスに徹するようにしていく必要がある。

そのことに気が付いていない人の目を覚まさせる活動を、僕は来年も続けていくつもりだ。

そんな場所に来年もたくさんの方々が訪れてほしい。志を高くする仲間がつながっていく先にあるものは、決して他人の幸福のみならず、介護を職業としている人自身の幸福でもあるのだということを信じてほしい。

そのためにこれからも、本物の介護の方法論を共に語り合いましょう。

※もう一つのブログ「masaの血と骨と肉」、毎朝就業前に更新しています。お暇なときに覗きに来て下さい。※グルメブログランキングの文字を「プチ」っと押していただければありがたいです。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。


masaの最新刊看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
TSUTAYAのサイトからは、お店受け取りで送料無料で購入できます。
キャラアニのサイトからも送料無料になります。
医学書専門メテオMBCからも送料無料で取り寄せ可能です。
アマゾンでも送料無料で取り寄せができるようになりました。