3年前まで僕が講演を行なったことがない県は、全国で山梨・島根・鳥取・香川の4県であった。

その4県のうち島根県は一昨年、松江市と浜田市で2講演を行った後、昨年も太田市と益田市で講演機会をいただき、さらに今年も松江市で再度講演を行う機会をいただいた。

香川県は昨年初めて高松市で講演を行う機会をいただき、今年も引き続き高松市にご招待いただき2年連続講演を行なっている。

そのため現在、僕が講演を行なったことがない県は、山梨県と鳥取県の2県となっている。当該県の関係者の方に、ぜひご招待いただけるようにお願いしたいものだ。

さて今年で3年連続講演依頼をいただいた島根県であるが、その予定が来週の月曜日に迫っている。今年の島根県講演は島根県老施協の主催する、「看取り介護セミナー」である。朝10時から始まって、終了は午後4時という長丁場の講演で、午前2時間・午後3時間の合計4時間のセミナー内容は、すべて僕の講演でグループワークなどは予定していない。

その内容は、全国7カ所(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡)を廻る日総研セミナーと同じであるが、当然のことながら今現在の最新情報を盛り込んで、今地域で求められている看取り介護の実践論をお話しする予定である。

講演事務局からは一昨日にメールが来てその内容は、「会場が定員150名しかないが、すでにその数に達する申し込みがあり、募集を終了した。」とのことである。ということで満員御礼に感謝するとともに、締め切り終了前に受付が終わって参加できなかった人には、この場を借りてお詫び申し上げたい。今回受講できなかった人が、次に受講できる機会を是非作っていただきたいと思う。

ところで看取り介護講演については、先週も札幌と東京でそれを行う機会があったが、そのうち札幌会場(受講者30名:120分講演)を受けた方のアンケート結果が昨日届いた。満足度が高い講演となってホッとしている。受講者の皆様の個別コメントも送られてきたので、下記に照会したいと思う。t当日の受講者のほとんどの方からコメントをいただいているが、それはまさに僕の看取り介護講演の評価であり、今後、僕の講師を依頼しようかと考えている人にも参考になると思うので、是非ご覧いただきたい。
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受講者の方々の声
・看取り介護は今後増すと思いますが、予測できないような事をどのように行うかが課題と思いました。
・色々と考えさせられる内容でした。
・最期の時を家族が元気なうちに話し、また、その様子を子どもたちにも見せたいと思いました。
・現在、看取りケアを行っているが、Drの考え方に納得していなく指示と思って点滴や酸素を行っていたが、今日の研修を受けて自分の考え方が正しかったという事がわかりました。また家族の意見だけではなく本人のリビングウィルは今後必要なことと思いました。
・看取りは、特別なこと、大変なことと思っていましたが、そうではないんだという事に気付かされました。今後、施設で看取りを行うかも知れないので是非参考にしたいと思います。
・最期の時を家族が元気なうちに話し、また、その様子を子どもたちにも見せたいと思いました。
・看取りが、生きていることの延長線上にあるという事が改めて実感できました。
・クレームの判別。対応方法を詳しく説明してもらい勉強になった。
・親の死後に、うつになったというケースから終末期の過ごし方を予め話し合っておく必要性がある事を痛感しました。今後に活かしていきたいです。
・看取りは日常ケアの延長であること。1つ1つのケアの中でも、最後につながることがある。明日から自分がどういうケアをするのか、看取りの時はこういうのが良いのかなど、色々考えることができた。
・直接看取りに関わる事は多くない小規模多機能に所属している為、実際のケースを例としていた内容は理解しやすく、実りある研修に参加できたと思います。
・看取りに限らず、介護に向き合う姿勢を学ぶことができました。一人一人の思いによって、今後の支援も変わるだろうと思い、皆がそれを共用できたら良いと思いました。
・家族ではない他人の看取りに関わる時、自分たちの行うケアにより、人生の最期の時の幸せ度が左右されることを改めて 実感しました。
・看取りは死を待つものとしか考えられなかったが、その人らしい生活を支え、安心・安楽な最期を迎えられるように支援すると学び、考え方を変えることができました。
・実際にあった事例が多く、今ユニットでも看取りの入居者様がいるので実践してみようと思う部分が多くありました。
・看取りのケースが少しずつ増えて、実際に関わる中でDrとの連携ややり取りについて、今後の課題を感じました。
・ご利用者様本位を間違えて捉えることの怖さ。そして、しっかり時間をかけて向き合っていくことの大切さを学びました。
・介護の仕事を始めて4年程で多くの看取りを経験してきましたが、利用者様、ご家族様とどう向き合うかを改めて学べて良かったです。
・今まで看取りを行っていて実感していた内容が多く、自信に繋がりましたが、まだまだ「あなたの大切な人を任せてください」と自信を持って言えないため、知識を付けて本人の代弁者となれるよう努力していきたいです。
・看取りへの心構えや、如何に自分が関わっていくと良いのかの道しるべとなりました。
・元気な時に、人生会議が出来るように、今後の仕事に生かしたいと思いました。そうすることで、残された家族に責任を負わせないようにしたいと、体験からも思います。
・今年、祖母が亡くなり、家族として看取りました。また誰かの看取りに接することがあった時に、本人の幸せを考えられるようにしていきたいと思います。
・ターミナルケアを行う施設、グループホームが多くなると思いますが、看取り介護をご家族にどう説明するかが重要であると思いました。
・とても勉強になりました。施設に戻って学んだ事を職員に伝え、本人やご家族が安心安楽になれる看取りケアを目指していきたいと思います。
・増えてくる看取りとどう向き合うか、どうケアするかをもう一度考えることができて勉強になりました。
・2時間はあっという間でした。ありがとうございました。
・老健での看取り介護の事例が知りたいです。
・接遇に関して、菊地先生のサービスマナーの講義を受講してみたいです
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以上、参考にしていただければ幸いである。

これらのコメントを読んでいただくだけで、僕がどういう方向から、どのような話をしているかわかるのではないだろうか。どちらにしてもそれは、僕が特養という介護施設の中で、ソーシャルワーカーの時代から、総合施設長として施設経営を行っていた時期に、僕の仲間と一緒に作り上げてきた介護の実践論で、そこにフィクションや空想は一つも含まれていない。

それは真実の実践論である。いくつかのケースや、そのまま現場で使える書式は、僕の最新著作本、「看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」に掲載されているので、文字に張り付いた日総研サイトもしくは下記の取り寄せサイトからご購入いただければ幸いである。

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