僕は今、この記事を福岡空港の「さくらラウンジ」で更新しているところだ。火曜日から滞在した北九州の旅を終えて、これから北海道に帰る予定である。

おかげさまで2日間にわたる講演も好評のうちに終えることができ、正味5時間の研修時間中を終えた後、受講者の方から帰り間際に、「一度も眠くなりませんでした」と声をかけていただいた。今日も担当者の方からアンケートの結果について、「自身の接遇や現場のケアが当たり前でないという事に気づけたようです。」という意見をいただいているとの連絡を受けた。自分の責任を果たすことができたようで、ほっとしているところだ。

今回、講演の依頼をいただいたのは社会医療法人・北九州病院さんであり、その本部で講演を行ったが、縁というものはあるものだと改めて感じた。というのも北九州病院さんから講演依頼をいただいたのは初めてだが、その本部で講演を行ったことが過去にあるのだ。

4年前に、「九州・山口三ツ星介護セミナー」という団体から依頼を受けて、講演を行った場所が北九州病院さんであったのである。おそらくその団体のメンバーに、同病院グループの方がおられて、場所を貸していただいたのであろう。(参照:三ツ星な人々との貴重な時間を過ごして

講演依頼を受けたとき、即座にそのことを思い出さなかったが、初めての依頼なのに聞いたことがある病院名だなと思ったのは、そのような縁があったせいである。

ところで北海道から北九州と言ったらずいぶん遠くに思われるだろうが(実際に遠いことは遠いのであるが)、新千歳空港から福岡空港までは直行便が出ており、2時間30分程度でたどり着くし(帰りは偏西風の影響で2時間くらいに短縮されることが多い)、博多から小倉までは新幹線乗れば20分弱で着くのだから、感覚的にはそう遠くは感じない。家から新千歳の移動を考えても、片道5時間もあればたどり着く距離である。

そういえば数年前には、東京に滞在していて、朝福岡空港に飛んで、午後一で博多で講演をして、そのまま北海道に帰るという弾丸講演を行なったこともある。それほど福岡県は遠く感じない場所であるし、年に何回も訪れる馴染みの場所でもある。その福岡県の中でも小倉は博多の次に訪れる機会が多い場所でもある。次は10月10日(木)にステーションホテル小倉で行われる、「九社連老人福祉施設協議会 通所介護部会セミナー」で、6時間の講演を行う予定である。
小倉駅のメーテル
今日は小倉駅でメーテルとデートした後、いったん北海道に帰るが、10月には小倉に再訪して2泊する予定なので、その際はまたよろしくお願いします。

さて講演に関連してよく尋ねられることがある。それは、「講演を依頼する場合に、受講者は何人以上とか決まりがありますか?」ということである。しかし受講人数はご心配いただかなくて結構である。日程の調整さえつけば、受講人数が数人の研修会等であっても喜んで受けさせていただく。

最近は、「介護事業におけるサービスマナー研修」の依頼が多くなっているが、この研修は法人単位・事業所単位の職員研修として行うと効果が高まるので、そうした単位での依頼も多くなっており、必然的に受講者は職員に限定される。場合によっては十人程度の研修となることも多い。それは全く問題のないことなので、講演依頼の相談はお気軽にメールや電話で連絡いただきたい。

最近も道内の遠軽町というところにある事業所さんから講演依頼があったが、受講予定者は17人ということである。このくらいの人数だと、じっくり職員さんの表情を見ながら、反応に応じた話をできそうである。近い距離で質疑応答もざっくばらんにできるのではないだろうか。

ところで僕は今まで講演を行っていない県は、山梨県と鳥取県の2県だけではあるが、市町村レベルで言えば圧倒的に行ったこともない地域が多いわけである。北海道の市町村も同様で、遠軽町という場所も今まで一度も行ったことがなかった。そのため講演依頼を受けた際に、「どういうルートで行けばよいのでしょうね。」とお尋ねさせていただいた。その結果の前に、このブログ読者の方は道外の方も多いと思うので、北海道地図で市町村の位置確認ができるように、下記に地図画像を貼り付けておく。
北海道地図
僕の住む登別市から遠軽町に行くためには、新千歳空港から大空町にある女満別空港に飛んで、そこからバスを乗り継いで遠軽入りするルートもあるが、そのルートの場合女満別空港からの乗り継ぎが不便である。そのため今回は、JRを乗り継いでいくことにした。

僕の住む地域の最寄り駅はJR登別駅ではなく、お隣の室蘭市にあるJR東室蘭駅である。すると(往路)は、東室蘭発8:24〜札幌着9:48〜札幌発11:00〜旭川着12:25〜旭川発12:41〜遠軽着14:46となり、所要時間6時間22分の旅となる予定だ。つまり今回の小倉講演に行く場合より時間がかかることになるのだ。やっぱ北海道はでっかい道である。

これだけ広いのだから、市町村の地域差もたくさんあって、同じ北海道でも、「こんな食べ物があるのか」と驚くことも多い。気温差も激しく、夏30度に達する地域がある同じ日に、日中の気温が10度をやっと超えるかどうかという地域がある日も珍しくない。よって北海道というくくりで、何もかも共通するというイメージは間違いであると考えたほうが良いと思う。

ところで遠軽という場所には言った言葉ないと書いたが、行ったことがなくとも縁がないわけではない。

僕が社会福祉の道に進むきっかけになった出来事はいくつかあるが、その一つに心を打たれるほんとの出会いがあった。そのことについては、『Think about my Daughter 〜「もうひとつの少年期」との出会い』で詳しく紹介しているが、その本の舞台である、「北海道家庭学校」のある場所が遠軽町であり、著者はそこの指導員であったはずだ。

今回の講演のお話をいただいた際に、ほかの予定をずらしてお受けした経緯には、僕の思い出と思い入れが少しだけ関係しているのである。

そんなことを考えながら北海道行きの飛行機の時間待ちをしているところだ。ちなみにお今日の昼ご飯は福岡空港ラーメン滑走路の、「海鳴(うなり」で魚介とんこつラーメンと、海鳴丼を食べた。
海鳴の魚介とんこつラーメン
福岡空港には、このスペースのほか搭乗口には、「一蘭」もあるが、僕は海鳴のラーメンが一番好きで、いつもここで食べている。ただフードコートには、福岡のソウルフード、「ビーフバター焼き」や、因幡うどん、佐賀のちゃんぽんの有名店にある人気メニュー、「井出カツどん」(ちゃんぽんの出汁をベースにしている)もあるので、こちらも食べてみなければならず、またの来訪機会が今から楽しみである。

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