台風25号は温帯低気圧となって北海道を昨日通り過ぎて行った。強い雨風に見舞われた時間もあったが、幸いに被害はなく、今日は体育の日にふさわしい青空が広がっている。
そんな秋晴れの連休最終日であっても、介護関係者は暦に関係なく働いている人も多いのだろう。僕もゆっくり休日を楽しむという状態ではない。
今週末、僕は品川といわき市で講演を予定しているが、その準備は万端整っている。しかし来週は、大分県日田市〜鹿児島〜東京と3地域で5講演、その直後は札幌〜東京〜大阪の3地域で6講演の予定が入っており、その講演スライドの一部が未作成のままなので、今日もスライドづくりに集中してできるだけ早く完成させなければならない。講演事務局に配布資料としてPPTスライドを事前に送らねばならないからである。
そんなわけで今日も朝からPCと向かい合ってデスクワークを続けているわけであるが、連休の祝日はこのところ「masaの日本酒道」を書くのが恒例化しているので、今日もおいしいお酒の話を書こうと思う。
今日紹介するお酒は、愛知県安城市のお酒である。
このお酒は、9/25に行われた一宮講演の際に、主催者の方からお土産にいただいたものだ。
一宮講演を主催してくれたのは、社会福祉法人 愛知慈恵会さんで、一宮市を中心に事業展開しているが、同県安城市の特養・小川の里も同法人が経営母体となっている。

その小川の里の櫻井施設長さんは、僕と嗜好がとても似通っていて、とりあえずビールの必要がなく、最初から日本酒で乾杯で良いという方である。
※写真の方です!!背がすらっと高くてキュートな施設長さんです。
お酒の好みも僕と同じで、フルーティーなそれでいて甘すぎのべったり感がないお酒が好きな方であろうと思われる。※なぜなら僕がそうだからである。
その櫻井施設長が推薦してくれるお酒にはずれはないのであるが、一宮講演の際に櫻井施設長さんから頂いたお酒は、小川の里のある地域、「安城市」の酒蔵が造ったお酒である。何しろ安城市は昔から地下水が豊富な地域として有名である。ということは「水」が良い土地柄と言ことになる。そういう土地に、良い酒蔵があるのは当然と言えば当然かもしれない。
というわけで神杉酒造は、たまたま安城市に存在していたわけではなく、もともとは別の場所で酒造りをしていたのだが、酒造りに適した良い水を求めて安城市にたどり着き、銘酒づくりをしている蔵だそうである。現在も敷地内の井戸から湧き出る天然水を仕込みにしているが、この水は定期的に水質検査をしているそうであるが、ほとんどその質に変化がない安定した良い水であるそうだ。
その蔵が今年造った無銘の特別純米生酒である。

これ、「びっくりうまうま」である。思わず「いいぞいいぞ」と言いたくなった。
フルーティーで、かつ酸味もあり、切れが良いという3拍子揃ったお酒である。バランスの良さ、うまさは今年呑んだお酒で一番かもしれない。
神杉酒造で使用する酒米のほとんどが、奥三河でつくられている「夢山水」、安城市産の「若水」だそうである。玄米の状態で仕入れ、酒造専用の精米機で100%自家精米すろという、まさに『愛知の地酒 神杉』の名の通り、風土に根ざした旨い酒造りを目指しているとのことで、そのこだわりが感じられる味わいと言えよう。
日本酒の奥の深さを感じさせてくれるお酒である。
来年2月には、小川の里さんの職員研修講師として、安城市に行く予定が入っており、その時に時間があれば、神杉酒造さんを訪ねてみたいなと思ったりしている。
さてそんなおいしいお酒の話を書いたところだが、少しだけ話題を変えたてセミナーの案内もしておきたい。先日もアナウンスしたが、11/3(土)に札幌市の道特会館で予定されている看取り介護セミナーは、あと数人の申し込みで最低開催人数に達するので、ぜひお近くの方とお誘いあわせの植え、お申込みいただきたい。
3年後の報酬改定でも看取り介護・ターミナルケアに関する加算は拡大することが予測されている。それに備えて、今からしっかりと看取り介護・ターミナルケアの実践の土台作りをしていただきたい。
看取り介護とは決して特別なケアではなく、日常介護の延長線上にあるものであり、日頃の介護の質を高める努力と、高齢者の最晩年期の暮らしを護るという理念が求められる。そして看取り介護とは死の援助ではなく、人生の最終ステージを「生きる」ことをいかに支えるかが問われるものである。本セミナーでは、そのために何をすべきなのか、看取り期の判断基準や本人および家族の同意、職員教育の実際等についてわかりやすく解説するので、必ず役に立つとお約束する。
しかもそのことは看取り介護の実践に役立つだけではなく、日常介護の品質向上につながるものでもある。
北海道の介護関係者の方にぜひ受講していただきたセミナーなので、この機会をお見逃しなく。よろしくお願いします。
※もう一つのブログ「masaの血と骨と肉」、毎朝就業前に更新しています。お暇なときに覗きに来て下さい。※グルメブログランキングの文字を「プチ」っと押していただければありがたいです。
北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。
・masaの最新著作本「介護の誇り」は、こちらから購入できます。