今日は3連休の最終日をまったりと過ごしている人が多いのかもしれない。

北海道はこの3日間、秋晴れのとても良い天気であるが、地震の影響で観光客のキャンセルが相次ぎ、登別温泉も閑散としている。食べ物も一段とうまくなる時期なのに、茂田井ないことだ。ライフラインなどはほぼ復旧し、交通網も回復しているので、ぜひこの時期に北海道に来ていただきたい。

今なら行列のできる人気店も、すんなり入れる可能性が高いので、ねらい目である。

ところで世間の暦とは関係のない暮らしをしている僕は、いつもの通り連載記事の締め切りに追われながら原稿を書いたり、目前に迫ってきている講演に備えたスライドづくりで時間を費やしている。ただし、この連休初日に法事があったため、息子たちが帰省してきて少しにぎゃかに過ごした後、その息子たちもそれぞれの現在の自宅に戻って、祭りの後の寂しさを味わっているところだ。

二人の息子のうち、二男は下戸である。外に飲みに行くときは、この二男が運転手役を買ってくれるので大変ありがたい思いをしている。一方、長男はいける口であり、特に日本酒にうるさい舌を持っているため、帰省の際は良い酒を用意して、二人で杯を酌み交わすことが多い。

ということで今日の更新記事は、久しぶりに「masaの日本酒道」である。

このところ関東の小さな酒蔵が頑張って、おいしい酒を醸し出しているような気がしてならない。前回紹介した『鳴海(なるか)』も千葉のお酒であった。

今日は辛口であるのに、味わうごとに広がる旨味に酔いしれることができる、神奈川の地酒を紹介したい。
昇龍蓬莱・生酛純米吟醸
神奈川県北部の山間部に位置する、愛甲郡愛川町というところにある新進気鋭の酒蔵「大矢孝酒造」は、残草蓬莱(ざるそうほうらい)と昇龍蓬莱(しょうりゅうほうらい)という2つの銘柄の酒を造っているが、本日紹介するのは、「昇龍蓬莱・生酛純米吟醸」である。

酒米は岡山県産の雄町を使用。精米歩合は60%である。個人的な嗜好としては、酒米として山田錦を使用している酒が好きだが、雄町もそれに劣らない味を引き出す酒米だと思う。切れは山田錦より引き出しやすいのかもしれない。

生もとづくりなので辛口感もフレッシュだ。メロンを思わせる香りも良し。酸味がちょうどよいお酒で、後味で「酸が切れる」という言い方が合うように思う。

全体的には酸味、旨み、キレ、それぞれが個性を出しているにもかかわらず、それがうまく調和しており、バランスが良い酒になっている。フレッシュ感を愉しむなら冷酒で良いが、この酒の真の旨味を引き出そうとするなら、常温の冷が一番合っていると思う。

そういう意味では冷やしすぎに注意したい酒である。

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