台風21号が勢力を保ったまま、猛烈なスピードで通り過ぎて行った。

北海道はもともと台風がその勢力を保ったまま上陸することは少なかったが、最近は年に何度かの台風被害に見舞われている。しかし僕が住む登別は、そうした被害もほとんどない地域であったにもかかわらず、今回は台風の勢力範囲にあった。そのため昨晩遅くから明け方にかけて猛烈な風が吹いて家が揺れた。日付が変わった真夜中には電気も停まってしまったそうだが、僕は夢の中で全く気が付かずに、今朝起きたときには電気も復旧していた。そんなふうに大きな被害はなく、台風一過の現在は風もなく青空が広がっている。

しかし道内いたるところで道路が通れなくなったり、新千歳空港と札幌などを結ぶ列車エアポート(JR北海道)も運休するなど、道内の主要路線はほとんど停まったままである。道内観光に訪れている方はご注意願いたい。

北海道の被害にもましてすごいことになっているのは、台風の直撃を受けた各地で、特に関西空港が冠水したり、連絡橋にタンカーが衝突したテレビ映像には恐怖を感じた。新千歳空港と全国各地を結ぶ発着便はほぼ動いているが、関空便だけは全便欠航が続いている。

今日以降、関空の被害が明らかにならないと復旧の見込みは立たないのだろうが、あの連絡橋がめくりあがっている状況を見ると、滑走路が使えるようになっても、空港までたどり着く手段がないと思え、全面復旧には相当な時間を要するのではないかと心配している。

北海道から関西に向かう手段としては、伊丹空港や神戸空港なども利用できるが、それは便数が非常に少なく不便である。そのため関西出張の際に利用する主要空港は関空ということになっているため、その空港が使えないとなると影響が非常に大きい。

僕自身も関西で講演を行なうときは、関空を利用することが多く、現に来月の大阪講演のために関空便のチケットを既に購入済みである。このチケットが使えない事態にならないか、心配しているところである。

不幸中の幸いは、道外講演が多く飛行機を利用する機会が多い僕の予定が、今週は土曜日に沖縄に向かう予定しか入っていなかったことである。昨日、飛行機で移動する予定が入っていたらどうしようもなかったし、どこかの空港で足止めされていたかもしれない。

昨日新千歳空港から名古屋空港に向かう便は、朝から全便欠航になっていたが、この路線もよく使う路線で、月末には尾張一宮講演が予定に入っており、それとぶつからなくてホッとしている。しかし台風シーズンはこれからが本番であり、移動の際の天気は一番気がかりなところである。

週末から来週初めにかけての天気予報を見ると、新しい台風はまだ発生しておらず、北海道も沖縄も大きな崩れはなさそうだ。どうやら9/9の沖縄講演のための移動には、天気の支障はなさそうである。このところ気温が20度くらいで経過している登別から、日中の気温が30度を超えている沖縄との気温差だけに注意すればよさそうである。

それにしても大阪をはじめ関西地域に住んでいる皆さんはご無事だろうか。今日は通常通りの出勤ができているのかなど心配は尽きない。

台風被害で建物から落ちたり、落下物が体に直撃したりして亡くなられている方もでている。大変お気の毒なことである。心よりご冥福をお祈りしたい。

関空の一日も早い復旧も心から望んでいる。今後の普及見込みの報道に注目しているところである。そして今回の台風被害にあわれた地域の一日も早い復旧を祈りながら今日の記事を締めたい。

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