月曜日の夜に松山市に入り、昨日は午前と午後にわたる4時間半の講演を行い、今日松山空港11:55発の便に搭乗し、空の上からこの記事を更新している。

今回お邪魔した松山市のある愛媛県も、先日の豪雨被害を受けた所で、特に7日(土)未明から早朝にかけて被害が拡大したようである。大洲市肱川町山鳥坂の特養「かわかみ荘」の裏山も7日早朝に崩れ、土砂が窓を突き破るなどして、居室7室と浴室・洗濯室に流入したそうだ。幸い夜勤職員の機転で、裏山側の入居者は部屋から避難して別な場所にいたために全員が無事だったとのこと。少ない人数の夜勤者の、万が一に備えた判断に拍手と称賛を送りたい。

しかし水道が復旧したものの、洗濯や入浴ができない状態は続いているそうなので、今後の復旧支援が求められるところだ。エアコンは復旧したのだろうか。松山市は連日の30度超えで、昨日も最高気温が34度だったが、この暑さで高齢者の暮らしの場でエアコンがないのは、健康被害に直結する問題だと思え心配である。

昨日の研修会の参加者の方の幾人かも、被害の影響で参加を取れやめている。8/22(火)にも第2回管理職員研修会が予定されているので、その際には今回不参加となった方が、参加できる状態になっていることを願っている。

そのほかにも愛媛県各地で、道路の冠水、家屋の浸水などの被害が報告されており、復旧のための人的・物的支援が不可欠だ。先日講演を行った宇和島も大変な状況になっており、支援に入っている地域包括支援センターの方から次のようなメールが届いた。

『宇和島市も大きな被害を受けた地区があります。先日masaさんが講演を行なった会場がある三間地区は、大規模な崖崩れや浸水はなかったものの、被害が大きかった吉田地区ともに断水が3月程度見込まれています。』

断水が3カ月も続く生活を想像できるだろうか。大変という言葉では済まないほどの重大な事態である。宇和島の皆さが一日も早く日常を取り戻せるように祈るしかない。

広島県や岡山県の被災者の方も、この暑さの中大変な思いをしていると思う。被害を受けなかった地域に住む我々などは、自分ができる範囲で後方支援に努めたいものである。被災者の皆さん、負けずに頑張ってください。

ところで今回の旅は、時間的に本当に長い旅になった。月曜日の記事に書いたように、新千歳空港から松山空港までのANA直行便が復活したのを知らず、JALの羽田乗継便のチケットを購入してしまったため、今回はその便を利用した。

自宅近くの高速バスに朝9:20に乗車して、松山市までの旅が始まったわけであるが、運悪くその日(16日・月・海の日)に乗り継ぎ予定の羽田空港の滑走路に穴が開いていることがわかり、長時間その滑走路が閉鎖された。その影響で新千歳空港から羽田に着く便が、予定より1時間30分も遅れたため、松山空港行きの乗り継ぎ便に乗ることができなかった。そのため以後の2本の松山行きの便に振り替えてもらう必要がったが、あいにくこの日は3連休の最終日のため、全便が満席となっており、キャンセル待ちだった。そのため月曜日に松山に入れずに、翌火曜日の朝一番の便で松山入りして、講演会場に直接入って、ぎりぎりで講演に間に合うような行程となる恐れもあった。

幸い僕はマイレージクラブ会員でサファイヤクラスになっているため、優先順位が高かったので2席のキャンセルが出た席を取ることができ、月曜日の夜に松山市に入ることができた。しかし僕の後ろにかなりの人数のキャンセル待ちの方がいたので、それらの方は東京に1泊して翌日に松山に飛んだのだろう。昨日からの仕事に間に合わなかった人もいたのではないだろうか。お気の毒である。

それにしてもキャンセル待ちの時間ってドキドキ感がすごかった。心臓に悪いぞ。

とにもかくにも月曜の夜は8時を過ぎてホテルに入り、そのまま外に出る気にもならず、コンビニで弁当を買って、愛媛の地酒のアンテナショップで地酒を買い夕食とした。(参照:masaの血と骨と肉「サラダにレタスを入れ足す」

それでも翌火曜日の講演を無事務めることができたわけであるが、実はこの日の朝もハプニングが起きていた。愛媛講演は昨年も一昨年も複数回行っており、愛媛県老施協さんからも何度も講師としてご招待を受けているのだが、そのため固定観念から、今年の講演会場も例年と同じ会場だと勘違いし、何の疑いもなく朝「ひめぎんホール」に行った。ところがホール日程を見ても研修予定が掲示されておらず、しかも関係者の姿が見えない。あわてて電話で確認すると、今年の研修会場は、「愛媛県総合福祉会館」という別な場所だという。

幸いひめぎんホールからは歩いてすぐの場所だったので、電話で誘導してもらいながら、たどり着くことができたが、朝から30度を超える気温の中、大汗をかいての移動となった。

こんなふうにハプニング満載の松山講演であったが、講演自体は予定道理行うことができてほっとしている。思えば先週の五島市講演も、前日入りした際に、天候調査でフライト時間が遅れて、五島市入りが1時間近く遅れたりした。

こんなふうに飛行機のフライト時間は平気で大幅に遅れることがあり、それは天候に左右されるだけではなく、機体の状態やバードストライクなどの予期できないハプニングなどが影響するので、当日入りではなく、前日入りの予定を立てていたほうが、講演に影響しないで済む可能性が高いので、できるだけ前日入りの講演予定が望ましいのかなと考えたりしている。東京講演の場合は、当日入りが多いので気を付けたいところである。

このあたりは、ご招待してくださる講演主催者の方と、十分打ち合わせて日程を調整したいと思うところである。

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