先週の木曜日から大阪〜宇都宮と講演の旅を行い、昨日北海道に帰ってきた。

午後2時に降り立った新千歳空港は、羽田空港との気温差が12度もある寒い日だった。昨日の北海道は6月としては異常ともいえる寒気が入り、10度に達しない地域がたくさんあったのである。登別市も冷え込んでおり、久しぶりに帰った自宅では、一旦しまったはずの石油ストトーブがたかれていた。

そういえば大阪に経った週も、ずっと天気が悪く低い気温が続いていた。これだけ寒い日が多い6月も珍しい。農業王国でもある北海道各地の農作物の生育状態が心配になるほどの異常気象である。

ところで昨日は、宇都宮〜羽田空港経由で新千歳空港に帰ってきたわけだが、宇都宮〜東京間は東北新幹線を利用するわけである。僕の移動の間はこのルートに何も問題なかったが、昨日のその後を見ると、このルートに停電が発生して約6時間新幹線が停まったとのことである。

JR大宮駅では、ダイヤが乱れた東北新幹線から在来線に乗り換えようとした世田谷区役所の女性職員が、乗車券を買えないことに腹を立てて駅員の胸を殴って逮捕されるという事件も発生している。どのような理由があっても、暴力は許されることではないし、60歳という年齢を考えると随分分別のないことをしたものだと思うが、交通ダイヤが乱れて移動がままならないことでイライラする気持ちは、まったく理解ができないわけではない。(※それにしても駅員の責任ではないだろう・・・。)

僕も移動時間が少しずれていたらこのトラブルに巻き込まれて、昨日のうちに北海道に帰ってこれなくなる恐れもあった。そうならなかったのは運が良かったのだと胸をなでおろしていたら、今朝になって大阪で震度6弱の地震が発生したとのニュースが飛び込んできた。土曜日まで3日間滞在した場所であるだけに、驚きの気持ちでニュース映像を見つめていた。

知り合いも多い地域であるが、親類縁者の方との連絡がまず先に必要だろうと思え、こちらからの連絡は控えている。ご無事であることを祈るより術がなく、フェイスブックのタイムラインで、知り合いの無事が確認されるたびにホッと胸をなでおろしているところだ。

地震発生時刻は7時58分頃とにことであり、しかも今日は月曜日なのだから、通勤時間を直撃した大きな地震ということになってしまった。航空機や新幹線、在来線すべてに影響が出ていることは容易に予測でき、今日は職場にたどり着けない人もいるかもしれない。何よりも怪我がないように、死傷者が出ないように祈るのみである。

しかし刻一刻と新情報が出てくるたびに、被害は深く広く大きくなっていくようだ。火災も起きているし、死傷者が出ているという報道もされており心が痛む。「生き埋め」という言葉がテレビの報道番組から聞こえてきて、背筋が寒くなったりしている。

水道・電気等のインフラにも被害が出ていることだろう。今は被災者の方に心からお見舞いの気持ちを持つしかない。

今後僕らができることは、随時出てくるであろう情報に基づいて、僕たちができる後方支援を行うことである。災害支援金を送ることは、当然求められる後方支援だと思う。できる限りの協力を行いたい。

昨日は千葉県でも地震が起きているし、他の地域にも影響が出ないか心配である。熊本地震の時は、本震は最初の地震ではなかったので、大阪の皆さんも是非ご注意願いたい。

とにもかくにも被害が最小限に収まることを祈っている。

※もう一つのブログ「masaの血と骨と肉」、毎朝就業前に更新しています。お暇なときに覗きに来て下さい。※グルメブログランキングの文字を「プチ」っと押していただければありがたいです。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・masaの最新著作本「介護の誇り」は、こちらから購入できます。