今日からとうとう5月である。介護・医療のダブル改定がされた新年度業務に、忙しく対応していた人々も、やっと落ち着きを取り戻している時期だろうか?それともまだ新報酬の算定解釈に悩んでいる人も多いのだろうか?

どちらにしても1日も早く、算定根拠に基づいた正しい体制と対応になるように心がけてほしい。

ところでこのブログの読者の皆様は、表板である「介護・福祉情報掲示板」の存在を知らないという人はいないだろう。

前述したように今年度は報酬改定があり、その算定ルールが昨年度末ぎりぎりまで示されなかったこともあって、年度末から現在まで、たくさんの人が表の掲示板にアクセスして意見交換が行われている。平日のアクセス数は常時6.000件を超えているところだ。

毎年新年度は、その掲示板に新たな参加者が加わるのが常である。4月に入ってから新たに介護事業に関わった人たちが情報を求めて初めて表の掲示板に参加するケースが多い。移動により数年ぶりで高齢者介護の職場に移動した人なども現在の最新情報、最新事情を求めて表の掲示板にたどり着くケースもみられる。

しかし勘違いしないでもらいたい。その掲示板は公的なものでもないし、公共性を帯びているものでもなく、僕が個人的に設置管理しているものだ。だから何の義務も責任も伴うものではない。

そこに書き込まれた質問に対しては、できるだけ答えるようにしているが、それとて義務ではないし、そもそも質問に答えて対価を得るというものでもなく、あくまでそれは善意の情報提供に過ぎない。場合によっては、その答えは、質問者の求める内容ではないかもしれないし、間違った回答をする場合がないともいえない。

書き込まれた情報やアドバイスをどのように使うのかは、あくまで掲示板を利用する人の自己責任である。誤った情報を信じて不利益が生じたとしても、その情報を信じた人が自ら責任をとらねばならない。

幸いにして僕が管理するその掲示板は、他の人が持っていない情報を得ることができる人や、かなり深い知識を持っている人も常連として利用しているために、あまり変な情報や解釈が放置されることはない。仮に僕や誰かが間違ったコメントを書きこんだとしても、少なくとも24時間以内には、その内容を修正する正しい解釈なり、情報なりが書き込まれるので、そのあたりは安心して良いと思う。

だがそこは、すべての質問に手取り足取り、丁寧に答えるやさしい掲示板ではない。

業界人であれば当然知っておかねばならない基礎中の基礎の知識まで尋ねてくる人に対しては、徹底的にその怠慢をなじることも日常茶飯事である。「勉強不足で申し訳ありませんが〜」なとと書き込もうものなら、「わかっているなら勉強しろよ」と回答する。言い訳を書き込んでも免罪符にはしないのである。

あまりに稚拙な質問や、自分で調べる努力を全くしないで、安易に回答を求める姿勢の投稿者に対しては罵声を浴びせる。僕だけではなく、他の参加者もそうした厳しい言葉でコメントすることは認めている。

悔しかったら自分で調べて答えを出せるようになれという叱咤激励と捉えてもらっても良いし、単なる乱暴な場所と思われても良い。とにもかくにも誰にでも、どんな質問にも優しく答えてもらえる場所とは勘違いしてほしくない。

何から何まで質問して回答してもらって、それで済まそうとするのもご法度だ。根拠と共に回答しているのだから、根拠となる通知文などを自分で確認しようとしない人には退場願う。

こんなふうに様々な情報が飛び交う場所だけに、書き込む情報や回答については、ほぼすべてに根拠を求めている。特に制度等に関する質問の答えについては、法令根拠もしくは法令に準ずる公的通知等に基づいて回答することを求めており、行政職員がこう言っていたとか、他の事業者の職員がそう言っていたという伝聞は、何の意味もないものとしている。根拠のない思い込みのコメントや、ソースのはっきりしない伝聞は不要というだけではなく、弊害だと思っているので、そういう内容を投稿する人にも罵声が浴びせられることになる。

そのため時としてそこには、聖人君子気取りのご意見番的な書き込みがみられる。「質問に対しては、できるだけ丁寧に答えるのが筋ですよ。」・「たくさんの人が見ているのだから、丁寧に親切に応えてください。

あほか!!といいたい。

誰が見ていようと、どれだけたくさんの人がアクセスしようと、ここは個人管理の掲示板である。投稿規定も定めているのだから、これを読まず、これに沿わない投稿に対しては、予告なしに削除したり、アクセス禁止とすることも辞さない。その判断はすべて管理者の胸三寸の範囲であり、誰からの忠告も必要としていない。

情報はお金をかけて手に入れるというこの時代に、まったく費用をかけないで、様々な情報を手に入れることができる場所をつくっているのだから、そこを利用してなおかつ、天下のご意見番を気取って勝手なことを言うなといいたい。

自分の意に添わずに不愉快になるというのなら、わざわざアクセスしてくる必要もないだろう。

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北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

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