本気で何かをやろうとしている人たちは、本当に魅力あふれる人たちだ。
本物の介護施設を創ろうと、理念を高く掲げる人たちが、仙台にまったく新しい地域に開かれた施設を創りあげた。高い理念を掲げるだけではなく、その理念を実現するために、開設前から職員教育にもお金をかけている。オープンが11/1で、それまで一銭も介護給付費が入らないのに、オープニングスタッフの教育は、オープン前に十分すぎるほど時間とお金をかけて行っている。

仙台駅から車で約20分ほどの泉区という場所の、高速道路沿いにそのガラス張りの施設は創られている。設計した人も、この施設の母体法人の特養の施設長さんであり、1級建築士の資格を持った川西さんであるが、空間デザインを担当しているのが、Lokal Japan Incの島直哉氏である。
そして介護技術は、元気の素の上野文規氏がみっちり仕込み、僕が締めの講座を担当した。リハビリもリハビリコンサルタントの奥山卓氏が監修している。ここで働くことができる職員は幸せである。
現にこの人材不足の折に、オープニングスタッフ募集にはたくさんの応募があり(200人以上の応募があったと聴いている)その中から優秀なスタッフを選んで、教育訓練がされている。
内覧会には500人以上の見学者が押しかけ、毎日入所契約が進んでいる。

玄関を入ってすぐが事務室だが、ここもオープンスペースだ。

ガラス張りの相談室から見えるのはスタッフのミーティングスペース。申し送り等は基本、立ったままでipadを利用して行うようだ。

横断歩道のある廊下。この横断歩道は、環境コーディネーターが提案した歩行練習の歩幅で創られているとのこと。床材選びも在宅復帰の為の運動をインドアで練習が出来るように、歩行にわずかにのストレスをかける視点から選んでいる。リズムタウン仙台のサービスとは、施設内だけで完結するものではないということで、そうした意味でも地域とつながっている空間といえるだろう。

素敵なロビーは、各階で趣が異なっている。


リハビリコーナーには、ゴルフのパットができるスペースもある。

僕が気に入った手作りタイル張りの壁。これも各階によって全然異なるものを使っている。この緑のタイルが良かった。

遊び心満載の非常階段。左手に見える本は、実は壁紙である。秘密基地をイメージした議場階段とのことである。ちなみに後ろ姿は、斉藤ボス。

ショートステイ専用棟の入り口ロビー。

居室。


浴室とトイレ。

これからの特養にはいろいろな国の方が入所したり、働いたりすることを想定した祈祷室まである。イスラム文化の方も安心して働くことができる。

併設されているカフェは、そのまま地域交流スペースに活用できる。この日もカフェだけ利用の地域住民の方が何人も申込み見えていた。
リズムタウン仙台の求人サイトはこちらをクリックしていただきたい。施設のコンセプトや内容もよくわかると思う。
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