僕の最新著作本、「介護の誇り」を書くきっかけになった出来事として、昨年ホリエモンこと、堀江貴文氏が自身のツイッターで、「介護のような誰でもできる仕事は永久に給料揚がりません。いずれロボットに置き換わる。」とつぶやき、それに対してたくさんのフォロアーがその意見を支持していたということがあった。

それに対する僕の意見は、「介護の誇り」の「はじめに〜今こそ介護に誇りを持とう」に書いているので、そちらを参照していただきたい。

出版記念セミナー
我々はホリエモンの意見を荒唐無稽なものと批判するのではなく、それも世論の一つであると重くとらえ、それに対して我々の介護実践の中で答えを出していくしかない。行動の伴わない口先だけの批判は、世間のひんしゅくを買うだけだということを肝に銘じて、ロボットに置き換わることができない介護実践を行っていくしかない。

事実として誰にでもできるというレベルにとどまってる介護も存在しているのだから、それをどうにかせねばならない。例えば昨日書いた記事、「感覚麻痺はどこから始まるのだろうか(後編・老健編)」で示した老健は、北海道の玄関口である空港に近い場所に今も存在している。

そうした介護施設における貧困なサービス提供方法は、本来我々が目指す介護とは程遠いものであることを示したうえで、そうならないための新たな方法論を示さねばならない。

そのような施設で働いて、そうした介護がスタンダードだと思い込んでいる不幸な人々に、決してそうではないことを示し、そこではできない本当の介護のできる場所に、自分のいる場所を変えるように導かねばならない。様々なバリアでそれができない場所であるなら、志のある職員はそんな場所にいつまでもとどまっている必要はない。そこから羽ばたいて、別なステージで自分のスキルを磨いて新しい視野を開かなければ、自分の可能性をつぶしてしまう。それは介護の専門家・プロフェッショナルを目指す人にとっては極めて不幸なことだ。

そういう不幸な人をつくらないために、そうした人々を別なステージに導くために、「介護の誇り・出版記念セミナー」を先月の大阪セミナーを皮切りにして、全国7ケ所で開催予定である。このセミナーは少数の方々に対して、僕との位置が近い形で、合計5時間お話しさせていただくセミナーだ。ただし会場ごとに最低参加人数の設定がされており、それに達しない場合はセミナー開催ができない場合もある。

今月はこの後11/11(土)東京、11/12(日)名古屋会場の開催が決まっているが、11/18(土)の札幌・道特会館と12/9(土)仙台・ショーケイ本館での受講予定人数が、まだ少し足りておらず開催決定に至っていない。

札幌及び仙台周辺の方、是非このセミナーに参加できないか検討いただければありがたい。

先に開催された大阪セミナーの受講者の方々のご意見は、「介護事業経営リスクをなくすためのサービスの質向上」で紹介しているので、参考にしてほしい。ここでもすぐに実践できる方法をわかりやすく解説してもらったという意見があるように、決して受講して損をさせないセミナーであると思う。

セミナータイトルとして「介護施設・事業所で虐待を発生させない〜介護サービス質向上の具体策」と銘打ってはいるが、単なる虐待防止セミナーではなく、新しい介護のスタンダードを創るための実践論となっている。思いを未来につなぐ、「天のない介護」を実感してもらいたい。

会場で共に学んで、新しい介護のスタンダードをともに作り上げていきましょう。札幌・仙台会場にお越しになれる方、是非よろしくお願いします。

※来年は2/24(土)福岡セミナー、2/25(日)岡山セミナーも予定しております。申し込みをキャンセルしても、キャンセル料はかかりませんので、お早めにお申し込みをお願いします。

介護の誇り出版記念セミナー
介護の誇り出版記念セミナー開催日程

介護の誇り出版記念セミナー「介護施設・事業所で虐待を発生させない〜介護サービス質向上の具体策」はこちらをクリックしてお申し込みください。

※もう一つのブログ「masaの血と骨と肉」、毎朝就業前に更新しています。お暇なときに覗きに来て下さい。※グルメブログランキングの文字を「プチ」っと押していただければありがたいです。

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・masaの最新著作本「介護の誇り」は、こちらから購入できます。