大分県日田市は銘水の里としても有名だ。

良き水のある所には、良き酒がある。そしてそこに良き人がいれば、日本人の心に染み入る銘酒が生まれる。

角の井という銘柄の銘酒を造っている「井上酒造」は山裾に広がる田んぼをローケーションとした場所に、歴史を感じさせる姿で建つ蔵元である。
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その蔵の専務取締役で、かつ蔵人でもある井上百合さんは、小学校1年生の時、初めてこの蔵の酒を飲んで、おいしいと感じたそうである。
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結婚されて地元を離れて、お子さんを産み、娘さんが20歳になった後に、蔵を継ぐために地元に戻ったとき、小学校1年生の時に感動した、甘く絶妙な酸味がある蔵の酒の味に、少し変化があるのを感じ、自らの手で、あの時の味を再現させたいと、修行を重ねて、百合さん独自のお酒を造っている人である。

その時に、「地酒とは何ぞや!!」と自らに問うたとき、それは地元の銘水だけではなく、自らの手で作り上げた酒米を使って造る酒のことだという信念にたどり着き、田作り・米作りから自らの手で行っている人である。

そんな百合専務が造る純米吟醸・百合仕込みは、薫り高く甘みと酸味が絶妙なバランスで、最高においしいお酒である。しかし造る量は少ないので、なかなか手に入らない幻の酒でもある。
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そんなお酒を求めて、日曜日で蔵も休みなのに、訪ねた我々を、百合さん自らが蔵案内してくれて、貴重なお酒を分けてくださった。
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蔵の扉を開けるには、コツがいるのよと、お茶目に扉を開く百合さん。

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仕込み中のお酒。普段はこの時期に造ってはいないが、あの集中豪雨被害を受けたとき、蔵人たちが、今だからこそ、おいしいお酒を造りたいという思いが湧き上がって、造りに入ったという思いれのあるお酒。ちなみに百合専務、この日、福岡に仕事で出向いていたそうであるが、このお酒の状態が気になって急いで戻ってくる途中、スピード検問に引っ掛かり赤切符を切られたそうである。スピードの出し過ぎには気をつけましょう。

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歴史ある蔵を見えていただき感激である。それにしても酒造りへの思いを語る百合さんの話は、我々介護業界の関係者にも聴いていただきたい感動あふれるお話であった。

今度日田市で講演するときは、百合専務とのコラボ講演を行いたいと本気で思った日曜日である。

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ちなみにこの日の講演では、アローチャート天領会の皆様から、こんな素敵なコスモスの造花をいただいた。白と赤が混じっているのは、誰かのあかい花になるための途中という意味だ。

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そしてこの日のオフ会では、百合さんの造ったお酒に舌鼓を打ったのは当然である。最高においしい一日でした。

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