今朝は風の音で目が覚めた。家が揺れるような大風の轟音のせいであるが、その時間にはまだ台風18号は弘前沖ということで、北海道には上陸していなかった。

しかし雨風はすでに尋常ではなく、僕が住む登別市のカルルス地域では、降り始めからの雨量がすでに170ミリを超えており、土砂災害などの心配がある。

今日はごみの日で、ステーションまでごみを投げに(ちなみに北海道ではごみ捨てを、ごみ投げという)行った際に、傘を一本つぶしてしまった。こんな日はカッパではないと無理だと知った。

台風は先ほど桧山沖に上陸したとのことで、今回のコースは、ここ登別もかすっているので、これからますます心配である。

そもそも道民は台風に慣れていない。昨年も連続して2本の台風が直撃したが、それは北海道地図の右側の道東のことであり、函館から日本海沿いの今回のコースではなかった。この地域の人だと台風の進路上にいた経験がない人も多いので、これからがちょっと心配である。

今日は道内の空と海と陸のすべての交通手段も欠航や運休が相次いでおり、3連休を道内で過ごして、帰ろうとしていた観光客の皆さんは大変だろう。明日の仕事をキャンセルしなければならない人も大勢いると思う。

逆に今日が祝日ということで、JRが止まっていても、通勤の足を直撃して大混乱という状況ではないことが、せめてものことである。そうはいっても、今日も働いている人にとっては、大変な状況だろう。

今現在の登別市は、雨風が弱まり小康状態である。これから再び雨風が強くなるのか、このまま収まるのかよくわからないが、予報では雨風のピークは、これから夕方にかけてということだから、引き続き警戒が必要だ。そのため僕は今日一日、家にこもって講演スライドづくりに専念する予定だ。一歩も外に出ないでおこうと思う。

こんなふうに嵐の祝日であるが、日本の状況も嵐の中にいるようだ。いつ上空をミサイルが飛んでいくかわからないという緊迫する国際情勢の中、衆議院が突然解散されるという。

民進党の敵失と、有力野党政党の準備不足の中、与党の勝利を見越して一気に解散にもっていこうというのだろうが、そこに大義はあるのか?選挙で国民に審判をあおぐべき争点とは何なのか?

それがあるとすれば、この時期、来年の診療報酬と介護報酬のダブル改定に向けた議論が進む中で、制度改正も含めた問題が大きな争点になって良いのではないのか?

超高齢社会が進行する中で、必要とされる介護の担い手がいなくなりつつある。このことは国民の健康と福祉に直結する大問題であると思うのだが、そのことが争点になる気配は今のところない。

このことを選挙の争点にできないのは、政治家の問題ではなく、我々業界関係者の問題ともいえるのかもしれない。介護事業に関わる人々の、発信力不足がその原因かもしれないという意味である。

そのことを猛省しながら、世の人々に今何が必要かを問う活動の重要性を改めてアピールしたいと思う。そういう意味では、このブログを書き続けるという意味も、少しはあるのかもしれない。

それにしても僕らが投票すべき価値のある候補者はいるのだろうか?それが最大の問題であるが、我々の思いを実現する候補者を見つけて1票を投じたい。棄権は物申さぬという意味になるので、くれぐれもそうしないようにしたいものだ。

日総研出版社主催・「介護の誇り」出版記念セミナー・感覚麻痺・不適切ケアの芽を摘む!〜介護保険施設・事業所で虐待を発生させない〜介護サービス質向上の具体策の詳細と申し込みはこちらからダウンロードしてください。
介護の誇り出版記念セミナー
介護の誇り出版記念セミナー日程

※もう一つのブログ「masaの血と骨と肉」、毎朝就業前に更新しています。お暇なときに覗きに来て下さい。※グルメブログランキングの文字を「プチ」っと押していただければありがたいです。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・masaの最新著作本「介護の誇り」は、こちらから購入できます。