北海道は雪解けが進み、春の気配が漂い始めた。・・・はずだったのに、今朝は雪になった。春の雪なのですぐ溶けて積もることはなかったが、一時は吹雪の様相を呈した。今の時期にこれはない・・・。

ただし僕が住む登別は、道路の雪がすっかり消えて、日中は暖房が必要ではない陽気の日も多くなった。この地域の桜は、ゴールデンウイーク明けになることが多いので、まだ春とは言えないが、季節は確実に移ろいつつある。

登別の桜が満開となるころに、僕の新刊本「介護の誇り」が刊行予定である。

刊行予定日を5月11日としたのは、出版元である日総研出版社主催の「看取り介護セミナー」の札幌地区セミナー(2017年5月14日(日)10:00〜16:00:道特会館)に間に合わせたいという出版社の意向があったためで、それに向けて僕の作業もピッチを上げて進めている。

勿論、この時期だから執筆作業は終わっている。原稿はすべて出版社に送り、出版社でも校正・編集作業が進められている。

新刊本のページ数は、当初160頁の設定であった。これは販売予定価格から設定されたものである。それに対して僕の送った原稿は、目次等本文以外の頁だけで227頁分となった。このためいくつかの原稿をカットする必要が生じた。書き上げた原稿は、僕にとってすべて汗の結晶であり、それなりに手ごたえのある宝物といえるが、販売価格に応じた頁数ということを考えると、それもやむをえないことである。

カットする原稿は、出版社の編集担当者によって決定されたが、最終的に頁数は192頁とし、なおかつ販売予定価格も据え置きということになった。つまり読者の皆様にはお得な価格設定となったといえるようである。

そして先週末、初校ゲラが届けられた。
初校ゲラ
土曜日に仕事があった僕は、このゲラ校正を日曜日に自宅に引きこもって仕上げた。そしてその日の夕方、宅配便で日総研印刷の編集室に送った。

今後の予定としては、今週日曜日の看取り介護セミナー東京会場(4/16:損保会館)で、2回目の校正に向けた修正ゲラを受け取り、その校正作業を終えた段階で印刷に回されることになる。

これまで順調に作業は進んでいるので、予定通り5/11に新刊本が発刊されることになるだろう。

今回の本のテーマについて、少し紹介しておきたい。介護の仕事に従事している人の中には、自分の仕事に誇りを持てない人がいる。対価が低い仕事に誇りなど持てるかとうそぶく人がいる。

しかし自分の職業に誇りを持たないというのは、自分自身に誇りも持たないことと同じではないかと思う。職業で得る対価が低いから誇りを持てないというのは、お金で自分のすべてが支配されてしまうということになる。

自分が選んだ職業に誇りを持つということは、その職業の社会的使命を感じ取ることであり、その使命に基づいた仕事ぶりに努める結果、介護という職業が広く社会に認められて、その価値は高まり対価も上がっていく可能性がある。

最初から誇りを捨て、やっつけ仕事に終わる職業に誰が対価を高く支払おうとするのだろう。職業に対しる誇りを失うということは、その職業で生活の糧を得ている自分を貶めることに他ならないと思うのだ。

介護の仕事は、誰かの人生の一部に寄り添い幸福に寄与できるという意味がある。そのことに使命感を持ち、そういう使命を帯びた職業であることに誇りを持つことに何ら恥じらいを持つべきではないと思う。

そして誇りを持つことは、プロとしての結果を求める姿勢を持つことであり、それは誰かの暮らしの質向上に直結するものである。

そのことを信じて、そのことを信じる仲間が増えることを願って、「介護の誇り」というタイトル本を執筆してきた。その結果、今回出来上がる本は、かなりの自信作といってよいと思う。ゲラを校正するのも苦ではないほど、なかなか面白い本に仕上がっている。これは自己満足でも宣伝でもなく現在の本音である。「介護の誇り」、ぜひご期待いただきたい。
新刊「介護の誇り」(5月11日刊行予定)の紹介ページはこちらをクリックしてください。

看取り介護セミナー
日総研出版社主催・看取り介護セミナーのお申込みは、こちらからダウンロードしてください

※もう一つのブログ「masaの血と骨と肉」、毎朝就業前に更新しています。お暇なときに覗きに来て下さい。※グルメブログランキングの文字を「プチ」っと押していただければありがたいです。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

介護の詩・明日へつなぐ言葉」送料無料のインターネットでのお申し込みはこちらからお願いします。
人を語らずして介護を語るな 全3シリーズ」の楽天ブックスからの購入はこちらから。(送料無料です。