今日は平日のお休みを利用して、朝一番で登別市役所に行き、やらなければならない行政手続きをすべて終えてきた。

大事な、「確定申告」もこの時期は役所内でできるので、申告してきた。これで一安心。そのあとは、ゆっくりと休日を楽しむのかというと、そうはならず、その足で新千歳空港に向かい、先ほど到着したところである。

空港内で昼食を済ませた後、JALのラウンジでこの記事を更新している。このあと14:10発の福岡行きに乗り込む予定だ。しかし目的地は福岡ではなく鹿児島である。福岡空港には16:45に到着予定であるが、そこから博多駅を経由し、新幹線に乗り、鹿児島中央駅着は19:30くらいになるだろう。

考えてみれば明日はあの3.11から6回目の3月11日である。東日本大震災からもう6年か・・・。

あの日も僕は福岡にいた。

前日の3月10日から福岡入りし、震災当日の地震が発生した時間は、福岡市内で講演の真っ最中であった。しかもその講演の後に、夕方からもう1本の講演があったために、あのような大災害にもかかわらず、夜のニュースを見るまで、まったくその情報に気が付かなかった。

その間に被災地では、多くの尊い命が一瞬のうちに失われたわけである。その中には、まさに介護サービスの真っ最中であった、我々の仲間である介護事業の従事者の方々も数多く含まれる。あらためてそれらの方々のご冥福をお祈りしたい。合掌。

思えばあの時は、九州新幹線の開通式の前日で、12日に僕は式典を見た後、博多から長崎に移動する予定だったが、JR全線が津波の警戒で運休となり開通式も延期となった。長崎へは、西鉄バスの長蛇の列に並んで、やっとたどり着いた記憶がある。

九州は津波の警戒でJRが止まっていたものの、地震の影響はなく、長崎の会場にもたくさんの受講者が集まってくれたが、その会場で、今僕らができることは、復興支援としての後方支援であると訴えた。

同時に亡くなられた介護事業に携わっていた数多くの方々や、そこでサービスを受けながら命を失ってしまった人々に対してできることは、我々のスキルを磨いて、介護サービスの質を向上させて、亡くなられた方々が、またこの国に生まれ変わりたいと思えるような良い国にすることだということをお話ししたうえで、講演会を開催した記憶もある。

果たして我々のこの国は、その時の思いの方向に歩を進めているのだろうか。介護サービスは、人の命と暮らしを護り、人々の輝く笑顔を作り出しているのだろうか。

そんなことを改めて明日の講演でお話してきたい。

今回は、今日からかごしま県民交流センター行われている鹿児島県老人保健施設大会で講師を務めるのが目的である。僕の講演は明日・土曜日の午前中である。10:00〜12:00まで、「地域包括ケアシステムにおける老健施設の役割り」をテーマにした講演を行う予定である。

明日は講演終了後、鹿児島空港発14:45発の便に乗り、羽田空港を経由して新千歳空港に到着するのは、19:00の予定である。そこから高速バスに乗って登別の自宅に着くのは21:00過ぎになる。他人からみれば強行日程に見えるかもしれないが、僕にとってはいつものことである。

駆け足の鹿児島講演になるが、今日の夜くらいは、天文館の宵を楽しんでこようかとも思ったりしている。それでは鹿児島でお会いする皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

看取り介護セミナー
日総研出版社主催・看取り介護セミナーのお申込みは、こちらからダウンロードしてください

※もう一つのブログ「masaの血と骨と肉」、毎朝就業前に更新しています。お暇なときに覗きに来て下さい。※グルメブログランキングの文字を「プチ」っと押していただければありがたいです。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

介護の詩・明日へつなぐ言葉」送料無料のインターネットでのお申し込みはこちらからお願いします。
人を語らずして介護を語るな 全3シリーズ」の楽天ブックスからの購入はこちらから。(送料無料です。