確定申告の時期である。僕はいわゆるサラリーマンに属するから、本業の老健業務からしか報酬を得ていないのであれば、この確定申告は必要ない。
しかし本業とは別に、講演活動等で収入を得ているために申告が必要になる。申告する収入の中には、作家活動の収入も含まれている。
こう書くと、そもそも僕のような立場の者が、「作家」と名乗ってよいのかという疑問が呈されると思うし、自分自身も作家と呼ばれるほどの文才も持っていないことは自覚しており、そういう立場ではないだろうと思わないわけではない。しかし時と場合によっては、「介護作家」と紹介され、その肩書で評論文を書いたりしているので、自分のブログで作家を自称することくらいは大目に見ていただきたい。
僕の作家としての収入とは、現在連載している新聞、介護関連機関誌、インターネットニュースサイトなど、計6本の連載原稿料のほか、単発で依頼されるコラム等の原稿料と、自著本の印税である。
自著本については、他者との共著本を除いて現在まで4冊の著作本を上梓しているが、2011年に出版された最初の著作本をはじめとして、廃刊になった本はないため、現在でも増刷のたびに印税をいただいており、その分が申告対象になっている。
とはいっても額としては大したものではなく、それだけで食べてはいけるような金額ではない。だがわずな額でも収入がある限り申告義務はあるわけである。それによって課税額が増え、税金を支払うのだから、何か損した気分にさえなる。
そんなわけで本を何冊も出しても、僕が裕福になると思うのは間違いである。むしろ多少の小遣いとなったとしても、その分、気が大きくなって出費も増えるので、本人の懐には何も残っていないのが現状だ。よって本の出版のための執筆など、書くことが好きでなければできる作業ではない。
ところで近直の自著本発売からすでに3年経とうとしている。この3年間弱の間にも、新刊出版のお話はいくつかあったが、「北海道介護福祉道場あかい花」の活動が忙しくなったり、そのことに関連して転職したりして、本を書くという作業時間がなかなか取れなかった。
しかし文章を書けても、それを本として出版してもらえる機会のない人が多いことを考えると、出版社から必ず本にしてやるから書けと言われるうちが花である。このような機会がいつまでも続くとは限らない。そう考えて重い腰を上げ、新刊出版に向けた執筆作業を開始することにした。
今度の出版元は、日総研出版社である。詳細は後日お知らせするとして、現在6月の出版に向けて、エッセーを書いているところだ。とはい言っても時間が潤沢にあるわけではない。6月に出版するためには、今月中にすべての原稿を書き上げる必要があって、少ない休みの日は1日中家にこもって原稿書きに没頭しなければならない。前述したように、これは好きだからできることだ。
幸いこれまでの企画段階から、いくつかのエッセーは書き溜めているものがあるので、それを加筆修正したりするなど、作業は今のところ順調に進んでいる。きっと斬新な内容の良い本ができると思うので、御期待いただきたい。

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