先週末から福岡県の久留米市に滞在し、北海道には昨日の夕方戻ってきた。そのため今週の業務開始は今日・火曜日からということになった。
毎日予想不可能な動きのある介護施設では、この間も様々な状況が動き続けている。僕の周りでも今日の予定が吹っ飛んでしまうほどの動きもあって、今日は朝から休むまもなく連絡対応や、書類処理で忙殺されている。
そんなわけで昼休みもゆっくりしている時間はないが、ブログ記事の更新は休まず続けられている。その理由は、ブログ記事を更新することは、僕にとって誰かのためではなく、自分自身のためであるからである。
書きたいことがあるから書いているのであって、何の義務感も責任もない状態で、僕の心の叫びや思いを綴っているからである。忙しい中でも、この日課は僕にとって重要な意味があるので、自然と筆を進めているといったところだ。
そんなふうに、このブログは非常にわがままな場所であるが、そんな僕のブログを特別な思いを持って読んでくださっている方々が全国に居る。
例えば、僕が講演を行う会場で、僕の本を購入してくれる人の中に、「毎日ブログを読んでいます」と声を掛けてくれる方がたくさん居られる。その中には、「このブログに救われました」とか、「落ち込んだとき、このブログを読んで勇気をもらっています」とか、「くじけそうになったときに、このブログに出会って、自分が間違っていないと確認できて前に進めた」とか、声を掛けてくださる方がいる。
そのことを目標にしたり、そんな言葉をいただけることを目的としているわけではないが、それでもそんな言葉をいただけると本当にうれしいし、僕の乱暴な文章に対して、特別な思いを込めて読んでくださる人がいることに関しては、心より感謝の気持ちを持つことができる。
このブログに励まされているという人の、そんな言葉に僕自身が励まされている。やはりこの世の中は、人と人とが支えあう世であり、人は反目するために生きているのではなく、つながりあうために生きているのだと思ったりする。そんなつながりに感謝する思いから、今日もこのブログを更新しているのかもしれない。どちらにしても、そのことは僕の日常であり、記事更新することが普通の暮らしである。
ところで昨日の記事で久留米のオフ会のことを書いたが、実はここでもうれしいお話を聴いた。それはオフ会参加者の方のひとりが、かつて介護の仕事をやめようとしたときに、僕の講演を聴いて、もうすこし頑張ろうと思い、その結果、現在は仕事に誇りと喜びを持っては続けられているという話である。僕の言葉にさほどの影響力があるわけではないと思うが、たまたまその方のそのときの心持と、僕の思いから発する言葉がマッチして、その方の心の琴線に触れたということなのだろう。
そういえば、こちらの記事、で紹介したように、かつて介護の職業に挫折した方が、僕の講演を聴いて再びやる気を出し、復職して元気な姿を見せてくれたこともある。
それらの人は一様に輝いて見えた。その人たちの笑顔は、とても素敵だった。介護業界は、こうした貴重な人材を失ってはならないと思う。
せっかくの人材が、周囲の無理解や、世間からみた非常識を変えられない環境の中でつぶされていくことほどの損失はない。志の低い人たちに、つぶされそうになっている人や、一度つぶされてしまった人が、再び前に進むことができる勇気を与えることができるとしたら、僕の講演も満更ではない。
僕一人では何もできないが、仲間が増えればできることも増えてくる。一人の百歩より、百人の一歩が必要なときがあるというのは、そういう意味だ。
僕と一緒に僕と同じ思いを抱いてくれる人が、一人でも増えれば、それはきっと何かを変えられるはずだ。それは必ず意味のあることなのだと思う。そんなことを信じて、このブログに思いを託し、そんな重いに共感・共鳴してくれる人とつながって生きたい。
逢いたい人は全国にたくさん居る。そんな人々と思いを語り合い、その思いを実践につなげていくことが、今僕の最大の願いである。
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