介護保険制度改正について、方向性が明らかになってきた部分がある。

居宅介護支援費の自己負担導入(居宅サービス計画作成などのケアマネジメントの自己負担導入)については、年内にまとめる意見書では、これまでに出た賛否の意見を両論併記し、「引き続き検討を行うことが適当」としているので、次期改定では自己負担の導入は見送り、次期改正以降に継続議論することとなる。

これによって居宅介護支援費の見直しについては、特定事業所集中減算の見直しもがどうなるかに焦点が移されることになるのではないだろうか。

財務省が強く求めていた軽介護者の福祉用具貸与の自己負担化(給付除外)も見送られる見込みである。

ただし貸与価格については、平均価格より10倍高い価格で貸与されている例も見られることから、自由価格の原則は守りつつ、一部の物品について価格上限を設ける方向で結論が出される見込みである。

財源確保策としては、国の支出を約1,500億円減らす効果を見込んで、2号被保険者の保険料負担を、現在の総人数割から総報酬割に変更する可能性が高くなった。

さらに高所得者の3割負担や、課税世帯の高額サービス費上限引き上げが検討されているが、それについては29日に書いた、「国民負担の増加を考察する」で解説している通りである。

また軽介護者の生活援助の給付除外も見送りとなったが、そのかわりに給付費は大幅に削減される可能性が高くなった。その代替策といっては語弊があるかもしれないが、介護保険が適用されるサービスとそれ以外のサービスを組み合わせて、同時一体的にサービス提供する、「混合介護」についての本格的議論が、政府の「規制改革推進会議」で開始され、訪問介護や通所介護の送迎時の一部のサービスに限定して導入する案が浮上している。

これらの情報は、会議等が行われるたびに、リアルタイムにインターネット上に流されるので、日本のどこにいても、必要な情報が手に入れられる。そうであるがゆえに、そうした情報をいち早く手にするために、ネット情報を得るための環境は必須であり、PCを持ち歩かなくとも、それらの情報を手に入れることができるタブレットやスマートフォンが、必要不可欠なツールとなることも当然である。

僕の場合、週末を中心に旅の途上であることが多く、しかも僕自身がインターネット掲示板の管理人として、常にネット情報の管理を行わねばならないために、いつどこでもネットにつなげられる環境が必要不可欠である。

そのため一昔前は、PCを持ち歩いていたが、ipad以後は、大きくて重たいPCを持ち歩くことはなく、ipad+ガラケーが黄金コンビと信じて、それを持ち歩いて対応していた。

しかし(いつ購入したかも忘れてしまうほど以前に購入した)ガラケーが、いつ壊れてもおかしくない状態になった。加えてIpadも、初代モデルに続いて、3代目モデルを使っていたが、エアーになる前の機種で、カメラ機能もあまり良い状態とは言えず、何とかしたいと思っていた。

そんな中で、タブレット+ガラケーから卒業して、先々月発売されたiphon7plusだけで対応しようかなと思い、先月購入した。

ということで、このところの道外講演は、iphon7plusだけを持ち歩いて出かけているが、掲示板管理、ブログ記事更新、SNSでのやり取り、データ処理等も支障なくできている。そもそも僕がタブレットでしていることといっても、ネットに繋いで書き込みを見たり、自分で書き込みをする以外は、メールの送受信や、スケジュール管理、マップのナビゲーション機能を利用するくらいで、高度なデジタル利用をしているわけではないので、スマートフォンだけでも十分である。

そういうわけで荷物も軽くなったので、よりフットワークもよく、全国を飛び回ることができると思う。

ただし今年度は、職場が変わったこともあって、年度内の平日はなかなか時間が取れず、先日も、せっかく沖縄から講演オファーがあったのであるが、日程調整がつかずお断りせざるを得なかった。

しかし年度内でも、土日祝祭日を中心に日程が調整できる日はまだ多い。週真ん中の平日3日間を休むという日程は無理だが、それ以外なら調整はつくし、来年度以降なら平日を含めまだ十分調整は可能である。

講演に関するお問い合わせ、講師依頼は、北海道介護福祉道場あかい花のホームページの、右上のメールの絵をクリックして、連絡していただけるとありがたい。全国どこにでも飛んでいきます。
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