メールとは、広く郵便物を意味する英語であったが、現在日常的の使われるメールの意味は、電子メールを意味することが多くなった。

それだけEメールは、我々の日常に欠かせないコミュニケーションツールになっているといえるだろう。場合によっては、メールで頻繁にコミュニケーションを交わしているのに、実際にはお会いしたことがないという人もいるのが、不思議ではなくなりつつある。

僕の場合、全国のいろいろな団体や個人から、講演依頼の連絡をいただくが、その8割がメールである。(残りの2割がSNSを通じたものがほとんどで、電話は年間数件レベルである。)

北海道介護福祉道場あかい花のホームページでは、僕の講演予定を掲載しているほか、連絡先となるメールアドレスと電話番号を載せて、「講演ご希望の方は、お気軽にメールや、電話にて連絡してください。」としている。そのため、面識のない人から、ある日突然、メールで講演依頼をいただくことがあり、それがきっかえで知り合いとなることも多い。

しかし実際にお会いするのは、メールでコミュニケーションを交わすようになってから数ケ月後とか、1年後とかいうことも珍しくはない。そんな風に、日常的にメールは使われており、それとは逆に手紙やFAXを利用する機会はあまりなくなったような気がする。

しかしそれはあくまで個人レベルでの話で、仕事に関していえば、メールが主要なコミュニケーションツールになっているという状況ではない。

例えば僕の場合、この4月から新たな職場にステージを変えて、主として老健の相談援助業務を行っているわけであるが、老健の場合、在宅復帰施設という機能があるため、毎日のように医療機関のソーシャルワーカーや、居宅介護支援事業所の介護支援専門員との連絡調整が必要になる。

その際の主要ツールは電話であることは当然のことで、それはリアルタイムのやり取りが必要であることに加え、文章では伝えきれないニュアンスを、言葉で伝えなければならないということに寄るだろう。

しかしそうではない場面で、例えば文章で回答を求めたい場合などは、FAXを利用する機会が多い。しかし利用者の個人名を入れなければならない場合、FAXは不安要素がいっぱいだ。送信先を登録しておれば誤痩身の心配はないといっても、相手先の機械にプリントアウトされた紙を、いったい誰が読むのか、その後その紙がどう取り扱われるのかは、一抹の不安が残るところだ。

その点、メールの場合は、現在ほとんどの事業者で、個人専用アドレスを持っているだろうから、送りたい相手に直接情報を送ることができる。そういう意味でもメールは便利なツールだと思う。

しかし実際には、仕事でこのメールがなかなか活用されていない。先日もある報告書を、メールで送ったところ、その数日後に電話で問い合わせがあり、メールで送った旨を伝えると、そのとき初めて受信を確認するようなことがあった。これでは何のためのメールアドレスかわからない。

4月から働いている新しい職場でも、僕専用のメールアドレスをもらい、そのアドレスを名刺に入れて、あいさつ回りの際に配ったところであるが、入職から1月半以上過ぎている現在でも、そのアドレスには、メールが送られてきていない。

僕の個人専用メルアドは、「あかい花」の方と、自宅PC用と、それぞれ別に複数あるとは言っても、職務で配った名刺に記載しているメルアドが開店休業状態であるという事実は、業務コミュニケーションでは、まだまだアナログ的な方法が主流ということだろう。

それはそれでよいこともあるが、時と場合に応じて、もうすこし有効にコミュニケーションのデジタル化が進められてもよいように感じた。

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