熊本出身で、今も実家が熊本にある、ヘルプアンドカンパニーの西村代表が、フェイスブックで現在の熊本の惨状を紹介して、被災者の生の声を伝えている。

多くの方が、それをシェアしているが、フェイスブックをしていない人にもお知らせすべきと考え、西村さんには事後承諾で、その内容を引用させていただく。以下です。

西村 栄一氏のタイムラインより
これから熊本に行かれる方へ個人的なお願いです。メディア報道されていない避難所や施設からの情報。

1 .介護経営者より欲しいもの。
・食料、水。(避難所への支援物資に偏りが多く)
・スプーン、紙皿、紙コップ。
・スムーズに飲みこめない食支援用のとろみ剤、ゼリー等。
・インフルエンザ罹患者多数、隔離できないので抗ウイルス薬。
・各家庭1箱くらいのマスク。
・大き目のバスタオル(毛布は支給あってもタオルない)
・室内が暑いので、股関節や脇の皮膚かぶれ予防のもの。
・体育館で床が硬いのでみんな腰痛悪化マットレス。
・義歯洗浄剤や義歯ブラシ。
・髪用ブラシや髪用ゴム、化粧落とし。
・消毒や軽い処置ができるもの。
・女性ウェットティッシュ、おりものシート、ヘアゴム。
・水を使わないドライシャンプー。
・タオル、歯ブラシセット。
・鎮痛剤、解熱剤、胃薬、湿布。
・オムツ(子供用、大人用、ペット用)
・生野菜がないので、ビタミン剤とか、整腸剤。
この写真は、テレビでは報道されていない小学校の避難所。この付近の中核病院の熊本市民病院が建物崩壊の危機のため、患者移動で忙しい状況ではと推察します。(※写真は西村さんのタイムラインでしか見れません:筆者注)

2. 認知症ぎみの母を看ててくれる人がいるだけで助かります。なだめ、納得させるのに、精一杯です。食料や水まで気が回りません。目を離すと、外にでます。布団被って寝てほしい、といっても、ねてくれない。強い余震がきても、ボーッと、椅子に座ったままです。水が一瞬でた今、歯を磨こう、と声かけても、動きません。

3. 同級生の医師より
・水が足りない。透析してるひとが継続できるか。
・医療サイドの人不足。医療者は被災者でもあり、現場に出て来れる人が相対的に減っている。

4. 高校の先輩から。
・飲み水、食料
昨日たくさんあったスーパーマーケットに今日は全くありません。避難所(小学校)の貯水槽の水がなくなり、流せませんでした。でも、もっとひどい益城、阿蘇を報道で知っているので、誰も文句はいいません。命があるだけ、夜露ふせげるだけ、そして、電気あるのが、最大にめぐまれていると考えています。でもこの電気もいつまでか。。相変わらず余震続いています。雨の崖崩れ、被害拡大が心配です。

5. 高校の同級生ケアマネから。
施設が崩壊しそうだから入所者さんたちを他所に振り分けるのに奔走してるレベル。

6. 同級生のボランティアより「とりあえず、昨夜から熊本赤十字病院ERで診療にあたっている医師からの情報です。夜勤ERスタッフは主にCSM(confined space medicine)に出向き、私達日勤からのスタッフはERでの傷病者に対応いたしました。発災から約5時間で310人の来院(うちCPA2名)。夜明け前から各県のDMATも参集しましたが、被災が局地的であったこともあり、そのころにはほぼCSMも完了。すでに避難所への巡回診療のフェーズに移行しているようです。」

西村さんのタイムラインに寄せられているコメントより
・とにかく物資がまったく不足しています。水、食料がどうしようもないです。1人にパン半分です。

以上です。皆さんこの地震は新たな大震災です。みんなが一つになって、助け合うときです。できることを今から一つずつ!!まずは被災地に、食料と水を。義援金もできる限り送りましょう。心をつなげて助け合いましょう。
無題


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