去年の夏に転職を決めたとき(確か7月だったと記憶している)、新しい職場にはこの3月から来てほしいといわれ、現職場に2月末で退職する願いを提出した。

しかし引き留めなど様々な働きかけがあったし、僕も長年お世話になっている法人への義理も恩もあると考えて、年度末までは現法人に残ることにし、新しい職場への就業を1月延ばしてもらった。

ということで今月末まで今の仕事を続けて、4月1日から新しい職場に出勤するのであるが、昨日は新たな職場となる医療法人母体で、身体検査を受けるために仕事を休んだ。

今度の職場は千歳市にある老健である。母体の医療機関も千歳市内にあるが、同法人の老健は札幌にももう1ケ所ある。そこはできて2年ほどしかたたない新しい施設で、福住という場所に立地する個室ユニット型の老健である。昨日は健診の後に、挨拶を兼ねてそこにも見学に行ってきた。

地下鉄福住駅から徒歩で行ける立地条件の良さに加え、様々に工夫された設備も素晴らしかったが、一番の発見は、そこから札幌ドームの屋根が見えたことである。同施設から歩いて10分ほどでドームにたどり着ける。ということはファイターズの応援に行く際には、そこに車を駐車して歩いて行ける。(承諾もいただいた)ありがたや、ありがたやといったところである。

ところで僕は、3年前まで室蘭市にある介護福祉士養成校で非常勤講師を務めていた。しかし公私ともに多忙となってきたこともあり、カリュキュラム変更を機会に、通常授業を担当する非常勤講師は降ろさせていただき、社会福祉主事資格取得に必要な、特別授業の講義(全4コマ)のみ行う立場にしていただいた。

ところが今週に入って同校から、1コマ90分の授業を15コマ担当してくれないかと打診があった。今回の要請は、相談援助の授業を実地に即して教えられる講師が必要とのことで、それならばと白羽の矢が立ったらしい。

しかし職場を変わる折、平日に行わねばならない授業を担当できるか悩んで、昨日新しい職場でそのことを相談すると、人材育成は大事だし、将来的には職場の人材確保につながるかもしれないというメリットも見込めるので、受けてもよいですと言われた。

人材確保という観点から言えば、現在の職場で働く介護職員にも、僕の教え子がたくさんいる。介護福祉士養成校の卒業生だけではなく、ヘルパー2級養成講座(現在の初任者研修)で、僕の授業を受けた生徒などである。それらの生徒たちの中には、僕の授業を受けて、この施設で働きたいと思ったという生徒もいることも事実だ。今度の職場でも、そういう人が増えてほしいと思っている。

勿論、平日の授業の際は、有給休暇を使っていくわけであるが、それも職場の理解があってのことである。快く承諾してくれた新しい職場には感謝するしかない。

毎月2回大阪で行うセミナーは、金曜日の仕事終了後に大阪まで飛んで、土曜にセミナーを行って、その日の夜に北海道に帰ってくるので、仕事には影響がない。

同じく仕事に影響しない講演として、昨日急に具体化したのが、「中国上海講演」である。

かねてより、6月頃に中国まで介護の話をしに行けないかとお話をいただいていたが、新しい職場で仕事も覚えることが多いために、その時期に仕事を休まねばならない講演は無理だとお答えしていたところ、金曜日の仕事終了後に、新千歳空港からの上海直行便で現地入りし、土曜日と日曜日にかけて講演を行い、日曜日の午後に再び直行便で新千歳に戻るという日程を提示された。それならば行くことができる。

というのも新しい職場は、新千歳空港から15分〜20分の場所にあり、業務終了時間が通常なら17:30の為、新千歳空港18:30発の上海直行便に十分間に合うのである。ということで6/18(土)の中国・上海講演が決定した。詳細は3/27(日)に上京する折に打ち合わせることとした。

こんなふうに新しい環境、新しい明日に向かって、いろいろな風が吹いている。ありがたいことに、今のところそれは全て順風で、僕のこれからを後押ししてくれる風である。

今後様々な困難に出会い、逆風にさらされることもあるのかもしれないが、幸いなことに、僕の周りには僕を応援してくれる、信頼できる仲間がたくさんいる。それらの人たちの力も借りながら、しっかり前を向いて、明日に向かって歩きつづけたいと思う。

ちなみに・・・。僕の新しい環境を演出した張本人を紹介してみよう。
高校の同級生
岩見沢西高の卒業アルバムより・・・向かって右端が僕であるが、一番左端に写っている奴が、今回自らが看護部長を務める医療法人に僕を呼んだ同級生である。40年近く前の写真だから、お互い見る影もないな・・・。

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