小さな任意団体を立ち上げたのは、今年の初めのことである。

それは僕の教えを受けたいという、とある若者との出会いがきっかけになっている。出会いの場所や、きっかけについては詳しく書けない。何しろこのメンバーのことは、公にしないという約束があるからだ。

ともかく僕の考え方に共感して、僕の持つ知識をもっと深く学びたいという人たちと出会ってしまったということが、すべての始まりである。出会いの当初は、いろいろなことを話し合ったが、それは雑談の域を出るものではなかった。しかし本当に学ぼうとする気持ちが伝わってきて、その思いがやがて具体性を帯びてきた。その結果、体系を整えて継続的に一定の時間をかけて学ぶ機会を作るという話に発展した。

具体的には、2年に渡る期間をかけて、月に一度(休憩1時間を挟んで6時間)の勉強会を行うことが決まった。そこで勉強したいというメンバーは、いつの間にか5人になっていた。

その5人の若者は、定例会には必ず参加できるように都合をつけている。僕が講師役になっての座学が中心だが、半年を過ぎたころから、フリートーキングで、お互いの考え方を披露しあう時間も多くなった。

つまりそれは介護道場である。そこでは僕は理念と根拠の大切さを若い人に伝えている。少数精鋭を目指しているので、この5人が卒業するまで、別の参加者を増やすことはない。当然のことながら費用は発生せず無料で参加できる会である。皆手弁当ではあるが、交通費さえ惜しまなければ参加できる自主勉強会だ。

ここから再来年には5本の赤い花が、大輪を咲かせて巣立っていけるようにお手伝いしていくつもりである。それがどのような広がりになるのかは、若い5本の赤い花たちに任せようと思う。

今年4月からの定例会では、便宜上「介護福祉道場」と呼んでいたが、将来的な活動の広がりも期待して、任意団体ではあるが名称を変更した。「北海道介護福祉道場 あかい花」がその名称である。主宰者と言うほどのものではないが、一応僕の肩書は「代表」とさせてもらった。

何度も言うように「任意団体」であるから、登記も何も必要ないし、勝手に名乗っているだけではあるが、その名称で広く活動することはありかなと思っている。

北海道介護福祉道場・あかい花
僕は来春大きな転機を迎える。今僕が働いている法人の方針に疑問を持った時期に、ある方からお誘いを受けたことがきっかけで転職を決意したからだ。来年の4月から僕は、別法人に就職して新たな立場で働くことになる。そして同時に休みの日を利用して、この任意団体の活動も続けていくことになる。そしてその活動の範囲は、現在より広げていくつもりでもある。

4月から毎月2回、定期的に大阪で行う活動も、基本的にはこちらの肩書による活動としたほうがよいのではないかと考えている。

さらに4月以降は、冊子等の連載も6本に増える予定となっており、そこに掲載する肩書も、もしかしたら本業の肩書ではなく、この任意団体の肩書とするかもしれない。
※今月からは、大阪に本社があるカビ式会社シルバー産業新聞社の「シルバー産業新聞」の連載が、12/10号から始まっているので、そちらもぜひ読んでいただきたい。

そういう意味では、新しく迎える2016年は、僕にとって新たな旅立ちの年となり、そのことに胸躍らせているのが現在の僕である。

勿論、未知の職場と業務について不安がないかと言えば嘘になるが、乞われて行く場所だから、その期待に応えたいという思いの方が強い。高校時代の同級生と一緒に働くことができるのも、今から楽しみである。

そうした時期に、僕から学びたいという若者が身近にいるのは勇気になる。そういう意味では、5本の赤い花候補は、僕の生きがいを支えてくれる、もっとも身近なサポーターと言う存在でもある。彼ら、彼女らの期待を裏切ることなく、僕の持つすべてを伝えていきたいと思う。

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