夜間巡回の途中で、息が止まった人を見つけても、それは看取り介護ではありません。施設内孤独死です。

死の瞬間に、様々な事情で家族がそこに立ち会うことができなかったとき、愛する家族に替わって、施設職員が旅立つ方の手を握り、声をかけてお見送りする。そしてその方がどのように旅立って行かれたのかを、家族に語って聞かせることができることが、命のリレーをお手伝いすることです。

周囲の人々に支援されていれば、一人で逝かせても、それは「孤独死」ではなく、「ひとり死」だからよいなんて考え方はくそくらえです。

周囲の人々に支えられながら、最期の瞬間も寂しくさせない看取り介護を目指しています。なぜならそれを求めている人が、僕たちの目の前にいるからです。
(参照:在宅ひとり死に関するアンケート結果を公表します。

最期の瞬間に手を握って、安らかなれと祈り続ける介護を目指し続けます。それは僕がここにいる時も、どこに行ったとしても同じです。

看取り介護セミナー
僕が語る「看取り介護」の根拠は、僕と僕の施設の職員の実践です。

やってきたこと、できてきたことだから、そこには嘘もフィクションも存在しません。だから僕達以外の誰かにも、きっとできることです。そこに理想論は存在しません。現実に実行可能な実践論です。

座して何もしない人が、頭の中だけで考えて、ああだこうだと言っても何の意味もないし、そんな人の戯言に付き合っている暇はないのです。僕たちの目の前には、日々差し伸べる手を必要としている人がいるんですよ。そしてその人たちは、よりましなケアを求めているわけではなく、いつもベストのケアを求めているはずです。それを目指さないでどうするのですか。

看取り介護とは、何も特別なケアではありません。それは日常のケアの延長線上にある「介護」にしか過ぎないのです。そうであるからこそ、看取り介護まで責任を持って行おうとすることは、日常の介護を責任を持ってできることに繋がります。日常のケアの質が上がらないと、安心と安楽の看取り介護はできないからです。

人生の最終ステージを生きる人に、安心と安楽な日々を提供するために何が必要かを考えながら、その実現のために、日々の介護サービスを創造していく過程で、職員は介護という仕事の魅力を再発見していきます。そして看取り介護の場面で生まれる、様々なエピソードを経験しながら、人として成長していきます。

看取り介護対象者と、家族の命のバトンリレーを肌で感じることで、介護の職業に就いてよかったと感じ、介護という職業の誇りを感じ取っていきます。

それは職員の仕事に対する餅べ^ションアップにつながり、定着率のアップにもつながるでしょう。

そんな看取り介護の実践方法と考え方を伝えるセミナーを、全国6ケ所で実施します。僕がそこで伝えたいことは、前述した通り、看取り介護とは決して特別なケアではなく、日常介護の延長線上にあるものであり、日頃の介護の質を高める努力と、高齢者の最晩年期の暮らしを護るという理念が求められるということです。そして看取り介護とは死の援助ではなく、人生の最終ステージを「生きる」ことをいかに支えるかが問われるものだということです。

勿論、看取り介護には医療的支援が欠かせませんが、それはあくまで緩和医療であり、治療的関わりではないし、対象者が旅立つ瞬間に医師や看護師が居なければできない対応ではないのです。これは「介護」であることを忘れてはなりません。

そういう意味で、このセミナーは、特養だけではなく、すべての介護保険施設、グループホームにも共通して参考にしてほしものだし、訪問看護や訪問介護で、看取り介護・ターミナルケアに関わる関係者にも聴いていただきたい内容になっています。

日程と会場は以下の通りです。

1/31・大阪 (田村駒ビル)
2/14・札幌 (札幌時計台ビル)
2/27・仙台 (ショーケー本館ビル)
3/26・名古屋(日総研ビル)
3/27・東京 (廣瀬お茶の水ビル・日総研研修室)
5/29・福岡 (第7岡部ビル・日総研研修室)


詳細と申し込みは、PDCAサイクル構築による命のバトンリレー・介護施設で「生きる」を支える看取り介護の実践をクリックしてご覧ください。「日総研 看取り介護の実践」 で検索してもヒットします。

時間はいずれも昼休み1時間を挟んで10時〜16時(5時間)です。未来につながる介護のヒントを得たい方は、是非会場までお越しください。

自施設の職員のモチベーションを上げ、定着率を高めたいと思っている施設経営者の方、介護事業経営者の方は、是非このセミナーに職員を派遣して、看取り介護を実践していただきたいと思います。

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