400人、200人、120人、330人。この数字は10月中の道外4会場での、講演受講者及び受講予定者の数である。

いずれも定めた定員いっぱいの受講者で会場が埋まり、定員以上に受付できない会場では、たくさんの皆さんに事前に来場をお断りするということもあったそうである。それらの方には本当に申し訳ないと思う。またの機会があったら、これに懲りずに是非会場にお越しいただきたい。

それにしても、こんなに多くの方が僕の講演を受講するために来場してくださっている。本当にありがたいことだ。そういう人々と、一瞬の交流機会であったとしても、同じ場所で同じ空気を吸いながら、お話をさせていただく機会を持てる僕は幸せ者だと思う。

来場者すべての方と直接お話ができるわけではないが、言葉を交わさなかった人であっても、どこかで思いはつながっていくのだと信じていたい。来場者の全ての方が、僕の講演を聴きたいと望んでいるわけではなく、中には職場の業務命令であるから、仕方なく会場に来られる方もいるのだろうと思う。それらの方々にも、できる限り思いがつながるように、自分なりに努力をしている。思いが伝われば、きっと縁がつながって、どこかで何かが変わることを信じていたい。僕たちの職業には、まだまだ変えなければならないものが存在するのだ。そしてそれは一人では変えられるものではなく、皆が思いを一つにして良い方向に変えなければならないものだからだ。

一人の百歩より、百人の一歩が大切な時がある。」というのは、そういう意味である。

講演会場に来てくださる人の数が多ければ良いというわけではないし、少ない人数でもお話しする内容も、情熱も変わりはないのであるが、思いをつなげることができる人の数は、多ければ多いほどよいと思う。だからたくさんの人が、全国の色々な場所で、僕の話を聴きに来てくださることは、ありがたいことなのである。

何が大切かと言っても、最後は人と人の繋がりに勝るものはない。そのことを何よりも大切にしたい。そして僕がもっとも広げていきたい繋がりとは、対人援助とは何かを考え続ける人とのつながりだ。。

「対人援助」とは、困っている人に力を貸すことだ。何かを替わって「してあげる。」のではなく、少しだけ手を差し伸べ、心を寄せることで、その人にとって良い方向に自ら進むことができるように、力を貸すことだと思う。

介護とは、心にかけて護るという意味である。そうであるからこそ、我々は介護という行為が伴う職業を選択した瞬間から、人を不幸にするような関わりを一切せずに、だれかが幸せになるために力を貸すという「約束」を結ぶことになるのだと考えている。そういう約束をできない人は、この職業を選ぶべきではないと思う。いくら人手不足が深刻な問題だからと言っても、数合わせで、約束を守れない人を集めても対人援助にはならないと思う。

人を幸せにすることは、時に簡単で易しく、時に困難で難しいと思う。その人のことを思い、愛し、微笑むだけで、幸せになってくれる人がいる。幸せになれない理由がわからずに、何をしても幸せになれない人がいて、悩むこともある。でも我々は約束しているのである。「あなたを幸せにします」と・・・。僕たちは約束の場所に向かって、歩み続ける使命を持っているのである。

約束の場所
そこにたどり着くために、一緒に歩み続けてくれる仲間を探し続けたいと思う。声を掛け合い、肩をたたき合って、方法は違っても、目指す場所を同じくする仲間たちとの繋がりを大切にしたい。

僕自身は、誰にでも好かれる優しいタイプではないことを自覚している。誰かにとって耳障りなことも遠慮なく言うし、激辛な表現もするタイプなので、人から嫌われることも多い。自分自身も人の好き嫌いは激しく、誰とでもあわせることができて、打ち解けることができるタイプではない。一度嫌いになった人間と、表面だけ取り繕ってわだかまりがない風に付き合える器用さもない。

そうした人格上の欠点がある自分ではあるが、「対人援助」というステージ上のことに関しては、向かう場所が同じであれば、小異を捨てて協力し合う自覚は持っている。そんな僕にも、応援してくれる仲間がたくさんいることに感謝し、そのことを勇気に変えて、これからも信じた道を歩んでいきたいと思う。

330人以上の方から申し込みのある、青森県での「むつ下北老人福祉協会職員研修会」は、10/30(金)の開催である。案内では定員を定めていないので、まだ申し込み可能だろう。どなたでも無料で参加できるので、お近くの方は是非参加申し込みをしていただきたい。

また11/1(日)に、テクノプラザかつしかで行われる、「葛飾区介護サービス事業者協議会主催の認知症研修」も、どなたでも無料で参加できる研修会である。こちらは申し込みの必要はなく、当日直接会場まで来て頂ければ入場できるとのことである。同日に介護フェアー2015も行われ、様々なブースが設置されているので、こちらもお楽しみいただきたい。

約束の場所へ、一緒に向かう人々と繋がっていくことに胸を弾ませながら、一日一日を大切にし、目の前の一人ひとりの利用者の皆さんの暮らしと命を、愛おしく感じていたい。介護の力を信じて、介護の誇りを忘れずに。

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