シルバーウイークと呼ばれるようになった秋の連休ではあるが、皆さんはこの間どんな過ごし方をしただろうか。
介護施設で働く職員はあまり関係のないことなのかもしれない。一日も休みが取れず、世間の連休が終わってから、やっと1日休みが取れるという人がいるかもしれない。そういう人たちが報われる職業にしていくために、僕たちは、正しい情報発信をしていく必要もある。
昨今は、一部の心を麻痺させた人間達によって、信じられない虐待行為が有料老人ホームの中で行われ、そのことが明らかになって、介護施設のすべてがあんなふうに人権無視したひどい場所なんだろうと思われがちだが、当施設の職員はじめ、多くの介護サービス従事者は、暦に関係なく昼夜、介護を必要とする人々に真摯に向かい合って、その人たちの笑顔に喜びを感じる、「誰かの赤い花」たちだ。
そんな赤い花たちにエールを送るためにも、志を同じくする赤い花たちを増やすためにも、全国各地に出向いて、「赤い花の心」を伝えたい。
ところでそんな介護業界でも、5連休を取れた人もいるだろう。そういう方々は、働いている人にひけ目など感ずることなく、休みを大いに楽しんで、リフレッシュして欲しいと思う。そして元気にリフレッシュして、ますます介護の職場に赤い花を咲かせてほしと思う。
当施設では、連休初日に合わせて敬老の日を祝う、「緑風園まつり」を開催した。毎年の恒例行事であるが、連休の中日や終わりに行うよりも、ご家族の方が来やすいのではないかということで、この日に設定している。そのおかげか今年もたくさんの家族の皆さんが、お孫さんや曾孫さん、玄孫さんを連れて緑風園を訪れて下さった。
同時に職員の数より多い数のボランティアの皆様が、準備や屋台の運営、イベントの出演、後片付けのためにご協力いただいた。こうしたたくさんの善意によって、当施設の運営は支えられている。
今年はあいにくの曇り空の日になって、しかも肌寒い日になった。このため外での開催はあきらめ、屋内での開催となったが、会場は狭くなるものの、それだけイベントを間近で見ることができるなどのメリットもあり、利用者の皆様、来場者の皆様ともに好評を博したようである。
施設長として一番うれしかったことは、来場した家族の方から、「このお祭りに限らないけど、本当にここは良い施設で、家族を預けている身としては安心していられる。感謝だけしかない。」と声をかけられたことだ。そのように評価いただくほど十分なケアとは言えない部分もあろうと思うが、直接そのように声をかけていただくと、もっと頑張ろうという気になる。目指す頂上はまだまだ先にある。
おかげさまで、お祭りは熱気満々で、大いに盛り上がったが、こうした非日常を楽しんだ後に注意しなければならないことも多い。
それはイベントは、緑風園で暮らす人々のためにあるもので、ここに住んでいる皆さんがどう感じてくれたかということをきちんと評価しなければならないということだ。そこでは職員の気持ちが高揚したとか、盛り上がったということは、評価の外にある。緑風園で暮らす人々ののためのイベントであったのか、それらの方々に必要とされる非日常であったのかという検証と評価が不可欠であり、ここは総合施設長として僕自身が、なにより優先して考えなければならないことである。
さらに祭りのあとの高揚感を、日常のケアに引きずって、当たり前に行うべきケアサービスに影響を与え、サービスの品質が低下してしまうことがないように注意する必要がある。
合言葉は、『祭の後の寂しさが、いやでもやってくるならば、祭の後の寂しさを、感じさせない「介護の力」。それを創る仕事力。心が躍っても、ケアは冷静に。一番近くで見つめる介護。一番近くで気づく介護。祭りの宴が終わった後も、誰かの赤い花でいつづける介護』である。
非日常を引っ張りすぎずに、イベントから日常への切り替えが一番大事なのである。
少しだけ祭りの雰囲気を紹介する意味で、何枚か画像を紹介したい。
最後に、ご協力いただいたボランティア団体の名称等を下記に紹介して、この記事を締めたいと思う。ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
(アトラクションに出演協力いただいた方々)
・三愛病院・雅(みやび)太鼓の皆さん
・フラダンス、ハーラウフラ・プアネリネの皆さん
・よさこいソーラン踊り・炎(ほむら)の皆さん
(会場準備、屋台運営、後片付けにご協力いただいた方々)
・ボランティアクラブふれあいの皆さん
・ひまわりの会の皆さん
・介護老人保健施設グリーンコート三愛の職員の皆さん
・日清医療食品の職員の皆さん
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私は、6月に入職したばかりで・・・、
地域的に「老人会」も活発な様子ですが、なかなか厳しい様子です。
ご家族と音楽療法を1回/月のペースで開始したばかりです。
「敬老会」も職員で検討しましたが、ユニット単位開催希望にて、施設全体での行事希望なく、・・・masaさんが、九州講演時の「夏祭り」が、施設全体行事でした。
しかし、入居者の方々は「敬老会」を待ち望んでいらっしゃったご様子です。
行政主催の「敬老会」に入居者の約半数参加でき、課題は、色々とありましたが、「地域との交流」がチョットですができた様子です。
施設用に「ビニールテープ」で囲ってあり、場所の確保には助かりましたが、入居者の一部の方にとっては、地域とは線で分けられたような気配を感じられましたので、行政の方にお願い事で申し訳ございませんが、来年度は本当の意味で「地域交流」ができるように一緒に検討したいものです。
余興も賑わいまして、「新聞」に掲載されました。素敵な町だと思えてきました。
地域の「案山子まつり」にでかけましたが、これまた、「新聞」に掲載されました。
見事に私は、写真から切れておりましたが、入居者の方々にはいい思い出ができた様子です。
入居者と共に楽しい事を一緒に検討し、笑顔が溢れる施設にしたいものです。