去る18日夜、社会福祉法人登別千寿会の創立者で、前理事長・千葉寿良氏(登別千寿会・名誉理事長)がご逝去されました。享年91歳。そのため昨晩の通夜に引き続き、本日告別式がありますので、私は忌中引き法要が終わるまでお手伝いをしてきます。そのため施設への出勤は15:00過ぎになる予定です。

私が前理事長に初めてお会いしたのは、当法人が設立される際の、職員募集面接でのことであり、当時前理事長は50歳代でした。たくさんの採用試験受講者の中から、たった一人しか採用枠のない、特養の相談員として、私を拾ってくださり、以後30年以上の長きにわたり、時には叱咤激励を受け、時には厳しく指導を受けながら、信頼して使っていただき感謝の念に絶えません。

僕の初めて自著本、「人を語らずして介護を語るな。 masaの介護福祉情報裏板」が発刊された際には、自分の事のように喜んでいただき、何度も「偉い」とお褒めの言葉をいただきました。この本はのちにシリーズ化され、そのファイナルにて、「道標のない旅」というコラムを書きましたが、その内容は社会福祉援助者としての自分史を書きおろしたものです。そこに書いたように、緑風園という職場が私を育ててくれましたが、それもこれも、右も左もわからない新卒の若い私を、前理事長が信頼して役割を与えてくださった結果だと思っております。特に前理事長は私に対し「介護現場の頭脳」という言葉をかけてくださり、実際にそうした役割を与え続けていただきました。そのことに深く感謝しております。

振り返れば、思い出は尽きませんが、今日一日、昨日のお通夜に引き続き、告別式等のなかで、前理事長に対してできる最後のご奉公を、心を込めてしてまいりたいと思っております。合掌。

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