介護支援専門員という有資格者の仕事ぶりが、とかく批判の的になることがあるが、個人の質の差によるデコボクがあることは否定できないものの、地域の中に介護支援専門員という有資格者が根付いて活動している現状は、国民の福祉の向上の一翼を担っていると言って過言ではなく、その資格は決してなくして良いものではない。
介護保険制度が創設された際に、介護支援専門員という有資格者が誕生したことによって、この国の福祉の底辺は間違いなく引き上げられたと思う。
(参照:介護支援専門員という資格に誇りを持ってください)
ただし課題とされている点については、きちんと整理して、解決していく必要がある。そのことが社会の信頼を生み、介護支援専門員がますます地域でなくてはならない専門資格であるという認識につながっていくであろう。
介護支援専門員全体のスキルを引き上げていくために何が必要なのか?介護支援専門員に向けられている社会の要請とは何か?今問われている問題とは何か?
今一番問題とされていることは、ケアマネジメントが機能しているのかということだ。給付制限に躍起になっている国は、不必要で過剰なサービスを、介護支援専門員がプランニングしているのではないかと目を光らせている。そうであれば、介護支援専門員は、計画に位置付けたサービスの必要性を明示できなければならないということである。
介護支援専門員が、ケアプラン(居宅サービス計画または施設サービス計画)を立案する際に行うアセスメントが、本当に計画された具体的サービスにつながっているのかが問われている。
アセスメントを無視した、サービスありきのケアプランとなっていないのかが問われている。
そこで必要とされる介護支援専門員の能力とは、ケアプランの根拠を、アセスメント結果と繋ぎ合わせて言語化し、チームメンバーに文章や言葉で説明できる能力である。
そのために制度改正議論の中では、ケアマネジメントのあり方が問われ、作成義務化はされなかったとはいえ、課題整理総括表・評価表という2つの新しい書式が作られ、介護支援専門員がサービス担当者会議や地域ケア会議等の場における多職種との情報共有や調整等に際して積極的な活用を促されている。そのために介護支援専門員の更新研修などでは、この新しい書式の作成訓練なども行わるであろう。
つまり課題整理総括表・評価表はケアプランの根拠を言語化するためのツールと言えるが、必ずしもこのツールを使わなければならないということでもなく、自分にとって言語化のための思考法を取ることが容易なほかのツールを使ってもよいわけである。
アローチャートという思考法がある。このことについては、このブログ記事でも何度か紹介してきた。(参照:アローチャート関連記事)。僕自身はケアマネ実務に就いているわけではないし、アローチャートを深く学んでいるわけでもないために、その思考法に精通しているわけではないが、吉島先生のお書きになった本を読んで、この思考法は優れていると感じたので、当施設併設の居宅介護支援事業所の介護支援専門員には、アローチャートを学ぶことを推奨し、昨年札幌で開催された勉強会には、新任の介護支援専門員を参加させ、しっかりアローチャートを勉強してもらっている。
第 2 回アローチャート学会 神奈川大会が、平成 27 年 7 月 11 日(土)13:00 〜 12 日(日)16:10までの日程で、横浜市従会館で行われる。開催要項は、張り付いたリンク先からダウンロードできるのでクリックしてご覧いただきたい、。
大会の趣旨は、「アローチャートを用いたアセスメント及び関連する理論の研 究・発表の場を提供することにより、アセスメント技術の向上を図ることを目的とする。」とされている。アセスメントとプランのつなぎ方に悩まれている方、ケアプランの根拠を言語化することに悩みを持っている方などは、この学会での学びは貴重で、必ず実務に役立てることができると思う。
学会ではアローチャートの伝道師・吉島豊録先生(梅光学院大学・准教授)の基調講演や、アローチャートの基礎講座が行われる予定になっており、アローチャートの初心者も精通者も、どちらも学びの機会となり得る内容になっていると思う。全国の仲間との交流もでき、新たなつながりも生まれる素敵な機会である。日程調整をして、是非ご参加を検討していただきたい。
なおアローチャートをより詳しく知りたい方は、アローチャートブログを参照していただきたい。
僕はあいにく日程調整がつかず、今回は参加できず残念である。来年のアローチャート学会には、必ず都合をつけて参加したいと思うので、それまで他の参加者の皆様の貴重なつながりを大事に育てていただきたい。
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感動の完結編。

私は、「ショートステイ」のサービス事業所の立場で、「居宅ケアマネ」さんが作成し提出されました。
見事に同じご利用者なのに「表現方法」が違っており、ビックリしました。
まだ、よく理解できておりません。
しかし、違う視点で「アセスメント」できるような気がしました。
近日中に「課題整理評価表」 研修を個人で受ける予定です。
「アローチャート」の研修も、参考にしたいと思っていましたが機会がありませんでした。
田舎は不便ですが、どうにか遅れず、ついていきたいものです。