登別市の介護支援専門員の職能団体として、「のぼりべつケアマネ連絡会」という組織がある。

この会は介護支援専門員の地域団体としては、全道で2番目に組織化された歴史ある組織であるが、僕はその会の3代目代表として、2期4年間の任期を務めあげた。しかし公私ともに何かと忙しく、同会代表の責務を務めることが重荷となって、2011年度の改選期に辞任する希望を表明した。

そのときなかなか後任が見つからず、そのため辞任がままならないという状況になった際に、関連法人のグループホームと小規模多機能居宅介護の総合施設長を務める高蠣(たかがき)現代表が後任を引き受けてくれたことで、僕は代表という重責から解放されることになった。

そういう意味では、高蠣現代表には恩義があると言ってよい。

ところで先月3/24(金) 18:00〜登別市役所で新年度からの介護認定審査会審査委員の委嘱状交付式があり、僕も再任辞令を受けるためにそこに出席した。その際、同じく認定審査委員を務めている高蠣代表から怪しい目で、「4/17(金)登別にいますか?」と聞かれた。

金曜日の夜は土日の講演に備えて移動していることが多いので、登別市内にはいないことが多いが、4月は道外講演予定がないため、「いる」と答えたら、さらに怪しい目で、「のぼりべつケアマネ会の総会なんです」と言われ、「そうかい」と答えた。・・・それは嘘であるが、4/17(金)総会後に、制度改正に関連した講演を行ってほしいと依頼された。

恩義のある人から頼まれたので、断る選択肢はなく、その場で「2015年介護保険制度改正と居宅介護支援費改定の要点〜大改正の実態」という演題で講演を行うことに決めた。同会では4年ぶりの講演となる。

のぼりべつケアマネ会の定例会は、毎月第3金曜日の18:00〜20:00までの120分行われているが、今回は冒頭で役員改選や事業計画案承認などの総会が行われる予定になっており、その総会が何分で終わるか確定していないので、当日は90〜60分程度の内容を、当日の進行具合に合せてお話しする予定である。場所は、登別総合福祉センター「しんた21」。受講者は70名程度であろうか?

講演内容は今週末の休みの日にまとめたいと思っているが、この制度改正の意味や流れ、地域包括ケアシステムとは何を目指したシステムなのかということを明らかにしたうえで、医療制度改革と介護保険制度改正が密接に関係していることを示し、そこで求められる介護支援専門員のあり方、課題などを提言したい。

また介護保険制度改正の解説は、単なる制度の説明ではなく、その意味は何かということを、次の改正への布石となる部分も含めて明らかにしたい。そのうえで居宅介護支援費の算定ルールの変更点や、介護支援専門員を巡る一連の改正点の詳細をわかりやすく伝えたいと思う。

どちらにしてもその内容は、ほかでは聴くことができないmasa節であり、建前を取っ払って、真実を明らかにするつもりである。ここだけでしか聴くことができない裏話もありだろう。ただし今回は少し時間が足りないかな?せめて120分あればよいのだが、そう贅沢も言っておられない。

この4月という時期は、新年度ということもあって、道外講演の依頼は少ない時期である。9月から3月までは毎週のように土日は、道外のどこかで講演を行っているが、4月から5月の連休明けまでは、その依頼が毎年少なくなる。逆にいえば、それゆえ声がかかれば、断ることなく講演依頼をお受けできる貴重な時期が4月5月であると言える。介護支援専門員に関する情報も、僕くらい豊富に持っている人間はそう多くないだろうし、分析力や説明能力もそう低くはないはずだ。しかしこの地域にもほかにも介護支援専門員や介護サービス事業者の団体はあるのに、敷居が高いのか、以外と近くの団体からは声がかからない。そういう意味では、登別市内で僕が講演を行うのは、少ない貴重な機会であると言えるだろう。(昨年度はゼロであった。)

昨年の5月には、一般社団法人となったことを記念して行われた北海道介護支援専門員協会研修会・総会にご招待を受け、制度改正概要が明らかになる前に、「地域包括ケアシステムにおける介護支援専門員の役割」というテーマでお話ししてきたが、そこでお話しした予測もほぼ当たっていることが証明できたであろう。

来月も、5/16(土)同じ道内の深川市で行われる、北空知介護支援専門員連絡協議会総会・研修会で120分講演をする予定になっており、こちらでは「地域包括ケアシステムの中で期待される介護支援専門員の役割りと課題」というテーマでお話しすることになっている。

6月には、新潟県三条市で行われる新潟県ケアマネ協会総会・研修会にも講師としてご招待を受けている。

僕は、施設ケアマネの研修講師として全国様々な団体から講演依頼を受ける機会も多いが、居宅介護支援についても実務経験者でもあり、少なからず情報は持っているので、ご希望のある方はお気軽に相談いただきたい。

今年はまだ予定が埋まっていないが、今後PDCAサイクルの視点を含めた「看取り介護講演」も予定の中に入ってくるし、「介護実務」や「施設相談員」の講演依頼で調整中のものも予定の中に随時入ってくると思う。おそらく今後も講演依頼が順次入ってくるので、今の時期だと主催者の都合に合わせた日程調整が柔軟にできるものの、時間が経過すればするほど調整が必要になってくるだろう。

ということで、講演講師のご依頼は、お気軽にメールで連絡いただきたい。その際は、迷惑メールと間違えないようにタイトルに「講演依頼」などと書いてくださればありがたい。勿論電話での問い合わせも可である。問い合わせたものの調整段階で途中で依頼を断ったとしても問題ないので、まずはお問い合わせをお願いしたい。

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