今日は午後から来年度の事業計画案や当初予算案の審議を行う理事会の開催を予定している。そのため昨日も遅くまで準備で忙しかったし、今日も午前中からバタバタである。

そんななかで愚痴を書かせていただく。年度末でしなければならないことがたくさんあるこの時期に、昨日午後から介護報酬の改定に伴う事業者説明会が開催された。しかも結果的にそれは、かなり無駄な時間であった。説明会を開催するなら、きちんと説明できる担当者を選ぶべきだ。資料を朗読して説明に替えようというのはやめていただきたい。そもそもこれだけインターネットが発達した社会で、行政しか目にしていない文書資料などほとんどないわけであり、加えてこの時期に、事業説明会に参加するような事業運営に責任ある立場の者が、報酬告示に書かれている費用算定要件等を読んでいないわけがないのだから、それらを読んでいることを前提にした説明会にしないでどうするんだ。行政のアリバイ作りのために、我々の貴重な時間を削らないでくれ。

事業者説明会は集団指導ではないので、必ずしも参加する義務はないのであるが、この忙しい年度末にわざわざ時期を設定して事業者に説明をしようとするのには、それなりの理由があるのだと思うのは人情である。っきっと4/1からの新報酬算定に関して行政側から伝えておきたい重要な事項もあるのだろうと考え、13:00〜16:00まで室蘭文化センターで行われた説明会に参加してきた。

介護報酬Q&Aが30日(月)に発出されることが明らかになっており、それを目前にしたこの時期であるがゆえに、わずかながらも「新情報」が入っていないかと期待する気持も少しはあったが、それらはすべて期待外れに終わった。まったくの無駄な時間であったと言ってもよい。

説明会の流れとしては、 嵎鷭群定概要」、◆嵎〇齋魯機璽咼后廖↓「医療系サービス」、ぁ峅雜邉詆嬌饂残蠅坊犬訛寮届の留意事項」、ァ峅雜郢抉臉賁膂の資質向上について」であった。

最初に,鉢△寮睫世あったが、案の定、報酬告示と解釈通知に書かれていることの説明で、そのうち9割は、解釈通知まで説明が及ばない報酬告示の算定要件の説明のみであり、既にこれらの通知文を読んでいる人にとっては、今更の説明である。

ただこの部分の説明担当者については、コンパクトに要点のみ読み上げていたので、時折眠くはなったが、わりとすんなり話を聴けた。い砲弔い討牢日を確認した程度であろうか。イ鷲佞餌しのようなわかりきった内容の説明であり、これについては、血の通った解説を含めた説明を聞きたい方は、僕の講演を聴いたほうがよほどましである。来月17日(金)登別市民会館で行われる「のぼりべつケアマネ会総会&定例会」の中で、「介護保険制度改正と居宅介護支援費改定の要点〜大改正の実態」という講演を行うので、そちらで詳しく解説しよう。

おっと話がそれた。元に戻そう。

最悪だったのは、「医療系サービス」の説明である。ここで説明担当者が、苫小牧保健所の担当職員に変更になった。ところがこの担当者の説明が資料の朗読会である。しかもご丁寧に、要点のみならず算定要件全文を読み上げるという、内容理解のない人がよくやる朗読である。

算定要件が複数書かれている部分も、資料に書かれた内容をすべて朗読しているだけである。思わず、「だから、資料に書いてあることを、ただ読み上げるのはやめれって!!」と言いたくなる。そもそも僕たちは字は読めるし、黙読の方が早いわい。わざわざ全文を行政職員に読んでいただく必要もないわい。この担当者は、このスタイルが説明になっていると思っているのだろうか。そうだとしたら相当のおバカさんである。
ただの朗読
朗読に終始するこの行政担当者・・・。資料を読み上げるだけだから、座ったまま下を向いて資料しか見てない。顔を上げて会場を見ないから、いかに受講者が迷惑しているかも気が付かない状態である。

例えば老健の報酬説明で、「在宅復帰機能のさらなる強化」というタイトルを読むのはともかく、報酬は在宅復帰型も一般型も減算されていますが、在宅復帰型の下げ幅は一般型老健より低くなってその下げ幅の単位は〇〇単位〜〇〇単位になっています、って説明なんかいるのか?会場で受講しているのは小学生じゃなくて、介護保険サービスの専門家だぞ。当然引き算だってできる。見て一目瞭然の説明なんかいらないって。

それよりその背景に、単価が低く設定されている一般型老健の方が、在宅復帰型老健より収益率が高い地域があり、それは在宅復帰型老健はベッド回転率を上げるために有能な人材が必要とされ、人件費支出が高いことと、ベット利用率が下がることが原因であり、そのために在宅復帰型老健への転換が進まないことから、この逆転現象を解消する目的もあって、今回の報酬単価が設定されたと説明するならともかく、算数の引き算を解説してどうするんだ。

しらける会場
しらけて、イラつく人も多かった会場は、空席も目立った。それだけ参加しなかった事業者も大方のであろうが、もしかしたらその事業者の方が賢い選択であったかもしれない。

どちらにしても無駄な時間を費やしいたものだ。それにしても今回の説明会は、対象地域の範囲が胆振全域でかなり広い範囲である。僕の施設からは、説明会場まで片道40分程度で着けるからまだよいが、片道2時間以上かけて会場に駆け付けた事業者もいただろう。そうまでしてこの忙しい時期に時間を割いているのに、この貧しい説明内容はどうにかしてほしものだ。

これでは行政の事業者説明会は、単なるアリバイ作りか、消化試合でしかなくなる。こんなことでよいのか?行政担当者は、こんな朗読会で終始して良いと思っているのだろうか。もっと説明担当者を選べよと言いたい。行政改革の必要性は、このような場面にも及ぶのではないだろうか。

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