今日このブログ記事を読んでくださっている皆さんも、新しい年を様々な思いで迎えられたことでしょう。今年2015年という年が、皆様にとって幸多い年になりますことを願ってやみません。

私的なことでいえば、僕は今年8月に満55歳という年齢に到達します。僕が就職した当時(昭和58年)定年は55歳の時代でしたので、一昔前なら退職を控えた最後のご奉公ともいえる意味のある年齢だったと思います。

今では定年は60歳が普通で、それ以降も希望により継続雇用されるのが当たり前になりましたから、この年齢自体にはあまり意味を見出す必要がないのかもしれません。しかし一つの区切りとして、自分自身は何かを変えなければならない時期に来ていることを実感しております。今年一年を通して、そのことをじっくり考えてみたいと思います。

そんな2015年の最初の記事については、このブログのあり方そのものについて書きたいと思います。

それはコンセプト(骨格となる発想や観点という意味。)という大げさなものではないかもしれませんが、僕がこのブログを書き続ける意味や、今後どうなっていくのかについて思いつくままに、「本音」を綴るつもりです。実はこのことは過去にも再三書いてきているし、その考え方は少しも変わっていないので、あらためて書く必要もないのですが、新しい読者の方もおられるようですので、その方々にも僕のブログに対する考え方を知っておいてもらいたいと思うのです。そしてその考え方を知ったうえで、このブログを読み続けるか、無視するかを決めていただきたいと思います。

このブログは2005年11月9日に、何の準備もないまま思いつきで始めたものです。ただその時にふと考えたことは、この場所は自分の立場などに縛られることなく、周囲の様々なしがらみを無視して、読者にも媚びることなく、書き手である僕自身のためだけに書こうということでした。

僕自身が、現実にはどうしようもない壁にぶつかったとき、僕の魂の叫びを表現して、やるせない思いをどこかに発散しないと、僕自身が壊れてしまうのではないかと思う時があります。そんな時、自分の思いを正直にストレートに表解する方法として、ブログに思いを綴ることにしました。しかし思いを発散させるためには、時に自分の心を強くするために過激な表現も必要になることに気が付きました。それは場合によって、読む人に不快感を与えるかもしれないことにも気が付きました。しかしそのことを恐れて表現を変えることは、自分の思いとは違ったものの表現となるかもしれず、それは自分にとっての新たなストレスとなりかねません。そのため読者の存在を無視して書くことにしました。

その結果、読者の方々が不快な感情を持つことになるかもしれませんが、それさえも無視して、自分の心の叫びを素直に表現し続ける場所にしています。それだからこそ平日、毎日のように記事更新し続けられるだろうし、そうだからこそ今まで続いております。

よってそのことに不快を感じる方から、それを「修正しろ」と言われたとしても、その声は無視します。「こうあるべきだ」という形は存在しません。その時の僕自身の考え方のみが、このブログの方向性を決める唯一の判断基準です。

このブログがいつまで続くのかはわかりません。書きたくなくなったらやめようと思っております。だからある日突然やめるかもしれません。それを決めるのも、僕の判断以外なにものもなく、その判断は極めて勝手なものであってもよいものだと考えます。

そのような勝手な場所ですが、当然のことながら、僕自身が表現したい「思い」の中には、自身の魂の慟哭と言える思いのほかに、社会全体に向けて伝えたい思いも含まれ、その中にはソーシャルアクションが求められるソーシャルワーカーとしての使命感から表現する思いもあります。それは結果的に、読者の方の「共感」につながったり、「学び」につながったりすることがあるかもしれません。

しかしそれは僕が伝えたい、「思い」を表現した結果に過ぎないので、そのことで新しい情報や知識を得た方がいても、それらの方が僕に感謝する必要は全くありません。むしろ、この勝手な思いを綴ったわがままな場所に訪れて、汚い言葉を含んだ僕のつたない文章を読んでいるという読者自身の行為を誇るべきだと思います。

そういう考え方が根底にありますので、基本的にブログ記事に対するコメントは、僕が確認して承認したものしか掲載されない設定にしておりますし、掲載されたとしても、すべてのコメントに返信の言葉を書くこともしておりません。共感してくださったり、応援してくださったりする方には、心の中で感謝するのみです。それは「コメント返し」という行為が、僕の心の負担になって、このブログを書くことを億劫にさせる要因にならないようにしているという意味もあります。このブログに関しては、僕自身に一切のルールや義務を課さないというのが、僕の姿勢です。

だからと言って、僕がこのブログの中で単純に、「孤高の人」でいようとは思いません。このブログで誰かと思いをつなぐことを不必要と思っているわけでもありません。決められたルールや義務は存在しなくとも、思いを同じくする人と繋がるということは大切なことなので、このブログがそのきっかけになること自体は否定しませんし、むしろ歓迎します。

何度か書いていますが、「一人の百歩より、百人の一歩」が求められる時があります。その一歩をみんなで歩むためにも、人とのつながりは大切にしたいと思います。ですから、このブログを読んでくださったことがきっかけで、メールその他でコミュニケーションを交わすことができるようになったり、場合によっては僕を講演講師として招いてくれて、直接お会いして関係が深まったりというケースは、過去にも数多くありますが、その繋がりこそが、僕の人生の中で一番の財産になっています。

この正月も、施設の中で様々なことがあり、なかなか完全休養というわけにはいきませんでしたが、休んでいた時間を利用して、今月中旬からの講演準備をしておりました。僕の講演で紹介している動画も、北海道版新バージョン、金沢版、大阪版、京都版と4バージョンを新たに創りました。

動画・北海道版LOVE〜明日へつなぐ介護
上の画像は、LOVE〜明日につなぐ介護・北海道版の新バージョンに加えたスライドです。今年もみなさんとのつながりの中で、「人々の希望となる介護」を探し続けようと思います。そのためこの場所はわがままな場所であり続けます。そんなわがままな僕の思いに付き合ってくださる方は、このブログを今年もよろしくお願いいたします。

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