僕の今年最後の道外講演は、26年12月13日（土）18:30〜20:30茨城県利根町公民館 （茨城県利根町 ）で行われた、社会福祉法人 河内厚生会主催研修であった。そこで『人を語らずして介護を語るな〜誰かの赤い花になるために〜』というテーマでお話ししてきた。
その講演の受講者アンケート結果が届き、その中に何点か質問が書かれていたので、この場を借りてアンケート結果を紹介するとともに、寄せられた質問に回答したいと思う。
《研修を通して、気付いたことや、明日から実践してみたいこと等があればご記入下さい。》
・先生以外の方の話が長い。
・「それ普通？」の合言葉を周知させていきたいと思います。
・言葉遣いの大切さ。
・私の施設にも同じような事例の方がいて、多方面からの観察が必要だと感じました。
・利用者様に寄り添う介護。
・言い合わないと鬼になる・・・心に沁みました。
・「普通」を考える。
・丁寧語で話す。
・自分や自分の親の身に置き換えて普通に暮らして頂ける施設、介護をつくっていきたい。
・幸せだったと思えるようにケアしたい。
・食事時の姿勢を見直したい。
・声かけの方法を変えてみたい。
・諦めないで考え続けていくこと。上下関係で強い意見に同意せず、普通の考えを考えることの大切さ
・割れ窓。施設の色に染まるのではなく、自ら気をつけ流れを変えていかねばと思いました。
・今後も学び続けることで流されない支援をしていきたい。
・気づきを１つ１つ思い起こして実践していきたいです。
・自分が進んでいる道は間違いないと確信できました！
・常に想像・創造します。
・自分の施設の赤い花になりたいと思います。
・集団マヒにならない様、常に普通の心を大切にしていきたいと思います。
・改めなくてはいけない所がたくさんありました。今、気付けて本当に良かったです。
・我も人なり、彼も人なり。
・先生のブログを毎日見て勉強しています。車いすは移動の道具であると機会がある毎に伝えても分かってもらえませんでした。今回の研修で同じ勉強をした仲間が増えたことで少し気持ちが楽になりました。
・テーブルの高さを見直してみます。
・今までの仕事を振り返り、間違った事や仕方ないと思いながらやってきた仕事ばかりだと反省です。利用者、家族の事を考えると、分かっていて出来ていない自分がいるなと改めて思いました。
・私の勤めている施設では、募集をしても人が来なくて、職員の人数もギリギリで仕事をしています。 私は仕事をするのが遅く、「早くしろ！」とよく注意をされます。仕事を早くこなそうと介護をしているので、利用者様にとって「鬼」のようになっていないか心配です。 自分が上の立場になり、変えていかなければいけないのかなと真剣に感じました。
《感想》
・とても勉強になりました。自分の施設に持ち帰ります。
・人間様が相手様だと心に刻み、明日からまたがんばります！
・また明日から頑張れます。
・あっというまの２時間でした。
・今までが不幸だったとしても、自分の最期が幸せだったら・・・私自身もそう思っています。
・最後の動画、感動しました！ただ、もう少し次のスライドに移るスピードをゆっくりにしてもらえると読みやすく、ありがたかったです。
・初心に返り、花を咲かせる人になりたいです。
・介護のことだけではなく、当たり前のことを改めて確認することができました。
・帰って「介護とは」を見直したいです。
次に質問が寄せられているので、それに答えたいと思う。
（質問１：・看取り介護に取り組んでいます。そこで３点伺いたいことがあります。�／Π�の意見をまとめる時期、 ��家族へのアンケートをいつ渡すか、 ��最終的にいつ頃デスカンファレンスを行い終結するのか）
（回答）
�ヾ納茲蟆雜扈�了時に相談室より各セクションのPCから入力できる、当該利用者の看取り介護評価についての共有ファイルを立ち上げた旨の連絡がされ、遺留金品引き渡しの日が示され、遺留金品引き渡しの日より原則一週間後までに評価を書きこむように連絡。
��遺留金品引き渡しの際に、デスカンファレンスへ参加していただけるか確認し、参加できない場合はアンケートに回答していただくようにお願いしている。アンケートは後日郵送でも良いが、ほとんどのケースでその場で回答していただいている。
�０篶蔚睇憤�き渡しから1週間後までに共有ファイルの各セクション記入が終わっているので、それをもとに相談室が担当職員の勤務状況を確認してデスカンファレンスの日程を調整し、遺留金品引き渡しから2週間以内に実施することとしている。
（質問2：・入浴、排泄の拒否が強い方への声かけ方法）
（回答）
声掛けの方法を考える前に、なぜ拒否するのかという理由を検証し、その理由を相手の立場に立って共感的に理解し、それに沿った声掛けの方法をケースごとに工夫するということが大切ではないでしょうか。どのように声掛けしたらよいのかをテーマに、カンファレンスを開催することがあってもよいと思います。「こうしなければ、あなたが困ることになります。」という声のかけ方ではなく、「こうしてくれれば私はうれしい」というような声掛けに、「仕方ないから、そうしてやるか」という風に持っていくことが有効な例もありますし、それが全く通じないケースもあります。そこは個別性に配慮しながらケースごとに工夫するということ以外答えはないと思います。
（質問3：・職員間の意識を変える為にはどうしたらいいでしょうか。）
（回答）
責任ある立場の者が、模範を示し続ける。特に管理者が求める姿勢に沿った対応を続けるということが必要だと思います。場合によっては、求められる姿勢を人事考課の評価項目に入れるという考えも必要と思います。また意識を変えないと何が起きるかという具体例を示したり、意識を変えた先にどのようなことが実現須ｔるのかという具体例を示さないと、変える動機づけが生まれません。つまり今回、僕が講演でお話しした具体的ケースを説明する手法などが必要になるということです。
以上、この場を借りて質問に答えるとともに、お忙しい中、時間をとって集まっていただいた皆様に心より御礼を申し上げます。
来年は、27年1月23日（金）に金沢歌劇座（石川県金沢市 ）で行う、「石川県老人福祉施設協議会主催・生活相談員研修会」で、「生活相談員の役割と実務」というテーマでの講演を皮切りに、また全国各地にお邪魔する予定です。その節は、どうぞよろしくお願いします。
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感動の完結編。
ｍａｓａさんの講演会にて、沢山の方々が、小さい赤い花を咲かせたのでしょうね。
★来年の３月の講演会は、いつもの「オープン参加の印」緑での記入がありませんが、職員限定ですか？
★先程、親類の通夜に参列して参りました。
私は勤務の関係で看取りに立ち会うことはできませんでしたが、病院での看取りで、家族や親類に囲まれて
穏やかな最後だった様子。
毎週、面会に行きましたが、なんとなく病院での看取りもいいものだと・・・・
従弟の看取りの時も感じましたが、施設がいいとか？家がいいとか？病院がいいとか？
最後を迎える場所ではなく、看取りに関わる人なのかなぁ〜と、考え方が変化してきました。
★孫が、亡くなったじいちゃんの為に葬儀用にＤＶＤを作成してくれました。感動的な仕上がりです。
沢山の方々より、沢山のお花を頂戴した皆が尊敬する人格者のお父さん（私はそう呼んでいました）
人は、いつかは亡くなるが、・・・・最近、人の別れがあまりにも多いので、元気がありません。
後悔がないように生きたいが、・・・・争いなく、穏やかに暮らしたいが、・・・・世の中、難しい、・・・・
笑顔が素敵だった、お父さん・・・明日は、笑顔で見送ってあげたいと思います。
亡くなったお父さんは、陰ひなたなく、分け隔てなく笑顔で接し、本当に地域や沢山の人々の心に「黄色いひまわりの花」を咲かせた方でした。私も少し、あやかりたいと思います。