クリスマスのイベントは、すでに日本人にとっても欠かせない季節行事という感がある。高齢者施設でも、この日に合わせてイベントを開催することに違和感は持たないだろう。ただし、そのやり方が問題になるかもしれない。
数年前まで僕の施設では、クリスマスパーティーと称す行事を、お昼ご飯に合わせて行っており、それはお昼ご飯を食べながら、ボランティアを呼んで、ボランティアの演芸を見ながら食事をするというスタイルであった。
しかしクリスマスパーティーと言いながら、カラオケや民謡や日本舞踊が中心の演芸会が、クリスマスという雰囲気を出しているのかと首をかしげたくなることがあったし、利用者の皆さんが、本当にそのスタイルを喜んでいるかという検証も行われていなかった。そのためある時期に、利用者の皆さんにどういう形のクリスマスをしたいのかと言う希望を取りながら、職員全員でイベントの見直しを行った。
すると利用者の中に少なからず、「せっかくのごちそうを食べる機会なのに、ボランティアの演芸を見てあげなければならないと思うと、あわただしく、ゆっくり食事を楽しめない。」という意見や、「クリスマスと言っても、いつもの変わり映えしない歌と踊りだね。」などという声が聴かれた。
そうした声を受けて数年試行錯誤しながら、今は昼食時に、「クリスマス食事会」という行事を行って、ここではサンタに扮装したものがキャンドルサービスを行って、その後は食事をじっくり楽しんでもらうことにした。その流れから、午後3時にクリスマス演芸会を行い、ここでは職員の演芸を楽しんでいただき、その後にプレゼントを一人一人にっ渡して、最後にクリスマスケーキを食べていただいてイベントを締めるというスタイルになっている。


画像は昨日のメニュー(普通食)である。当初はオードブルも大皿に数人分盛り付けてテーブルに出していたが、自分で好きなものを取って食べるという人がほとんどおらず、逆に「取りずらい」、「食べずらい」という声が多く聞かれ、結局一人盛りのオードブルをお膳に盛り付ける現在のスタイルに落ち着いた。これは今でも好評を博している。
クリスマス演芸会は、毎年職員が趣向を凝らして、1月ほど練習を重ねて出し物を披露している。気をつけていることは、演芸をご覧になるお客様は、大人であるということ。しかしあまり堅苦しい会になっても楽しくないということだ。そうであれば、我々が忘年会を行う際に「出し物」として披露するかくし芸などは許される範囲であると思え、そこにはある程度の笑いを取るようなものが含まれていてよいだろう。
見てくださる方に不快を与えず、楽しまれる余興ということで、あまり固苦しく考える必要もない。
ただ、「だから怖い!!感覚麻痺。」でも指摘しているように、認知症のある利用者の方などを、大人としての存在を否定し、笑いものにするようなことがあってはならないと思う。
紹介記事の中で、「むしろ僕は、クリスマスパーティーという場であっても、大人がサンタクロースの帽子をかぶるというのもどうかと思う。」と書き、その問題については施設内の職員研修等でも指摘してきた。このことに関連して、今回ある職員から、「私たちの練習を見ていただいた利用者さんの中で、当日一緒に踊ったり、同じ帽子をかぶりたいと希望する方がいるのですけど、それも駄目なのでしょうか?」という疑問が示された。
そもそも僕は、利用者の方がクリスマスに、サンタの帽子をかぶることを、「だめだ」などという決めつけをしている覚えはない。僕らだって、その場の雰囲気でサンタの帽子をかぶり、衣装をまとって飲み会等で場を盛り上げたり、羽目を外すことだってある。
問題としているのは、『自ら望んでいない状態で、「仮装させる」という行為』であって、自ら望んでその場の雰囲気に溶け込むような仮装は否定する必要もないし、認知症の方でも、その人を「認知症」という冠をつけず、人としてみて、なおかつその場で、そういう衣装で他の人々と同化することが自然であると考えられるなら問題となるような感覚麻痺ではないだろうと思う。
参加する利用者の皆様は大人であるということを忘れずに、それらの方々をおもてなしする方法として、どういう方法がふさわしいのかと真剣に考えた結果であれば、答えは幾通りもあるのだろうと思え、一律否定される行為はそんなに多くはないのだろうと思う。そのことを真剣に考え、イベントを行ったということで満足しないで、その結果が、利用者の方々の生活に潤いを与え、日常生活を豊かにする、「非日常」であったのかという検証を常に行うことで、感覚麻痺は防ぐことができるのだろうと思う。
介護施設の施設長は、そうした検証を促し、大局・高所からそのことを判断するという役割を持っているのだろうと思う。









利用者のみなさんに喜んでいただこうと、知恵をしぼって用意したクリスマスプレゼントの数々。
《おまけ》
皆さんにとっての、クリスマスソングってなんですか?いろいろあると思いますが、僕のおすすめは、ゆずの「しんしん」。漬物の歌ではありません。僕の携帯メールの着メロにもしています。
聴いたことがない方は、是非一度聴いてみてください。
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感動の完結編。

バックの看板が素敵ですね。私も「妖怪3人組み」に入ってみたいです。
★お誕生会でも同様の事が、以前より気になっていました。
お誕生日の方に色紙の首飾りと帽子は、どうかな?と・・・・
しかし、ご本人様はまんざら、ご満悦にて・・・・・様子観察していました。
本人がどう思うか?が、一番大切なんでしょうね。
★人の気持ちは、言葉にして言わないと伝わらない事が多々あります。
反対に価値観が違うと、思っても見ない方向に伝わることもあり、難しいものです。
日本語は、美しいが、難しいものですね。
★我が家のクリスマスは、母の担当者会議でした。私の尊敬するケアマネさんにお世話になっています。
母も従弟の死去後、体調を崩し、最近、寝込んでおりました。
来月より、介護�△砲覆蝓⊃靴燭淵機璽咼垢�追加になり、5名のスタッフに囲まれた母が、小さく見えました。
家族だけでなく、この素晴らしいメンバーと一緒に頑張ればいいんだと心強く思えました。
★在宅のケアマネが懐かしく思えた1日でした。
★おまけ:出社拒否症の時は、毎朝、「ゆずの栄光の架け橋」を掛けながら、頑張って通勤しております。
お寺の音楽法要で、合唱以来、元気が出ます。浄土真宗ですが、親鸞様よりクリスマスに気合いが入ります。