今日は台風18号の影響で、デイサービス等をお休みにしている事業所の方も多いだろう。雨風が強い中を訪問している皆さんの状況も、フェイスブックではたくさん見ることができる。本当に頭が下がる思いだ。ぜひ気をつけて移動してほしい。
この台風の影響で被害を受けられた方はいないだろうかと心配しているところである。何とか被害なく、皆さんが無事でいてほしい。
北海道は、台風18号の影響を受けるような地域はなく、登別も曇ってはいるが平穏な月曜日を迎えている。
しかし僕個人は、この台風の影響を少しだけ受けたと言えるだろう。
土日は大阪に滞在していた。大阪市内への移動なら、地理的に伊丹空港が便利であるが、関西空港ができて以降は、新千歳空港からの直行便の主力は関西空港間となって、伊丹空港直行便の数はかなり減ってしまった。
しかし今回の講演会場へのアクセスは伊丹が断然便利なため、伊丹空港往復便を利用した。そのため日曜は北海道に帰るだけの予定であり、本来なら午前中の早い時間の航空機に乗りたいところであったが、ちょうど良い時間の便がなく、昼11:50発の遅い時間の出発予定であった。
ところで今回は大阪のホテルがどこも満員で、なかなか宿泊先の確保が難しかったそうである。そのため講演主催者の方も、ホテルの予約にかなり苦労したそうであるが、やっと難波のホテルに予約がとれたそうである。ただそのホテルはかなり古い施設で、部屋もあまりきれいとはお世辞にも言えなかった。夜寝るだけだから特段そのことは問題ないが、居心地はよくないので、朝起きてシャワーを浴びた後、早々とチェックアウトし空港に向かった。この機会に南北に長い伊丹空港を隅々まで見学してやろうと思ったためである。
そのため出発時間より3時間も前の9:00に空港に到着し、コーヒータイムで休憩した後に、JAL 側からANA側に1階を移動、帰りは2階フロアを移動し、途中土産物屋を中心にゆっくり見学して、出発30分前になったので搭乗口に入った。ところが思わぬところで台風18号の影響が・・・。
今回の使用機は鹿児島から伊丹まで飛んでくる飛行機だったが、朝のうち、この飛行機が台風による強風のため鹿児島空港に降りられず、上空を旋回し、風が収まってやっと着陸したそうである。そのため鹿児島発の時間が大幅に遅れ、結局僕が乗る便も1時間45分遅れが生じた。
しかし大幅な遅延とはいえ、伊丹〜新千歳の航路上は晴天で、大した揺れもなく無事北海道に帰りつくことができたし、今日の千歳空港のように欠航便がたくさん出て、混み合うようなこともなく、まずまず運が良いと言えるだろう。今週末は福岡空港を利用して、佐賀県での初講演に向かう予定であるが、天気予報も特に問題はなく、その日に影響するような台風の発生もなさそうなので、まずは一安心である。(16:00追記:台風19号が発生し、日本に近づく恐れがあるが、その時期も佐賀〜北海道に帰った翌日くらいの予報である。)
ところで、僕が道外に出かける回数は、ここ数年は年間平均40回くらいである。
道外への移動手段は、例外なく航空機移動である。北海道新幹線が開業したら、青函トンネルを通って、新幹線で移動という機会も増えるのだろうが、現状でいえば、費用面からも移動時間からも航空機移動が一番便利で確実な方法である。
そうなると天候が非常に心配になるわけであり、今日のような台風や、冬の大雪は移動を困難にする最大のリスクである。北海道が天気でも、今日は羽田便や名古屋便は、現地の天候が悪く着陸でいないとして、午前の便はすべて欠航している。そうなるとどうしようもないわけであり、移動の際に天候が荒れないように、神様に祈るしかない。
道外講演が移動困難で中止せざるを得なかった経験は、過去に一度だけある。一昨年のソーシャルワーカーデイ(2012年7月16日:海の日)に合わせて行われた、青森県社会福祉士会の研修会講師としてお招きを受けた際に、当日移動の飛行機が、青森空港上空まで行き着陸態勢に入ったにも関わらず、霧による視界不良で着陸中断・急上昇して上空を旋回することになった。結局この霧が晴れず同空港に着陸できず、新千歳空港に引き返したことにより、当日の講演はキャンセルとなってしまった。青森県社会福祉士会の皆様には大変ご迷惑をかけて、申し訳のない思いだったが、自然には勝てない。
しかし幸いなことに、それ以外の講演が移動できずにキャンセルとなったことはない。不思議と台風や吹雪が、僕の移動と微妙にずれてくれており、台風に追いかけられるようにして現地を飛び立った経験はあるが、それによる影響を受けて移動先から帰ることができなくなったこともない。この運には感謝しているし、移動先で僕を待っている方をがっかりさせたくないので、今後もそうあってほしいと思う。
先週の大阪講演は、社会福祉法人 健成会さんの職員研修。同会は昨年9月1日、同市住之江区にユニット型特養「加賀屋の森」を新設オープンしたが、オープン当日に僕が講師として招かれ、午前中に僕の講義、その日の午後から新規利用者の方々を受け入れ開始したが、今回は同施設への再訪となった。それは加賀屋の森の佐藤施設長より、『頑張ってきたスタッフ達に私からのプレゼント』ということで、僕を再度講師としてご招待していただいたからである。そして今回いただいたテーマは、「看取り介護」であった。
開園1年目の特養が、このテーマを選択するのは非常に素晴らしいことだ。特養の機能や使命を考えたときに、日常のケアの延長には、必ず看取り介護があり、看取り介護の理念をきちんと持って、そのことに取り組む体制づくりは、もはや国民ニーズといっても過言ではなく、このことに取り組む時期に「早すぎる」という時期はないからである。ただ同時に「看取り介護」を実践するに際し、医師や看護師のいない夜間帯などに、自分がどのように対応すべきという点で不安を持つ介護職員もいるだろう。
そうした不安をとりのぞくためにも、看取り介護とは何か、そこですべきことはどういうことか、そのためにどのようなシステムを作る必要があるのか等を、僕の施設の実践例を通じて具体的に伝えることに心がけた。

一年前と同じように職員さんは、真剣な表情で目を輝かせて、土曜日の夜7時から120分という遅い時間の講義を聴いてくださった。講演後には同会の三木理事長(南港病院理事長・院長)からも、看取りに取り組む意義や目的などについての感動的なスピーチをいただいた。さらに講演後には、会場でオフ会も開催していただき、佐藤施設長手作りのお好み焼きなど、たっぷりごちそうになった。このように僕にとっても勇気と力をいただいた一日となった。健成会の皆様、ありがとうございました。
目指すものはまだまだ先にあるけれど、100年後に讃えられるような、新たな介護のスタンダードを、僕たちの時代で作り上げるように、お互いに切磋琢磨して頑張っていきましょう。
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次女の試合の影響もなくよかったです。
私の頭は、相変わらず天気予報で・・・主人も同様ですが、気圧の変動に寝込んでました。
この苦しみには慣れましたが、どうもない母からは「さぼり」にしか思えない様子。
気圧の変動は、不思議と「来たー」とばかりにわかり、主人とピタット同じタイミングで不思議です。
人間の体は不思議なものです。
これと同様に、人の心も不思議なものかもしれません。
不思議に人の心を元気にさせ、落ちこませ、言葉も不思議です。
明日は、誰かが元気になるような私でいたい。・・・