道外の方から移動時間について聞かれることが多い。そこでそのことに関する話題を少し書いてみようと思う。
僕が道外に出かける際の玄関口は新千歳空港である。新千歳からは仙台まで約70分、羽田まで約90分、名古屋や伊丹までは約100分〜110分、福岡までは130分〜150分くらいである。
問題は自宅から新千歳空港までの移動である。札幌近郊に在住する人は、このことにほとんど悩みは感じないだろう。札幌駅からは、日中15分おきに空港行きの列車が出ており、所要時間も30分である。高速バスも同じく日中15分おきに出て、始発停留場から60分で空港に到着できる。
しかし登別などの田舎だと、なかなかそうはいかない。僕の自宅からは、自家用車を運転して高速道路を使えば、空港までは約1時で到着できる。しかし駐車料金などを考えると、この移動方法は一番経費がかるし、帰りの移動は疲れているので、空港からの運転は億劫だ。だから自家用車を使う機会は非常に少ない。
そうなると高速バスと、JRでの移動が考えられる。経費は高速バスが圧倒的に安い。自宅近くの停留場からの往復料金は2.800円程度である。新千歳空港までは乗り継ぎなしで、約90分程度で着くことができる。ただし便数は少なく1日9往復しかない。
JRを利用する場合は、東室蘭駅から函館本線を利用することになるが、千歳空港駅の一つ手前の駅である南千歳駅で乗り換える必要がある。列車に乗っている時間は約60分と、高速バスよりかなり短いのであるが、南千歳駅での乗り継ぎ時間によっては、バスとあまり変わらない移動時間となる場合もある。
また函館〜札幌間の特急列車を利用する必要があるため、東室蘭から乗り込む場合は、自由席だとほとんど座ることは不可能である。そのため指定席券を購入するが、空港までの往復料金は5.600円と、高速バスの倍以上の料金になってしまう。しかし便数は圧倒的にバスより多いので、どうしても列車移動の機会が増える。ただしJR北海道のトラブルが全国的に有名になっているように、バスよりも時間遅れが生じやすいのが現状で、特に冬のダイヤは乱れがちとなり、ぎりぎりの移動予定時間は危険であるため、余裕のある移動計画が必要であるし、何かの原因で運休する際には、急遽自家用車の移動に切り替えることもある。
帰りも同じような状態だから、夜の便で千歳空港に着いても、空港からの乗り継ぎが悪くて、1時間以上待って列車に乗り、家に着くのは真夜中ということもある。だが基本的に日付が変わる前に自宅に帰りつくことができれば、現地で宿泊せずに北海道に帰る予定とすることが多い。新千歳空港まで帰れても、そこからの乗り継ぎがない時間だと、現地泊で翌日帰ることにしている。
だが道外より、道内移動のほうが時間がかかる場合もある。道内各地には空港もあるから、新千歳空港から飛行機を利用する場合は、道内ならどこも60分以内で到着することができる。しかし何しろ地方空港便は便数が少なく、時間が合わないことが多い。その場合、どうしても列車移動となるが、広い道内は特急列車を利用しても非常に移動時間が長くなる。(※北海道新幹線が開業すれば、もっと便利になるのだろうが、その新幹線は登別・室蘭はルートから外れている。)
例えば今月25日(土)に、道東の釧路市で講演を行う予定があるが、2往復発着している新千歳空港からの朝の便は、自宅からの乗り継ぎが不可能で、午後の便は時間が遅すぎて、講演時間に間に合わない。そのためJRを利用するが、これも南千歳で釧路行きの特急に乗り換える必要がある。
当日は午後3時から、釧路市観光国際交流センターで講演を行うために、これに間に合うように、東室蘭7:11発で移動開始(東室蘭までは自家用車を使う。所要時間は約8分。)、南千歳駅に8:08に着くが、なんとそれから釧路行き特急に乗り継ぐまでに1時間15分待たねばならない。そして9:23南千歳発の特急に乗り、釧路駅に着くのは13:14である。約6時間かけての移動となる。
こんなふうに道内移動で8時間(往復16時間)という移動もある。
その点、都会は公共交通機関が発達していて便利だ。数多くの移動手段があり、便数も多いので、羽田から関東各地へ移動することに不便はあまり感じない。あらかじめ予定を立てないで、空港到着時間により、適当な移動方法を探しながら現地まで移動する。慣れたらそれが一番楽だ。
九州も新幹線ができてからずいぶん便利になった。北海道から九州への直行便は、福岡空港便しかないのであるが、福岡空港から博多駅はすぐ近いから、鹿児島や熊本、長崎、大分、佐賀、どの県にも福岡空港〜博多経由で行く方が便利になった。唯一の例外は宮崎で、北海道からは羽田経由〜宮崎空港という移動になることが多い。
現在は毎月のように道外へ移動する機会があるし、9月〜12月中旬までは、毎週のように移動しているから、移動方法を選択するのには慣れた。ただこの時期は、道内と道外の気温差が激しいので、服装に注意する必要がある。北海道だと、今でも朝晩は、コートを羽織ってもおかしくない気温だが、明日お邪魔する大阪などは、まだ日中の気温が25度を超えている。半袖でもおかしくない気温だから、気温差に体調を崩さないように注意が必要だろう。
とはいっても、大した注意をしているわけではないが、ここ4〜5年は、風邪もひかずに全国を飲み歩いているといったところである。
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なかなか使用する機会がありません。
現金ではないので、使用しないともったいないけど、・・・
有効期限が切れる前に「登別の湯」と、もう一度、「函館の夜景」を見てみたいです。