昨日は午後から、介護福祉士養成校の授業や介護認定審査会の審査、看取り介護を実施し亡くなられた利用者のお通夜に参列するなど、外出機会が多かった。

しかし昨日はあいにくの雨で、しかも1日の降水量が150mmに達するなど、一時的には豪雨の状態で大変な移動だった。そのような雨の中で考えていたことは、「明後日の土曜日まで天候が回復するだろうか」ということであった。

毎年敬老の日がある週に行っていた、「緑風園まつり」を、今年は1週早めて、明日6日(土)に開催する予定になっているからである。

このお祭りは、もともと開園5周年の年から始まり、2002年までは毎年9/15の敬老の日に行われていたが、2003年(平成15年)から敬老の日は9月第3月曜日となったため、それ以降はその週の連休のどこかの日に行われてきたという経緯がある。しかしここ数年、開催日に雨になることが多く、3年連続して屋内実施となっていた。

また昨年は、登別の漁港祭りと重なってしまった。そうなると会場で使う椅子や机やテント等、地元の商工会から借りていた物品が漁港祭りの方で使われるため、それらの必要物品が手配できず、施設の物品のみで会場設営したが、やはり数が足りないという事態が生じた。

そのため今年は、開催週を1週間早め、地元の別のお祭りや行事と重ならないようにした。そのことで連続して雨にあたっていたことからも逃れられるのではないかと期待していたが、昨日の豪雨で心配が募った。

しかし今朝まで降り続いていた雨は、昼前にすっかり上がり、今現在青空が広がり、柔らかな日差しが注がれている。明日の天気予報は晴れ後曇りだが、雨の心配はないようである。お祭りが始まる昼12:00の予想気温は24度で、秋のすがすがしい空気の元、4年ぶりで屋外でお祭りが行われるのではないかと期待できる。

毎年、このお祭りには関連施設の職員や、介護福祉士養成校の学生などたくさんのボランティアの協力を得て実施されている。ご家族の方々も多数来場され、利用者の方々と一緒に、アトラクションを楽しまれている。今年のプログラムは下記画像のとおりである。

緑風園まつり
プログラムに書いているように、お祭り会場では、飲食物の屋台も設置されており、昼食を楽しみながら、お祭りに参加できる。ぜひ土曜の半日を楽しまれてほしい。

このお祭りは、緑風園の年間行事の中でも、一番大規模に行われる行事である。準備にも時間がかけられている。まさに日常の中に、非日常を演出する「特別な行事」といえるだろう。しかし僕たちは、そのことが今年も無事に行われた、行ったということだけに満足感を持ってはならない。

そうした特別な行事を行うことで、利用者の暮らしに潤いが与えられたのか、どんな効果があったのかという視点が欠如してはならない。職員の自己満足で終わるのではなく、利用者目線の評価が必要だ。

人の暮らしには非日常が必要である。しかしそれが日常生活を犠牲にした非日常であっては困るわけである。大きな行事が行われる前後に、行事の実施のために利用者の日常生活に支障を来たすようなことがあれば問題なのである。誰のための、何のための行事なのかということを、大きな行事であるからこそ考えなければならない。

そのことを職員がしっかり自覚し評価できるように、気づきを促す役割が、管理者には求められるのではないだろうか。

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