今年度の社会福祉士と精神保健福祉士の合格発表は3/14であったが、介護福祉士の合格発表は昨日の午後2時からであった。

学科試験のほかに実技試験がある介護福祉士は、毎年他の2福祉士よりも遅く、年度末ぎりぎりの合格発表となっている。

昨日は、社会福祉士振興・試験センターのホームページにアクセスして、合格者を確認したわけであるが、当然のことながら、合格発表の時間にはアクセスが集中して、なかなか繋がらなかったりしてイライラを募らせたりしていた。

なぜ僕がそのサイトで合格者を確認せねばならないのかと言うと、これは個人的な興味という問題ではないのである。

当施設は介護職員が正職員になる条件として、介護福祉士有資格者としており、資格がないことで契約職員のままの身分の人がいるのである。それらの人々で試験に合格して資格をとることができれば、晴れて正職員として採用できる人がいる。

つまり4月1日の辞令交付式で正職員として発令できるかどうかが、この合格発表にかかっている人がいるわけである。だからできるだけ早く合格・不合格の確認が必要になる。

なぜなら職員の採用や昇進、昇給等は施設長決済で認めることができるものではなく、理事長決済が必要になるからである。よって合否確認して、対象となる職員が合格していて初めて、正職員として採用し、〇等級〇〇俸を支給するという決済を挙げることができるわけで、合否確認できないと何もできないわけである。

しかも当法人の理事長は、施設に常駐しているわけではなく、現役医師として忙しく勤務しているわけだから、決済を挙げてすぐにその書類が戻ってくるわけではなく、ライムラグを見越した処理が必要である。

勿論、こうした状況だから、理事長にはあらかじめ、昨日の合格発表を見て決裁書類を挙げることも、合格したものを正規職員に発令する事も、不合格の場合は昇給事例だけになることも説明した上で、口頭では承認を得ている。だからと言って決裁書類が後先にできないわけである。

こうした時間のない状況での処理だから、対象職員が合格した場合と、不合格の場合の、2種類の書類を作っておかなければならないのも大変な手間である。

幸いにして、昨日は対象職員が皆、合格して決裁書類を挙げることができ、その決済も今日戻ってきてホッとしている。合格した皆さん、本当におめでとうございます。

しかしこの合格発表時期、せめてもう1週間早くしてもらえないものだろうか。

合格発表の時期といえば、管理栄養士の合格発表は、もっと困る時期である。その時期は5月となっている。そうすると管理栄養士が退職して、新たに新卒者を採用した場合、新卒者が一番早く管理栄養士の資格を手に入れることができるのは5月であり、栄養ケアマネジメント加算に必要な一連の業務を行っていたとしても、必ず管理栄養士の配置ができない月があることになって、合格発表が行われた5月末までに加算を届け出ても、算定は翌月からだから、2月算定できない月が生ずる。

毎年そうなるわけではないが、管理栄養士が退職して、新卒者を採用するたびにこの状態になる。新卒者が4月時点で、管理栄養士の資格を得ることができる時期に、試験を実施してくれないものだろうかといつも思う。

施設の費用算定や人事管理の都合で、国家試験の時期が決まるわけではないのはわかるが、人材不足の業界なんだから、こうしたことも踏まえて総合的に、試験実施時期を考えてほしいものである。

さて話しは変わるが、来週火曜から4月となり、消費税が8%になる。その時期に僕の新刊本、「介護の詩〜明日へつなぐ言葉」が出版されるわけであるが、4月以降に出版する理由の一つに消費税が上がるということがある。3月に出版してしまうと、翌月に3%価格を上げねばならないからである。

ところで、困るのは『人を語らずして介護を語るな』シリーズだ。現在は3作とも1,800円プラス税で、1,890円となっているが、4月以降は本体1.800円に8%を付加して、税込1.944円となる。4月1日以降に出荷する分は、カバーの定価表示部分に、「本体1.800円+税」と、シール貼りして対応するそうである。(書籍の場合、税込表示しなくてかまわないそうである)

しかしこれでは講演会場で販売する際に1円玉のお釣りが必要になり、販売協力いただく皆さんにも迷惑がかかる。どうしたものか検討中である。どちらにしても店頭販売や、ネットからの取り寄せは、今ならまだ旧価格だ。シリーズ全刊揃えていない方は、お急ぎの購入検討がお得である。

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