雪の遅かった登別も、先週木曜から本格的に振り始めて、すっかり雪景色に変わっている。この時期になると一番の心配は天気の荒れ具合である。特に僕の場合、道外での講演が冬でも減らないので、飛行機が欠航しないか、遅れが出ないかが一番の心配である。
先週金曜日の忘年会を終えて、翌朝一泊したホテル〜登別駅に直行して、翌日の日総研セミナーのため、名古屋に向かったが、その日は雪が降っているものの、飛行機の運行には問題なかった。しかし帰道する予定の翌日の新千歳空港周辺の天気予報は、「暴風雪」となっており、不安を抱えながら名古屋へ向かった。

この日のフライト予定は、新千歳空港11:40発、セントレア14:20着の予定。そこでお昼ご飯は、機内でいただくことにして、搭乗口でお弁当を物色。その日の夜は、名古屋名物の味噌カツの有名店に行く予定になっていたので、肉類ではない弁当ということで、苫小牧名物の「ホッキめし」500円をチョイス。
シンプルな炊き込みご飯であるがホッキのだしが染み出てなかなか美味しかった。。
ホッキ貝は煮過ぎると硬くなって、風味も薄れるが、この炊き込みご飯に載せられているホッキ貝は、絶妙な火加減で、柔らかプリンプリンの最高の食感であった。
美味しく頂いた。それにしても空弁では、異例の安さである。なかなかお値打ちで気に入った。
以前紹介した、南千歳駅と苫小牧駅で買うことのできる駅弁「北海道汐彩弁当」に入っているホッキの炊き込みご飯とよく似た味だが、製造元は違うようである。
機内サービスの、スープが出されたところで、食事としたが、満腹になり少しうつらうつらしながらまどろんでいると、時間通りにセントレア到着。この日の名古屋は朝1度と冷え込んでいたそうであるが、この時間は4度近くまで気温も上がっていた。氷点下の気温の場所から来た僕には、暖かく感じられた。
名古屋で僕が始めて講演に訪れたのは、3年前の9月、ウイルあいちで行った、「ケアネットホーム高畑オープン記念特別講演会」であったが、その時僕を招いてくれた事務局担当者が、当時ケアネットジャパンに所属していた木下さんであった。それ以来、僕が名古屋に行く際には、いつもお世話いただいており、この日も当時の同僚の早川さんと一緒にセントレアまで迎えに来ていただいた。
この日はオフ会まで時間があったので、犬山城に案内していただいた。名古屋には、名古屋城や清洲城はじめたくさんのお城があるが、戦国のしつらえのままに残っている国宝犬山城をまず見てもらいたいそうである。このことはちょうど、この日車中で聞いていたラジオ番組で、お城フリークのロンブーの亮さんが詳しく説明されいたたため、大変わかりやすく勉強になった。

お城は壁の一部が工事中であったが、入場は可能であった。

急な階段を最上階目指して昇るが、傾斜はかなりきつく、ところどころ頭が階段にぶつかりそうになる場所がある。

最上階から名古屋市内を見下ろす。

僕と木下さんが先に登って、天守閣にいる姿を撮影するためしたに残った早川さんを上から撮影。

夕映に照らされる木曽川。

古城の風情を満喫したあとは、須田さん等が合流して5人でオフ会。まずは腹ごしらえということで、名古屋名物味噌カツを食べるため、有名店「矢場とん」へ。この日は寒かったので本店だと、外の行列に並ばねばならず、そのことで僕が風邪でもひいて、明日のセミナーに影響しては困るという木下さんの配慮で、地下街の支店へ。

シンボルキャラを撮影している姿が、ガラスに反射して写っている。

ついでに記念写真。

15分ほど並んで入店。僕の隣が木下さん。


上は、僕が注文した鉄板味噌カツ定食。下は木下さんが注文したわらじカツ定食。木下さんの方は味噌ソースと普通のソースの2味が味わえる。
どちらもボリュームがあるが、木下さんによれば、わらじはデカイが脂身のない薄い肉で、それと比べると鉄板の方が肉が厚く、脂身もあり、ボリュームはそっちのほうがあるかもしれないとのこと。登別にも味噌カツを食べことのできるお店はあるのだが、それらの味噌ソースは甘すぎてカツにあわないため、僕は好みではないが、やはり本場名古屋の味噌の味は違う。八丁味噌の特徴がよく出て、カツとも合う。うみゃー。お腹いっぱい。

2次会は、お腹に容量がないので、飲み中心でイングリッシュパブ「エゲレス屋」へ。カクテルの種類が豊富で、みなさん美味しそうなカクテルを飲んでいらしゃった。僕はバーボンのハイボール。それにしても何をはじけて笑っているのだろう。しかし翌日のセミナーに師匠があっても困るので、この日は10時過ぎにお開きにしてホテルに戻った。

日総研さんに予約していただいたザ・サイプレスメルキュールホテル名古屋の禁煙ダブルルーム。広くて、タオル等が二人分あるダブルルームがありがたい。

9階の部屋の窓から外をみると、向かいのビルが綺麗なトナカイのライティングをしていた。クリスマスが近づく雰囲気が伝わってくる。
さてさて、翌日は朝7:30に起きて準備し、9:20にホテルを出て、日総研ビルまで徒歩で10分くらい歩いた。

セミナーは61名の参加者で、ほぼ満員。施設相談員の役割や求められるスキルについて10:00〜13:00まで講義の後、質疑応答。前回の大阪研修ではあまり触れなかった。相談員の自己覚知を促す役割についてより詳しく解説した。
ソーシャルワーカーである、介護支援専門員や相談員は、自己覚知の重要性や、その意味はしっかり理解していて当たり前である。理解していなければ、そのスキルに欠けるという意味だからだ。
しかし同時にソーシャルワーカーは、介護の場で、自分だけが自己覚知すればよいって理解ではなく、その重要性や自己覚知に努める方法を、看護職員や介護職員に啓蒙する役割を持っている。自分が今、どのような行動をとり、どのように感じているかを客観的に意識することを理解してもらい、人は他者を見るときに自分の道徳的標準や感情で判断してしまうことが多いことを自覚してもらう必要がある。そうであるがゆえに価値観は多様で、自分の価値観がすべてではないということを理解してもらい、自分がどのような感情や意見を持ちやすいか自覚することが対人援助には不可欠であることを理解してもらう教育リーダーがソーシャルワーカーである。
相談員は施設の頭脳なのだから、職員全体に、援助者は自らを振り返って、自己分析を行い、洞察し、自分の心理や行動を理解するように努め専門職業的態度への変化(成長)へと努力してこそ利用者に対し必要な援助をなし得ることを、しっかり教育しなければならない。
自己覚知が求めっラエルという意味は、専門職としての立場に個人的価値観が影響するのは好ましくないという意味であり、偏見や偏った判断を生むことがないように努めるという意味がある。つまり自身の感情を否定するのではなく、素直に正確に認識することが求められることで、つまり自己覚知とは自分をあるがままに受け入れることであるということを伝え、理解させる役割も相談員には求められるのである。
そのことによって感情のままに職業に当たるという素人意識が払拭されるであろう。
おかげさまで、今回のセミナーも皆さんに熱心に聴いていただき、用意した僕の著作本も全冊売り切れてしまった。みなさん、ありがとうございます。
セミナー終了後、セントレアから北海道に向かったが、悪天候で引き返す可能性がある条件付き運行となったものの、なんとか着陸でき、予定通り夜8:30頃家に戻ることができた。年内は今週土曜日の加古川講演が最終となる予定である。なお年明けは、1/11(土)の高知県老施協主催・意識改革研修での4時間講演から始まるので、よろしくお願いします。
(参照:masaの講演予定)
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先週金曜日の忘年会を終えて、翌朝一泊したホテル〜登別駅に直行して、翌日の日総研セミナーのため、名古屋に向かったが、その日は雪が降っているものの、飛行機の運行には問題なかった。しかし帰道する予定の翌日の新千歳空港周辺の天気予報は、「暴風雪」となっており、不安を抱えながら名古屋へ向かった。

この日のフライト予定は、新千歳空港11:40発、セントレア14:20着の予定。そこでお昼ご飯は、機内でいただくことにして、搭乗口でお弁当を物色。その日の夜は、名古屋名物の味噌カツの有名店に行く予定になっていたので、肉類ではない弁当ということで、苫小牧名物の「ホッキめし」500円をチョイス。
シンプルな炊き込みご飯であるがホッキのだしが染み出てなかなか美味しかった。。
ホッキ貝は煮過ぎると硬くなって、風味も薄れるが、この炊き込みご飯に載せられているホッキ貝は、絶妙な火加減で、柔らかプリンプリンの最高の食感であった。
美味しく頂いた。それにしても空弁では、異例の安さである。なかなかお値打ちで気に入った。
以前紹介した、南千歳駅と苫小牧駅で買うことのできる駅弁「北海道汐彩弁当」に入っているホッキの炊き込みご飯とよく似た味だが、製造元は違うようである。
機内サービスの、スープが出されたところで、食事としたが、満腹になり少しうつらうつらしながらまどろんでいると、時間通りにセントレア到着。この日の名古屋は朝1度と冷え込んでいたそうであるが、この時間は4度近くまで気温も上がっていた。氷点下の気温の場所から来た僕には、暖かく感じられた。
名古屋で僕が始めて講演に訪れたのは、3年前の9月、ウイルあいちで行った、「ケアネットホーム高畑オープン記念特別講演会」であったが、その時僕を招いてくれた事務局担当者が、当時ケアネットジャパンに所属していた木下さんであった。それ以来、僕が名古屋に行く際には、いつもお世話いただいており、この日も当時の同僚の早川さんと一緒にセントレアまで迎えに来ていただいた。
この日はオフ会まで時間があったので、犬山城に案内していただいた。名古屋には、名古屋城や清洲城はじめたくさんのお城があるが、戦国のしつらえのままに残っている国宝犬山城をまず見てもらいたいそうである。このことはちょうど、この日車中で聞いていたラジオ番組で、お城フリークのロンブーの亮さんが詳しく説明されいたたため、大変わかりやすく勉強になった。

お城は壁の一部が工事中であったが、入場は可能であった。

急な階段を最上階目指して昇るが、傾斜はかなりきつく、ところどころ頭が階段にぶつかりそうになる場所がある。

最上階から名古屋市内を見下ろす。

僕と木下さんが先に登って、天守閣にいる姿を撮影するためしたに残った早川さんを上から撮影。

夕映に照らされる木曽川。

古城の風情を満喫したあとは、須田さん等が合流して5人でオフ会。まずは腹ごしらえということで、名古屋名物味噌カツを食べるため、有名店「矢場とん」へ。この日は寒かったので本店だと、外の行列に並ばねばならず、そのことで僕が風邪でもひいて、明日のセミナーに影響しては困るという木下さんの配慮で、地下街の支店へ。

シンボルキャラを撮影している姿が、ガラスに反射して写っている。

ついでに記念写真。

15分ほど並んで入店。僕の隣が木下さん。


上は、僕が注文した鉄板味噌カツ定食。下は木下さんが注文したわらじカツ定食。木下さんの方は味噌ソースと普通のソースの2味が味わえる。
どちらもボリュームがあるが、木下さんによれば、わらじはデカイが脂身のない薄い肉で、それと比べると鉄板の方が肉が厚く、脂身もあり、ボリュームはそっちのほうがあるかもしれないとのこと。登別にも味噌カツを食べことのできるお店はあるのだが、それらの味噌ソースは甘すぎてカツにあわないため、僕は好みではないが、やはり本場名古屋の味噌の味は違う。八丁味噌の特徴がよく出て、カツとも合う。うみゃー。お腹いっぱい。

2次会は、お腹に容量がないので、飲み中心でイングリッシュパブ「エゲレス屋」へ。カクテルの種類が豊富で、みなさん美味しそうなカクテルを飲んでいらしゃった。僕はバーボンのハイボール。それにしても何をはじけて笑っているのだろう。しかし翌日のセミナーに師匠があっても困るので、この日は10時過ぎにお開きにしてホテルに戻った。

日総研さんに予約していただいたザ・サイプレスメルキュールホテル名古屋の禁煙ダブルルーム。広くて、タオル等が二人分あるダブルルームがありがたい。

9階の部屋の窓から外をみると、向かいのビルが綺麗なトナカイのライティングをしていた。クリスマスが近づく雰囲気が伝わってくる。
さてさて、翌日は朝7:30に起きて準備し、9:20にホテルを出て、日総研ビルまで徒歩で10分くらい歩いた。

セミナーは61名の参加者で、ほぼ満員。施設相談員の役割や求められるスキルについて10:00〜13:00まで講義の後、質疑応答。前回の大阪研修ではあまり触れなかった。相談員の自己覚知を促す役割についてより詳しく解説した。
ソーシャルワーカーである、介護支援専門員や相談員は、自己覚知の重要性や、その意味はしっかり理解していて当たり前である。理解していなければ、そのスキルに欠けるという意味だからだ。
しかし同時にソーシャルワーカーは、介護の場で、自分だけが自己覚知すればよいって理解ではなく、その重要性や自己覚知に努める方法を、看護職員や介護職員に啓蒙する役割を持っている。自分が今、どのような行動をとり、どのように感じているかを客観的に意識することを理解してもらい、人は他者を見るときに自分の道徳的標準や感情で判断してしまうことが多いことを自覚してもらう必要がある。そうであるがゆえに価値観は多様で、自分の価値観がすべてではないということを理解してもらい、自分がどのような感情や意見を持ちやすいか自覚することが対人援助には不可欠であることを理解してもらう教育リーダーがソーシャルワーカーである。
相談員は施設の頭脳なのだから、職員全体に、援助者は自らを振り返って、自己分析を行い、洞察し、自分の心理や行動を理解するように努め専門職業的態度への変化(成長)へと努力してこそ利用者に対し必要な援助をなし得ることを、しっかり教育しなければならない。
自己覚知が求めっラエルという意味は、専門職としての立場に個人的価値観が影響するのは好ましくないという意味であり、偏見や偏った判断を生むことがないように努めるという意味がある。つまり自身の感情を否定するのではなく、素直に正確に認識することが求められることで、つまり自己覚知とは自分をあるがままに受け入れることであるということを伝え、理解させる役割も相談員には求められるのである。
そのことによって感情のままに職業に当たるという素人意識が払拭されるであろう。
おかげさまで、今回のセミナーも皆さんに熱心に聴いていただき、用意した僕の著作本も全冊売り切れてしまった。みなさん、ありがとうございます。
セミナー終了後、セントレアから北海道に向かったが、悪天候で引き返す可能性がある条件付き運行となったものの、なんとか着陸でき、予定通り夜8:30頃家に戻ることができた。年内は今週土曜日の加古川講演が最終となる予定である。なお年明けは、1/11(土)の高知県老施協主催・意識改革研修での4時間講演から始まるので、よろしくお願いします。
(参照:masaの講演予定)
介護・福祉情報掲示板(表板)
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