食の嗜好というものは、年とともにかなり変わってくることを実感している。
若い頃は肉食一番で、刺身や寿司なんかには目もくれず、肉料理大好き人間であった。
全国制覇を経験した野球チームに所属して、全国各地に遠征することも多かったが、宿泊先の夕食に刺身や焼き魚が出されたとしても、肉料理がなければ文句タラタラの自分であった。
そもそも魚が美味しいという感覚自体がなかったように思う。しかし年とともに、その嗜好はどんどん変化し、今は魚が美味しいと思うようになって、全国各地の講演先で食べるものも、新鮮な刺身や魚料理が嬉しくなっている。(だからといって肉料理が嫌いになったというわけではない。)
ところで普段僕のお昼ご飯は、コンピューターを操作しながら食べることができるのと、太る体質なので、できるだけカロリー摂取を控えるために、片手で持って食べることのでいる「おにぎり」一つを、家から持ってきて食べている。ただし昼にかけて外出する場合については、出先の近くで外食することが多い。
例えば、介護福祉士養成校の授業である場合は、講義が終わってから緑風園に向かう途中で昼食を撮ることが習慣になっている。
しかしその際に食べる食事も、最近は魚料理が多くなった。行くお店もだいたい固定している。今現在、一番の行きつけになっているお店は、室蘭市寿町にある、「かねまつ」という魚料理がメインの定食屋である。元魚屋さんが経営しているお店で、その日の朝仕入れた新鮮な魚しか使わないということで、市場が休みの日、しけで漁がない日は休むという店である。冷凍ものは一切使わないということのようであるが、それにしても値段がびっくりするくらいに安いのである。
まずはじめに、一番人気の「海鮮丼」をご紹介しよう。


その日の仕入れによって、丼になる魚は異なる。上のようにマグロの中トロが旬の時期は、それが豪快に乗せられているが(マグロの中トロ、赤身、鯛、サーモン、イカ、甘エビ、たこ、イクラ)、「クロソイ」が旬の時期は、下の画像のように、それが見事な大きさで切られて乗せられている。(甘えび、ホタテ、サーモン、たこ、いか、黒ソイ、マグロ赤身、いくら)
味噌汁と小鉢3品がついて、これがなんと980円である。ちなみに黒ソイは室蘭の代表魚で、室蘭ご当地3大グルメといえば、「室蘭やきとり」・「室蘭カレーラーメン」・「黒ソイ料理」ということになっている。

刺身定食は、その日のおすすめの刺身の5点盛り。ご飯はおかわりが無料で何杯でもOKという嬉しさである。これ780円。

かにめし、イクラちょっとのせも、780円。ズワイガニのむき身を、ドバっと豪快にご飯にのせ、いくらはちょっとといっても、かなりの盛りである。
個人的に一番気に入っているのは、「マグロづけ丼」

赤みのづけが美味しい。しかもでかくて厚いづけが、ご飯が見えないくらいミッシリ乗せられている。ご飯は酢飯。これも780円とは驚ろき、桃の木、山椒の木である。
このお店と同じくらいの頻度で通っているのが、仕出し料理店の経営する定食屋「むらき」というお店。

ここは日替わり定食が、安くて旨い。この日のかにめしは700円である。

寿司御前が日替わり定食の時もある。これも700円。

生チラシが日替わり定食の時はこんな感じ。これも700円。かねまつの海鮮丼と比べると、ネタの量も質もイマイチで、ごはんの量も少ないが、こちらは「チラシ」なので酢飯である点が良いところ。

こんな感じの日替わり定食が多い。この日は焼き魚(ほっけのみりん漬け)、まぐろの山かけ、漬物、(お膳の真ん中右)とんかつ、(手前部分右から)餃子入りスープ(ラー油の効いたピリ辛スープに餃子が3つ入り)、味噌汁(わかめ、豆腐、長ネギ)、ご飯は鮭のフレークと刻み海苔がのっていた。
最近、何度か通っている「だん蘭」というお店。

いくら丼は、1.080円とちょっとお高めか。タヌキ蕎麦とのセットメニューである。サラダ付き。

平日のみの日替わり定食は780円。この日は寿司5カンと、冷やしとろろそばのセット。、まあまあだろう。ただ、この日は「かねまつ」が漁がないという理由で臨時休業していたため、このお店に行ったという事情があり、魚は漁がなくとも出せる状態のものという意味で、必然的に「かねまつ」の質とは比べ物にならないといえるであろう。
しかしこのお店は、魚系より、やはり肉系、それもフライ物がメインの店だな。

例えば、この780円の日替わり定食は、チーズ入りチキンカツの中華風あんかけという凝ったもの。これにサーモン刺身、れんこんのきんぴら風煮物、野菜サラダ(キャベツ、玉ねぎ、セロリ、プチトマト)、たくあん、汁物は「わかめうどん」。このうどんもゆで麺ではなく、腰のある生麺である。
どちらにしても、僕の近くには、こうした旨くて安いものがたくさんあるから、なかなかスマートになれないのである。
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