僕は時々眠っている時に見た夢を、かなり鮮明に覚えていることがある。おそらくその夢は、覚醒直前のレム睡眠時に見る夢なのだろうと思う。

先日も自分が講演を行っている夢を見たが、そこで僕は非常なる困惑の中にいた。僕が一生懸命に話をしているのに、誰も僕の話に耳を傾けてくれないという夢である。隣の人同士でおしゃべりをしたり、講演内容とは関係のない声が会場に飛び交ったり、どうしたらよいのかわからないと思っていたところで目が覚めた。体は汗で濡れている状態だった。

そのような夢を見るということが、どう言う意味かわからない。その夢を見たときは、ちょうど新しい講演テーマを考えている時期だったので、そのことが何らかのプレッシャーになっているのだろうかと考えたりしたが、新しいテーマや内容を考えること自体は、僕にとって苦しみではなく、むしろ楽しみながら考えていると言えるので、そうではないような気もする。

どちらにしても夢の細部は忘れてしまっているので、気にかけないようにしているし、実際に数日後には、そういう夢を見たことも忘れ、そのことで何かの影響を受けることはない。

しかし実際に、夢のような状況となったら嫌だろうな。というよりそれは背筋が凍るほど怖いことだと思う。

僕の講演会もいろいろであるから、必ずしも自ら進んで講演を聞きたいと思った人だけが受講しているわけではない。たまたま所属している組織・団体の研修会の中で、僕が講演をすることになっていて、受講者の方は業務命令でそこに参加しているだけで、積極的に僕の話を聞きたいと思っていない場合もあるだろう。そもそも僕のことを全く知らない受講者もいることだろう。それらの方々も、聴いてみたらすごく話の内容に引き込まれて、役に立ったと思える話をするように心がけているつもりである。

そうであれば講演で話す内容が、実現不可能な架空論、理想論で終始してはならない。自分の行ってきたことを、結果とともに分析的に解説でき、受講された方が仕事に行かせる具体論でなければならないと思う。

そのことを忘れないで、自分自身もせいぜい勉強して、受講者のみなさんが聴き逃したくないと思えるようなお話をしたいと思う。

全国各地で講演をして歩いている僕であるが、不思議なことに地元の登別市で講演することはほとんどない。しかし次の日曜日(8月18日)は珍しく、幌別の鉄南ふれあいセンターという場所で、「人を語らずして介護を語るな〜誰かの赤い花になるために」というテーマで、介護実務に関する講演を行うことになった。

これは北海道社会福祉士会・日胆地区支部主催の「福祉寺子屋事業」として行うものである。この事業における講演は昨年に続いて2年連続で、昨年は室蘭市の老健・憩を会場に、「認知症の理解」というテーマで講演している。今年も再度依頼を受け登別実施が決まった。

出版記念シンポ
画像は別会場での講演の様子

僕は日本社会福祉士会と北海道社会福祉士会に所属しているし、日胆地区支部は3年前まで副支部長を勤めていたという縁があり、依頼を受ければ断れないので、2年連続の講師役を務めるわけである。今回お話する内容は、この地域の講演では過去一度もふれなかった内容が多く、このテーマで全国各地で今までお話してきた内容をバージョンアップして、新しい事例を組み込んだりしている。そう言う意味では、受講者の方にも良い情報提供が出来ると思う。

何より、介護の仕事を続けるモチベーションを得たかったり、介護を通じて元気になれる方法論を知りたい方にはお勧めの内容になっていると確信している。お盆明けの貴重な日曜日であるが、お近くの方はぜひ会場にお越しいただきたい。入場は無料で、事前申し込みもいらないので、当日ふらっとおいでになっても構わないが、駐車場はさほど広くないので、お早めにお出てになるか、近くの広い駐車スペースに車を置いてきていただきたい。

この研修会に参加することで、地域の様々な関係者の方との繋がりができる機会にもなるだろう。日胆地区の社会福祉士会の山下会長(製鉄記念病院ソーシャルワーカー)は、まだお若い方であるが、とても気さくで親切な方ですし、そのほか介護サービス事業所の仲間がたくさん来てくれるので、それらの方々とも気軽にコミュニケーションが交わせる機会であり、人脈形成の絶好の機会である。ご希望者は、研修会終了後、少し時間待ちはあるが(役員会が行われるので)、懇親会にも参加可能である。

それでは会場でお会いできることを楽しみにして待っています。日曜日の13:30〜鉄南ふれあいセンター 3階ホール(登別市幌別町3丁目17−1)でお会いしましょう。お近くの方でFBを利用している方時は、シュアお願いします。
介護・福祉情報掲示板(表板)

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