先週末の土・日は熊本市と舞鶴市で講演を行ってきた。今日の記事は北海道〜熊本〜舞鶴の旅の紀行文のようなもの。肩の力を抜いて読んでいただきたい。
熊本市の講演は、土曜の午前からであったため、前日の夕方に現地入り。午前中は通常業務を行って、午後から空港に向かったため、列車内で遅い昼食を摂った。函館発、札幌行きのJR特急列車の中で売られている「幕の内弁当」1.000円である。

野菜とチクワの煮付け、きんぴらごぼう、卵焼き、かまぼこ、鮭、鶏の照り焼き、ホタテの煮物、しいたけの肉詰めフライ、エビシューマイetc。定番の幕の内と行ったところか。味はまずまずだった。
熊本といえばゆるキャラ人気No1「くまモン」である。実は今年の3月に行った僕の出版記念講演in洞爺湖に駆けつけてくれた、水俣市・白梅の杜、宮本施設課長から、くまモンピンバッチをもらっていたので、それをスーツにつけて熊本に乗り込んだ。そうしたら熊本講演の2ケ所目の主催者である、特定医療法人成仁会・くまもと成仁病院の矢野理事が、そのバッジを見て、私の持ってるのもあげるということで、ピンバッチが2つになった。

熊本講演の2つの会場では、このピンバッチをつけて講演を行った。
今回の熊本講演のきっかけは、国の成長分野等人材育成支援事業である「介護職員育成研修」を受託されていた、「ふりーだむしごとセンター」が、「信頼関係を形成するコミュニケーションと他者理解」というテーマで6時間の講義を行うことができる講師を探して、矢野理事に相談したところ、かねてより僕の著作「人を語らずして介護を語るな」シリーズを読んで共鳴してくれていたという理由で、僕を推薦し、それがきっかけで講師役をお受けすることにしたものだ。そのため5/18土曜日は、10:00〜17:00まで講義を行う予定であったが、その機会に夕方にも時間を作って、くまもと成仁病院の職員研修としても講演をして欲しいという要望があり、一日に2講、8時間という異例の予定になったものだ。
ということで講演前日の5/17金曜日の19:00過ぎに熊本空港に降り立った。登別はその日最高気温が16度で、桜がやっと咲き始めたという時期だったが、熊本は日中の最高気温が29度。夜7時を過ぎても汗ばむ陽気だ。僕はそれを予想して、今シーズン初めて「ヒートテック」を脱いできたが、スーツの上着もいらないほどであった。当然ホテルでは、今年初めて「冷房」のスイッチを入れた。
ところでこの日の夕食をどうしようかと思って、ホテルのフロントでお薦めのお店を尋ねたりしたが、近くにお店はあるものの、ひとりで知らない店に入り、寂しく食事するのも億劫に思えた。そこでセブンイレブンでハイボールと、ちょっとした食べ物を買ってひとり飲み。

やきとり1本。さきいか、ハムたっぷりマカロニサラダと、山芋の醤油漬け。

締めは、バリカタ麺のとんこつラーメン。
さて、翌日は講演本番。合計8時間講演という長丁場である。まずはフリーダム仕事センターでの成長分野等人材育成支援事業としての講師役を10:00〜17:00(昼休み12:00〜13:00)である。受講者は地元の介護サービス事業に従事する介護職員18名。

講義内容は以下の通りである。
10:00〜11:00
自己覚知と相談援助の原則から考える他者理解〜受容と共感的理解の方法論
11:00〜14:50(12:00〜13:00休憩)
自立支援とは何か〜介護の理念から作り出すケアの方法論
15:10〜17:00
終末期支援から考える利用者と家族の心理に寄り添う方法論
皆さん最初から最後まで熱心に聴いてくださった。受講者の方々との距離も近くて、ひとりひとりの表情もよく見え、とても話しやすい講義だった。
予定時刻に講義を終えた後、車で15分ほどのくまもと成仁病院に移動。18:00〜20:00まで、「人を語らずして介護を語るな〜誰かの赤い花になるために〜」というテーマで講演を行った。この講演は同病院と関連施設職員の職場内研修と聞いていたので、100人くらいの受講者かなと想像していたが、なんと受講者は450人超。しかも会場は、同病院内に併設している通所リハビリ事業所の訓練室。ここが450人入っても余裕のある広さである。聞けば、通所リハビリ利用者は1日に200人以上とのこと。セラピストの数だけで何十人もいるということであった。
そういえば、この病院に着いたとき、なんとなく違和感を覚えた。どういう違和感かといえば、敷地がすごく広くて、病院の建物も大きいのである。敷地内には一般市民が利用できるスパランドもある。よく聞くと敷地面積が9.000坪を超えているそうである。びっくり仰天とはこのことである。ちなみに同病院の理事長は医師ではなく税理士だそうである。事務長は元銀行マンということで、経営のプロ集団であった。
同病院の正面玄関の横には、大きな焼肉店が・・・。これも病院の設備で、同病院と牧場のオーナーが共同経営している、牧場直送の焼肉店。土曜日ということもあってか、地元のお客さんで繁盛している。牧場直営の物品販売コーナーにもたくさんのお客さんが来ている。
同病院の講演も、無事、盛況のうちに終えたが、そのあと理事長、院長をはじめとした幹部の方々とオフ会。場所は勿論、この焼肉店である。

馬もつの味噌煮。これ柔らかくて味も最高。ペロッと一気に食べてしまった。

馬刺しである。これをオニオンスライスと生姜醤油で食べた。馬刺しは何度か食べた経験があるが、その中でもこの馬刺しは最高だった。肉の甘味というものは、こういう味なんだと思った。
北海道で馬刺しを食べる機会はほとんどないし、食べるとしても冷凍で、場合によっては解凍不十分で凍ったままの肉が出ることもあるし、とてもじゃないがこんな馬刺しは味わえない。・・・ところがこの馬肉。実は産地は北海道で、この日出された肉は日高の牧場が生産した馬とのことである。

馬刺しのあとは、いよいよステーキ。霜降りの2種類の牛ステーキは柔らかくてとろける美味しさでした。野菜には一切箸をつけず、肉オンリーでお腹いっぱいとなった。
翌19日(日)は9:35熊本発の飛行機で伊丹空港に移動。京都府舞鶴市の社会福祉法人・大樹会設立30周年式典の中で記念講演を行うためである。雨がそぼ降る中、空港に到着すると大樹会の地域包括支援センターのセンター長で、フェイスブックでもつながっている柴田さんが迎えに来てくれていた。講演会場である舞鶴市政記念館まで100分くらいのドライブとなるが、途中舞鶴市内の社会福祉法人が経営するフランス料理店で昼食をご馳走になった。

前菜は、海老とサーモンと野菜のマリネ。とても美味しかった。

スープは、あさりのチャウダー。

メインディッシュは6品の中から選択できたが、僕は子羊のソティーをいただいた。これで前々日〜鶏、馬、牛、羊と4種類のお肉を食べたことになる。この子羊もとても柔らかく美味しかった。残念ながら講演前ということでワインを飲むわけにも行かず、水とコーヒーをいただいた。デザートにチョコレートケーキとアイスクリームなどがでたが、これは撮影し忘れた。
さてお腹もいっぱいになったところで市役所敷地内の講演会場に移動。赤レンガの素敵な建物である。14:30〜の記念式典のあと、15:00〜17:00までの講演である。

講演前の動作確認の時のショット。

大樹会・特別養護老人ホームやすらぎ苑、大橋裕子理事・施設長のご挨拶のあとにお話させてもらった。ちなみに同会は法人設立昭和57年、施設開設昭和58年4月1日ということで、これは当社会福祉法人・登別千寿会、特別養護老人ホーム緑風園と全く同じ歴史である。そう言う意味での親近感を伝えながら、介護サービスに必要な職業の誇りなどを話させていただいた。
講演後は、僕の書籍販売とサイン会。たくさんの皆さんに本を買っていただき恐縮である。
サイン会を終えた後、講演会場でそのまま懇親会。

1時間ほど懇談したあと、翌朝一番早い北海道行きの便で帰られねばならない僕は、伊丹空港内に併設されている大阪空港ホテルまで送っていただき、お風呂に入って、そのままバタンキュー。

今回泊まった部屋はダブルルーム。勿論ここにひとりで泊まるわけであるが、ダブルルームの一番の利点は、バスタオルやフェイスタオルがそれぞれ2枚あるということ。シングルだと1枚であるが、夜と朝の両方、お風呂に入ってゆったりしたい僕のとっては、それらが2枚必要なのである。
宿泊料金は8.800円。空港内でアメニティグッズも充実し、部屋もきれいな同ホテルに、この値段で泊まれるのはお得だと思う。
ちなみに翌月曜日は、午前中のうちに緑風園にたどり着いて、仕事を行ったことは言うまでもない。
講演会場等でお逢いする方の中には、僕が1年の半分くらいは、施設に不在で全国を駆け回っているのではないかと誤解している人がいるが、講演履歴等を見てもらえばわかるとおり、僕の講演は土・日の自分の休みの日が中心である。平日はごく僅かである。今回のように金曜日に出発して、月曜に帰る場合も、金曜日の午前は普通に業務につき、月曜も午前中のうちに施設に戻って、遅れて到着した分は、その日夜まで施設にいるなどで、施設に不在の時間は案外少ないのである。
例えば今週末も、青森〜千葉で講演を行うが、5/25(土)十和田市民文化センターでの講演を17:00に終えた後、七戸十和田駅18:45発の新幹線で東京経由〜海浜幕張向かい、23:06に幕張着。翌日5/26(日)の朝8:30〜10:30まで幕張メッセで講演を行い、そのまま13:30羽田発の飛行機で北海道に帰ってくるというような強行日程になったりするわけである。
まあ、それも良い経験だろうと思っている。
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※5/18(土)は、何処で接待か? 家族で予想し(あぁ〜じゃない、こうじゃない〜)と、・・・、
結論は、例の焼肉屋と思いまして♡、
隣の温泉で、(本を購入し、サインを頂こうと) 20時まで待機しておりました。
アセスメントは当たりましたが、もう一歩の勇気と行動力がありませんでした。
私としたことが・・・・
前日も接待と思いきや、お一人で食事とは、・・・穴場でした!
介護の現場等、今後の事を想定し、検討していく癖がありますが、まだまだ、先を読む力が不足してました。
美味しいお店をご紹介すれば、よかったですね♡ 残念!
※「くまもんバッジ」かわいいですね♡ 、宮本課長もそういう趣味があったとは♡
私は、熊本県介護支援専門員協会会長のはめていたバッジを拝見したことがありますが、masaさんが二人目です。
実は、私も大好きで、筆箱、メモ帳、手提げバック、ノート、ハンカチ、ペン、消しゴム、メガネケースまで、そろってます!
本物のくまもんを間近で拝見すると、動きが面白く、思いっきり、和みますよ♡