3月9日(土)〜10日(日)にかけて、北海道を2つの大きな低気圧が相次いで通過し、大荒れの天候となった。

そのため土曜日から1泊2日で予定されていた、「masaの出版記念講演in洞爺湖」に参加できない人が出るのではないかと心配したが、飛行機やJR列車の到着時間に1時間以上遅れが出たりしたものの、全ての人が会場まで到着でき、翌日の日曜日もダイヤが多少乱れたものの、全員がその日のうちに目的地まで帰ることができた。これは本当に奇跡的なことである。参加者の皆さんの熱い思いが天に通じたのではないfだろうか。皆さん本当にお疲れ様でした。

今回は41名の方が参加された。道内の方以外にも、鹿児島県、熊本県、福岡県、富山県、和歌山県、大阪府、神奈川県、宮城県などからの参加者もおられた。

僕は事前準備のためと、洞爺駅に到着する方々の送迎車の運転のために、一足早く会場である「洞爺湖畔の宿かわなみ」に13:00頃到着。この宿は、僕が大学時代に一緒に社会福祉の勉強をしていた同級生がオーナーをしている宿で、女将さんも同じ大学の英文科にいた同級生である。おふたりとは大学時代から親しくしてもらっていた友人である。

僕がついた時間の洞爺湖は、まだ雪が降っておらず、曇り空から時折日差しが覗き、湖の向こう側にうっすらと羊蹄山が見えている。
洞爺湖と羊蹄山
画像真ん中の向こう側にうっすらと冠雪している山が見えるが、これは蝦夷富士とも呼ばれている羊蹄山である。宿の玄関付近から写したものだ。このように「洞爺湖畔の宿かわなみ」は湖畔に面して道路を一本隔てただけの所に建っているので、洞爺湖が一望できる。しかも湖の面して桟橋もあり、夏はボートなどに乗ることもできる。なによりこの宿は、源泉かけ流しの泉質の良い温泉と、おいしい食事で穴場として押さえているリピーターの多い宿だ。それにオーナー夫妻の温かなもてなしがあるのだから、おすすめの宿である。

masaの出版記念講演
オーナー手書きの垂れ幕が正面玄関に飾られていた。

14:00過ぎあたりから、遅れていたJR特急も洞爺駅に到着し、オーナーと僕とで2台の車を出し送り迎えをしていると、自家用車やレンタカーで到着する人も三々五々と集まってきた。
花束贈呈

講演会場
予定通り16:50〜110分の予定で講演開始。その前に同級生からサプライズの花束贈呈が有り、嬉しいやら、照れるやらである。

講演も参加者全員が熱心に聴いてくださったが、メインはこれからあとの食事会と、その後の2次会での語り合いである。この会場で初対面の皆さんが多かったのに、すぐに打ち解けて、皆さん和気藹々とお話され、熱心に話し込む様子が見られた。

今回はオーナー夫妻の配慮で、12.000円という破格のお値段で、豪華な食事に加えて飲み放題セット。しかも1次会だけではなく、時間制限なしの2次会まで含んでのことである。ありがたいやら、申し訳ないやら、持つべきものは友人である。
オーナー
女将さん
宴会に一緒に参加してくれて、和歌山県の谷さんと談笑するオーナー川南和彦氏。その傍らで忙しく料理やお酒を運ぶ我らがマドンナ、恵美子女将。

夕食
食事もこの豪華さ。地元でとれた海鮮酒蒸し鍋は、海鮮出汁たっぷりのスープで締めにおじやをつくり、それになんとたっぷりのイクラをトッピングして食べるというもの。夢中で食べさせていただいた。しかも料理はこれだけではない。
奥洞爺牛
最近とみに注目度が高くなってきている、「奥洞爺牛」のステーキが出された。肉質が柔らかであるが、しっかりしたお肉の味が食欲をそそる非常においしい牛肉である。この他にも天ぷらやら次々と料理が出てきて、これじゃ儲けは0だろうと恐縮至極である。しかも料理の味が全部うまい。

夕食会場3
夕食会場2
夕食会場
参加者のみなさんも満足していただいたことと思う。ちなみに僕は、神奈川の栗田さんがお土産に持ってきてくれたバランタインの24年で、ハイボールを作って呑んでいた。

宴もたけなわとなってきたところで、余興として神奈川の岡さんと、札幌の鬼頭さんが登場。漫才を披露してくださる。
漫談
漫才2漫才
岡さんが台本を書いてきたとのことであるが、実はこの二人はこの日が初対面である。フェイスブックでコミュニケーションを交わしているとはいっても、この違和感のない息の合い方はなんなのだろう?ちなみに岡さんは、「人見知り」だそうである。大いなる勘違いだと思う。(笑)

漫才は前座。今日のメインは、我が北海道が生んだフォークシンガー、松山千春onステージである。
千春
千春2千春
なに?千春じゃないだろうって?目が悪くないか、立派な千春頭をしているではないか。
貞任
実は彼の本名は竹田貞任クンという。僕の心の師匠である、有料老人ホーム、ラ・デュース恵み野の武田施設長さんの息子さんで、子供の頃から知っているのだが、北大卒業後、お父さんと同じ仕事がしたいと、札幌市内の有料老人ホームで相談員をしている。素晴らしい青年に育ってくれたが、歌とギターが玄人はだしである。みんなびっくりして聴いていたぞ。
竹田貞任
僕もすっかりミーハーになって、宿の従業員さんを引っ張って写真に写ろうとしていたら、後ろで何やら女将が怪しい動きを・・・知らぬ間に断髪式が行われていたらしい。しかし千春といえば、貞任だけに任せてはおけまい・・・。ということで、もうひとりの千春登場。
masa山千春
masa千春
盛り上がった1次会を終え、会場を畳べやに移して2次会を行った。2次会の乾杯の音頭は、昨年まで鹿児島国際大学の教授をされておられた古瀬先生にお願いした。先生は現在も鹿児島国際大学福祉社会学部介護福祉コース1年で「社会福祉概論」を1年間30回の講義と、鹿児島県立短期大学生活科学科2年に「社会福祉論」の講義を担当されている。先生、わざわざ鹿児島から駆けつけて下さり、ありがとうございます。
2次会
それにしても、2次会会場にまでオードブルが用意されている。オーナーありがとうございます。

2次会は時間無制限なので、一旦お風呂に入って途中から参加する人もいたり、和気藹々の雰囲気の中で、気がつけば朝の3時過ぎまで続いた。僕は最初から最後までこの会場にいて、かなり飲みすぎ。2次会会場での記念撮影の記憶も、いつの時間に撮影したものか記憶が・・・。
2次会2
2次会
2次会3
ツーショットで写っているのは、大学時代の同級生・山西チカシさん。彼女とはクラスが違ったので、大学時代はそんなに親しかったわけではないが、数年前、北海道社会福祉士会の研修で、偶然同じグループワークメンバーになって依頼、社会福祉士会役員関係の仕事などでいろいろとお世話になっている。本当に良い友人だ。もちろんそれ以上の特別な関係があるわけではなく、親友である。

彼女は現在網走の医療機関で、医療ケースワーカーをしている。道内といっても網走は遠いため、女満別空港から飛行機移動が必要で、そちらの天候が悪くて、道外の人より帰ることができるか心配したが、無事日曜の午後の便で帰れたそうで一安心。今回の出版記念講演でも、影でいろいろと手伝ってくれて大助かりだった。

大学時代の友人夫妻の宿で、大学時代の同級生に手助けしてもらって出版記念講演を行うことができる僕は、本当に幸せ者である。ありがとう。

夜遅くまで飲んで、朝露天風呂で3時間近く寝込んだというツワモノも現れたが、皆さん翌朝はスッキリとした目覚めで、朝食を食べられなかった人もいないようだ。
朝食
かわなみの朝ごはんも豪華でおいしい。イカ刺しに感動している人も多かった。
窓からの景色
僕が泊まった部屋から見える、この日の洞爺湖。
帰りのロビー2
帰りのロビー
帰られる皆さんを送り迎えして、最後に残った方とも名残を惜しんでお別れ。でもまたいつかどこかで会えるでしょう。

オーナーは、今回の参加者が、介護を熱く語りあっている姿を見て、さらにそれらの話の中身がポジティブで、仕事に対して、あるいは職場に対して、不満や悪口を口にしている人が一切なかったことに非常に感動されていた。そういう仲間が集まってくれて僕も非常に嬉しかった。

この日、皆さんそれぞれの目的場所に移動されたが、神奈川の岡さんと、栗田さん、宮城の畠山さん、札幌の鬼頭さんが、僕が白本で紹介しているお店のカレーラーメンをぜひ食べて帰りたいとのことで、室蘭市に寄り道。
カレーラーメン
ふじ亭のカレーラーメンを頼んだのだが、本州の3人の方は、それぞれカツカレーラーメン、ザンギカレーラーメン、エビフライカレーラーメンを注文。美味しかったですか?

僕にとっては最高に楽しく、最高にしあわせな二日間であった。洞爺湖まで駆けつけてくれた皆さんと、いつも応援・協力してくれる川南夫妻、本当にありがとう。心より感謝申し上げます。

最後に、参加された方がこの会の様子をブログ記事にしてくださっているので、それをいくつか紹介したい。

まず大阪から参加された、井上登紀子さんのブログ『人を語らずして介護を語るな 北海道洞爺湖出版記念講演に参加』
鹿児島国際大学前教授・古瀬哲先生のブログ『 北海道の空気(3月9日、masaさんの世界』

他にもブログ記事にされた方がいたらURLを紹介して頂ければ、随時ここに追記したい。

今回の講演会は、感激と感動の連続で、僕にとってはとても思い出に残る会になった。来ていただいた皆さんには心より感謝を申し上げたい。本当にありがとうございます。

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