僕は小・中学校の友達からは、「キック」と呼ばれている。高校や大学のころの友達からは、「マサ」と呼ばれている。小・中学校の頃の友人は、高校生以降の僕が周囲の人から「マサ」と呼ばれていても、今でも「キック」と呼ぶ。
だから僕の同級生が、「キック」と呼ぶか、「マサ」と呼ぶかで、いつの頃の友人か区別がつくと思う。しかも「キック」と呼ぶ友達も、「マサ」と呼ぶ友達も、この年になってもまだまだたくさん交流があるってことが僕にとっての財産である。
彼らとはフェイスブックでつながっていたり、全国各地でなんかの機会に飲み会をしたり、たわいのないことで電話がかかってきたり、本当に我が良き友である。そしてそれは男子に限らず、女子もたくさん含まれている。ありがたいことだ。
そんな友人たちには、僕の本を送ったりしている。もちろん介護関係者ではない友人の方が多いので、福祉や介護の知識を持っている人たちではない。
1月に刊行された「人を語らずして介護を語るな THE FINAL 誰かの赤い花になるために」を彼らに贈った際に添えた文書の最後尾に、こんな言葉を添えた。
『追伸:本冊子の発刊前日にあたる平成25年1月24日早朝、5年間患っていた母が逝去いたしました。本冊子232頁の「母の一年」が私から母への最後の贈り物になりました。』
そしてその本を贈った友人からメールや電話をいただいたりしている。そんな中に、こんなコメントを送ってくれた友人がいる。
キックから送ってもらった新しい本、ほんのちょっとだけ見てみました。制度のこととかよくわからないので、気になっていたお母さんのところを少し。こういう歳になったんだな―。お父さんなくなってもう6年?も経つんだね。菱光のページに書いてくれてたのがそんなに前の事だったんだ。その後5年はたいへんだったね〜(中略)子供のことを許すとか許さないとかいう存在ではきっとないよね。キックが迷いながらも一生懸命お母さんの面倒を見ている時も、俺が楽しそうにしている今の母親を放置している時も、親はいつも子供のことを心配し続けているように思うよ。自分より子供のことを心配するんじゃないのかな?〜(中略)ずっと命と人間愛の疑問の中での仕事は大変だと思いますが、答えのない道を明るく照らしてくれる本だと思います。素晴らしい仕事ですね。これからもアドバイスお願いします。がんばってくださいア〜ンドがんばります!!
彼とは、小学校の時から僕が半年間通った名寄高校までの間の友人である。心のこもったありがたいメッセージに勇気づけられた。
中学校を卒業してから一度も逢っておらず、九州宮崎に嫁いだ同級生女子とは、フェイスブックやメールでやり取りしているだけだが、彼女からはこんなメッセージが届いた。
ありがと〜\(^o^)/着きましたよ。サインまで…ありがと(^_-)少し読みました!高校時代の事は知らなかったのでなんかワクワクしながら読んでます。何かお礼でも…キックは焼酎は飲むんだよね…宮崎の焼酎でも送りますね…首をながーくして待っててくださーい(^-^)v
彼女とは中学卒業以来あっていないので、名寄高校から岩見沢西高に転校した経緯も、それ以降のことも知らないんだ。そこに興味を持ってくれたことも嬉しい限りだ。
それから、こんな素敵な礼状もいただいた。

送り主は、当施設併設デイサービスの利用者さんである。僕の新刊を読むのを楽しみにされていた方であるが、発刊前に入院されてしまった。それでも本をすぐ手にしたいとのことで、デイサービスの副主任がお見舞いついでに本を届けたところ、このような礼状が送られてきた。「近いうちに、きっときっと退院し、緑風園に帰ります」という力強い言葉が書かれている。ありがたいことである。一日も早く「お帰りなさい」と迎えたいものだ。
一冊の本を出すたびに、それをきっかけに昔からの友人や、周囲の人々からいろいろな声をかけていただけることがありがたい。こういう縁ある人々との繋がりによって、僕は今日も前を向いて歩き続けることができる。それはとても幸せなことだ。
一昨年から今年にかけて、毎年1/25に発刊したこのシリーズによって、僕の運ばれてきた無数の目に見えない愛情を感じながら、完結編をあらためて感慨深く読んでいるところだ。
原稿を書いていた時の様々なことを頭に浮かべながら、苦労はしても、やっぱり書いてよかったとしみじみと思ったりしている。
読者の皆さん、本当にいつも応援ありがとうございます。本シリーズは、今回のファイナルをもって、一応の完結とさせていただきますが、また別の形で本という形でお披露目できるものがあるかもしれません。その時は、またよろしくお願いします。
ところで昨日出版社から
第3弾も好調な売れ行きを頂き、菊地様ならびにご愛読の皆様に本当に有り難く感謝申し上げます。さて、おかげさまで第2弾も相乗効果もあってか、在庫薄になってまいりました。第3刷りとして3月15日に発行致しますことをお知らせします。なお、お気づきの誤植等がありましたら、お知らせ頂ければと思います。
という連絡を頂いた。ありがたいことである。これもひとえに応援してくださる読者の皆さんのおかげである。本当に感謝申し上げます。なお出されたばかりの第3弾赤本と、増刷される第2弾黒本の誤植等に気がつかれた方はぜひ教えていただきたい。これも重ねてお願い申し上げます。
第3弾完結編の売行きも好調とのことで、すぐ第2刷増刷になるだろう。ということは価値の高い初版本は、もうすぐ売り切れが近いという意味だ。初版を手に入れたい方はお早めの予約を・・・。
(現在までに僕の新刊を紹介してくれているブログ)
デイサービスみのりの家さんの「人を語らずして介護を語るな 菊地雅洋氏の著書 」
古瀬先生の「THE FINAL 菊地雅洋氏の3冊目の本」
洞爺湖畔の宿かわなみオーナーズブログ「腫れのち大雪」
千葉勤労者福祉会さんの「人を語らずして介護を語るな THE FINAL〜誰かの赤い花になるために」
プロレスラーフォーエックスさんのブログ「人を語らずして介護を語るな THE FINAL」
※僕の本をブログ記事として紹介してくれた方は、こちらのコメント欄にURLを記載してお知らせくだされば、随時ここに追加していきます。
第2弾黒本の第3刷増刷が決まりました。

「人を語らずして介護を語るな THE FINAL 誰かの赤い花になるために」の楽天ブックスからの購入はこちらから。(送料無料です。)
「人を語らずして介護を語るな THE FINAL 誰かの赤い花になるために」のアマゾンからの購入はこちらからお願いします。(送料無料です。)
「人を語らずして介護を語るな2〜傍らにいることが許される者」のネットからの購入は
出版社はこちら
↑それぞれクリックして購入サイトに飛んでください。
介護・福祉情報掲示板(表板)
この本、一冊一冊に物語がありますね。人と人がつながるということはこの仕事の原点でもありますし、カタチは多様でもそのつながりを大事にしていきたいです。
当方何とかこの春には開所できそうな感じです。今後ともよろしくお願いしますm(__)m