「人を語らずして介護を語るな THE FINAL 誰かの赤い花になるために」の「あとがき」にも書きましたが、人材難が叫ばれる福祉・介護業界ですが、事業者の増加に必要な人材の数の増加が追いつかないという現状はありますが、有能な人材と言える若い人の数は確実に増えているのも事実です。
それらの人達は、自分たちの実践から得た様々な方法論をエビデンスに変えようと、様々な形で情報発信をしています。我々が若い頃には考えられなかったようなバイタリティーを持って活動している人が確実に増えています。
全国的に名を轟かすような広域活動をしている人だけではなく、自分の活動地域の中で、新しい介護サービスの形を作ろうと、小規模な活動を地道に長期間続けられている人もいます。それは自分の所属する事業経営という形での活動であったり、そこから地域や仲間との知識・援助技術・意識レベルの向上などを目指す活動であったり、やり方は様々です。
しかしそこに共通しているのは、お金儲けのためではなく、自らとつながっている利用者の方々の暮らしを守り、暮らしを作るための新しい方法論を作り出そうとする視点がベースになっているということです。
僕たちが若い頃には想像もつかなかった方法で、僕らが若い頃に持ち得なかったエネルギーをもって、真剣に関わっている若者がたくさん増えていることも事実の一つなのです。
それらの人達の活動を称して、「介護イノベーション」ということがありますが、ただ勘違いして欲しくないのは、イノベーションをスローガンにしている人も居れば、決してそうではなく、ただそこに存在する福祉・介護サービス利用者の暮らしを作るということを目的としているだけの人もいます。
さらに介護イノベーションをスローガンにしている人たちも、決してイノベーションを目的としているわけではなく、つながっている利用者のみなさんの豊かな暮らしを実現するために必要な新しい方法論を創ろうとするためのスローガンとしてそう言う言葉を使っているのです。そして究極的にはこの国に住まう国民すべての幸福を目指して活動しているということです。
我々はそのことをまぶしく見ながら、介護イノベーションという言葉を使ってエールを送っているというだけです。そしてできることをお手伝いしたいと思っているだけです。
3/16(土)に、JR田町駅のすぐ近くにある女性就業支援センター(旧 女性と仕事の未来館) ホール(港区芝)で行う、今回の本の出版記念シンポジウムの第2部では、そうした若い力で活動されている4人のゲストと、トークセッションを行うことになっています。
明日の業界を担う4人の逸材とは、
飯塚裕久氏(小規模多機能型居宅介護「ユアハウス」所長・NPO法人もんじゅ代表)
石井英寿氏(宅老所・デイサービス「いしいさん家」代表)
大塚小百合氏(社会福祉法人蓬莱会 特別養護老人ホーム「ケアプラザさがみはら」施設長)
前田隆行氏(NPO法人つながりの開「DAYS BLG!」理事長)
以上の面々です。若いといっても彼等ももう全員30代ですか。それでも若いですよね。そして彼らの後ろには、もっと若い世代がちゃんと着いてきています。この中で僕が面識あるのは飯塚さんだけですが、このシンポジウムをきっかけにして、ほかの3人の方々と出会い、語ることができるのがとても楽しみです。
詳しくは、「人を語らずして介護を語るなTHE FINAL 誰かの赤い花になるために」出版記念シンポジウム〜介護イノベーション「若い力が日本の介護を変える」をご覧下さい。そしてぜひ、会場までお越し下さい。
全国から、志を高く持った仲間が集まります。シンポジウムの後には、会場のすぐ近くの場所に移動して、懇親会を行います。
僕の出版記念シンポジウムは、今回で3年連続3回目となりますが、この懇親会で知り合って仲間としてつながり、人脈となって協力し合っている方々がたくさんおられます。今回も、ぜひ新しい仲間作りの機会に参加してください。お待ち申し上げています。

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介護・福祉情報掲示板(表板)
出版記念シンポジウム楽しみにしていますし、当日参加させていただく予定です。
多分、ケアレスミスだと思いますが指摘させて頂きます。
>3/9(土)に、JR田町駅のすぐ近くにある女性就業支援センター
は、3/16(土)ではないかと思います。